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【日々挑戦。ここから這い上がるのみ。】高卒ルーキー髙橋快秀投手独占インタビュー

今回は、高卒で徳島インディゴソックスへ入団し、日々成長を続ける髙橋快秀投手にインタビューをさせていただきました!

なぜ高校卒業後の進路で独立リーグを選んだのか?高校時代からの成長はあったのか?
高卒ルーキーならではの視点や今後の抱負を深堀りします!

高卒ルーキーだからこそ聞けるレアな話が盛りだくさん!独立ファンだけでなくNPBを目指す高校球児も必見です!

ぜひ最後までお楽しみください!

※この取材は7月30日に行われたものです。


高校球児の新たな挑戦

⑴ なぜ高卒で独立へ

ー高卒で独立リーグに入団した理由を教えてください

髙橋 高校時代はNPBに行きたいという思いが強く、指名されなかったら野球をやめようという覚悟をもって取り組んでいました。そのため、大学などのお誘いを全て断ってプロ志願届けを提出しましたが、指名漏れしてしまいました。そんな時、徳島インディゴソックスとご縁があり、ドラフトで上位指名を受けるような選手がたくさんいる環境で、もう一度1からプロ野球選手を目指したいと思ったので入団しました。

ー高卒でNPB行くことにこだわっていた理由はありますか

髙橋 やはり若い選手の方が活躍できる機会が多いと個人的には思っていて。若いうちからプロの環境で野球がしたいという思いが強かったので高卒でNPBに行きたいと思っていました。

独立リーグへの加入で野球への考え方や私生活に変化はありましたか

髙橋 食生活やウエイトトレーニングの質や量が変わりました。食生活の面では、タンパク質や野菜を多く取り入れたり、自炊をしたりして栄養バランスを考えるようになりました。得意料理は特になくて肉や野菜を焼くとか内容重視でやっています(笑)
ウエイトトレーニングを頑張ったら体つきも変わってきましたし、実際に体重も10kg増えて球速も3km/hほど上がりました。ウエイトは特に荒木さんや中込さんによく教えてもらっています。

ー高校に比べて練習量は変わりましたか

髙橋 チームとしての練習量は減りましたが、自主的に野球に取り組む時間はとても増えました。自主練やウエイトなどに積極的に取り組んでいるので、結果的に高校時代と同じような練習量をこなしています。

ー当時同級生で負けたくない選手はいましたか

髙橋 英明高校の寿賀弘都選手です。オリックス育成一位指名で、高卒でNPBに行ったので負けたくない存在です。ドラフトで呼ばれた瞬間はまじか、、って思いました。自分も負けていないと思っていたので、余計に悔しかったです。

新入団会見の様子

日々成長し続ける高卒ルーキー

⑴ 独立での日々

ー徳島にきて大変だったことはありますか

髙橋 最初の測定では、全ての種目で最下位だったので、まずは体を作らないとダメだなと思って毎日ウエイトに行っているのですが、ウエイトは結構精神的にしんどいですね(笑)
ただ、最下位だったことに関してはここから伸び代しかないと思ってポジティブに考えることができたので、切り替えてとりあえず這い上がっていこうと思いました。逆にそれが良い刺激になっています。自分より凄い人たちでも指名漏れするんだと思い、だったらそれより上に行かないといけない、這い上がらないといけないというモチベーションに繋がりました。

ー徳島に来てから継続的に実践していることはありますか

髙橋 短距離のダッシュをしたり、練習日はブルペンに入ったりしています。

ー徳島に来てよかったと思いますか

髙橋 周りは上のレベルの人ばかりなので自分を甘やかさないというか、たとえ自分が良いピッチングをしても自分以上の投球をする人がいるので、常にもっと頑張らないととなるところが良い環境だと思います。そういった面でも独立リーグに入ったことは自分の中で正解だったと思いますね。
時間の猶予がない分、日々野球だけに集中して追い込むことができています。NPBに行きたいから独立リーグに入っている訳で、「今やらないといけない」というマインドになっています。

