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教員5年続けた結果、自立する能力を失っていた件について

『生きのびるための事務』を読了しました。
只今、多大なる影響を受けておりますので、しばしお付き合いをよろしくお願いします。

とりあえず、お金とスケジュール管理について今日は実践しました。

私が1か月に必要なお金を計算してみたところ、約180,000円でした。
我が家は夫婦と子ども1人の3人暮らし。
賃貸ではありますが、おうちで過ごすことが好きなことや子どもがまだ小さくて防音がしっかりした家がいいこと等から、地方にしてはいい家賃の家に住んでおります。
そのため、夫婦で生計を立てているにしては、私の生活費は結構高額となりました。

そしてスケジュール管理について。
実はここでまた頭を抱えています…。

2024年現在の私のタイムスケジュール


10年後の理想のタイムスケジュール

10年後の理想のタイムスケジュールを作ってみると、どう考えても教員辞めないといけないじゃんという問題に直面しました。
そして、抽象的にしごとって書いちゃいました…。やりたいことが浮かばなかったんです…。汗

とりあえず私は子どもが生まれてからというもの朝が強くなったので、5時に起きて何かを書いてみよう。ということだけはすぐに決まりました。
夜寝る前にぐるぐる考えてしまうことも多いので、朝起きたときに考えて書く時間が確保されていると、安心して眠れそうだと思ったのも理由の一つです。

その後の午前中の2時間と、午後の4時間をどう過ごそうか?
ここで本当に頭を抱えています。
昨日書いた好きなことの中のどれかをしようと思ったのですが、結局、それではお金になる気がせず、家族がいるのできちんとお金は稼いでいかないといけないということで、「しごと」と書いてしまっています。

それに、何も買わなくても息をしているだけで毎月180,000円は必要です。
そこで、私はやっぱり子どもと関わることが好きなので、子どもと関わることだけをさせてもらえて、お金がもらえる仕事を探すのはどうかと思いつきました。

じゃあ、教員してればいいじゃんと思われるかもしれないのですが、
まずこんな自由なタイムスケジュールで働くことは不可能です。
また、教員は子どもと関わる以外の仕事に常に追われすぎています。
各種会議や研修、年間行事の準備、毎年の個人研修、授業計画や指導案作成、校務分掌…。
あげればきりがないほど、どうでもいいやりたくない仕事が湧いて出てきます。こんなに雑務が湧いて出てくるのに、いつ授業準備したり子どものことをゆっくり考えたりすればいいのかわかりません…。
この本の中では、タイムスケジュールの中には楽しいこと好きなこと、やりたいこと、心地いいこと等を書くという前提があるため、教員の仕事は残念ながら私にとってはストレスフルで、やりたくないこととなってしまったというわけです。

つまり、子どもと関わったり、勉強を教えたりするだけでお金がもらえる仕事があれば最高だなと思いました。
たぶんこの本に出てくるジムなら、そうゆう仕事を作ればいいだけですって言うのかな。

すみません、何日か前に教員をしながらできることを考えると宣言したのに大矛盾発言をかましていますね。
どうにか教師として自分が頑張って、学校をもっといい場所にしたい気持ちも強いです。
でもそれと自分の幸せを考えた時に、どちらも叶えることは難しいのかもしれません。

なんだか書きながら今日は頭がぐるぐるなってきました。
今まで何も考えずに、ただ言われたことだけをやっていればお金がもらえていたことはラクだったと思う反面、考える能力を失い、自立できなくなっていたようにも思います。これって本当に怖いですね。

「少なくとも日本の学校の先生は、自立して生きる道を知りませんよ。」

坂口恭平『生きのびるための事務』より


本当にその通りだと思います。
大学生の頃、何個もバイトを掛け持ちながら生計を立てていた時の方が、今よりよっぽど自立していた気がします。

今日はここまで。また明日の自分はどんなことを考えているのかが楽しみです。

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