ー幅広い年齢層の選手がいるチームですが、選手同士の関係性はいかがですか

髙橋 同級生は5人みんな仲良くて、プライベートでもご飯に行ったり温泉に行ったりしています。
先輩方との関係性としては、例えば、今までこれをやったから伸びたとか、アドバイスや自分のためになる話を聞きやすい環境でちゃんと教えてくれるので、選手間でも高めあえる環境にあると思います。上下関係は結構緩いと思いますね(笑)最低限のマナーはありますがコミュニケーションも普通に取っていますし、初対面の時は結構先輩から話しかけてくれました

取材中の髙橋投手

⑵ NPB球団との一戦


ーソフトバンク戦での初先発はいかがでしたか

髙橋 高校最後の夏より緊張しました(笑)初回は特に緊張しましたが回を重ねるうちに緊張もほぐれてきて自分の投球ができたと思います。
ソフトバンク相手に投げてみて、結構自分の自信になったのでいい経験になりました。

ープロに対する手応えはいかがでしたか

髙橋 自分の失投とかもあったんですけど、野手もしっかり守ってくれたので抑えられたのかなと思います。でもやっぱりプロなので、甘い球がいったらそこを見逃してくれない所など、レベルの高さも実感しました。

ーソフトバンク戦での課題や収穫はありましたか

髙橋 真っ直ぐや全体的にボールが高いのが一番の課題で、もう少しフォークとかでも狙って三振が取れるようになったら自分の投球も楽になると思いました。
収穫は、ソフトバンクの選手が相手でも空振りとか取れたのでそこはやっぱり自信がつきました。プラスに考えてこれからもしっかり自分のものにしていきたいと思います。

ー初先発のマウンドで最も意識していたことはありますか

髙橋 試合前に意識していたことはないのですが、試合中にはしっかりコースに投げることと、キャッチャーと配球について話して、しっかり投げ切ることを意識するようにしました。

ーソフトバンク戦を終えてからの反響はありましたか

髙橋 あまりなかったです(笑)チームメイトからナイスピーって言われるくらいですね(笑)

憧れの舞台へ

⑴ 高卒ルーキーが目指す場所

ー今後の目標を教えてください

髙橋 今年のドラフトで支配下指名、最低でも育成で指名されることが目標です。
まだまだ体が弱いのでウエイトを頑張って、ボールの質も上げていきたいので、ピッチングでも意識しながら毎日取り組みたいと思っています。

ー支配下指名されるために独立リーグにいる間に残したい結果を教えてください

髙橋 後期最速155キロを目標、アベレージで150キロ目指して頑張ります。

⑵ ファンの方、高校球児へのメッセージ

ー応援してくれているファンに向けてメッセージをお願いします

髙橋 最近試合で全然投げれてないので、これからしっかり調整して試合でもしっかり投げて、ドラフトで指名されるように頑張ります。

ー徳島に入りたい高校生が磨くべきだと思うことはありますか

フロント NPBへの思いや熱量が必須ですね。伸び代とかもちろん見ますが。インディゴには全員NPBにいきたいと思っている選手しかいないので、チームとして同じ方向を向く以上は熱量が一番大切ですね。

ー独立リーグでのプレーを考えている高校球児に向けてメッセージをお願いします

髙橋 高校生が思っている以上に独立リーグはレベルが高いと思うので、入ってみれば良い環境だと思います。独立リーグはスカウトの人に見てもらう機会がとても多いので、それも独立リーグの良さかもしれないですね。
あと、野球にめちゃくちゃ集中できる環境なので良くも悪くも野球のことしか考えない日々を過ごすことができます!
個人的には独立リーグにくるなら、自炊するために料理はできるようになっておいた方が良いと思います(笑)

ーありがとうございました!

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【取材者談】
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

高校時代からNPBの夢を追い続ける髙橋投手。どんな状況でもプラス思考で向上心が高く、もう一度NPBを目指してここから這い上がるんだという強い意志が伝わりました。
一方、高卒ルーキーということで先輩やチームメイト、ファンなど多くの方から可愛がられる髙橋投手の人柄や魅力をインタビューを通して感じることができました。

夢へ向かって日々成長を続ける髙橋投手に今後も目が離せません。


〈取材・記事〉
大仲菜奈