【終了】第196回 「僕が「シーンを味わう」を思いついた訳。〜enjoy=solution〜」 井上税務会計事務所・所長 井上文人さん
日時 2015年4月21日(火)
場所 シェアスペース iira(いいら)
「まず、1年やってみましょう」
そう言って始めた「シーンを味わう」。
企画書の作成を始めたのは2013年10月9日でした。
企画コンセプトは次のものでした。
存在と記憶の関係というのは、とても哲学的な感じがして、一言で言い表すのは難しい。
でも、それが関係し合っている事を私達は感じ取っている。
私達は、それがとても個人的な感動であったとしても、形に残したいと思うし、 できたら誰かに伝えたいと願う。
では、誰かから聞いた「言葉」を受け取って感じた事は、その人が感じた事と同じなのだろうか?
それを答え合わせする機会は実はあまり無いと思う。
でも、誰かと一緒に食事する事は、数少ない「その機会」になってくれる気がする。
普段は無口でも、美味しい物は人の口を開かせる。
そこにぎこちないとしても「会話」 が生まれ、例え、それぞれの感じ方は違っていても、「理解」が始まる。
それは本当に大切なことだと思う。
そんな場をここで作ってみたい。
1年が過ぎ、このコンセプトの入り口には立てたのかな?という気がしています。
このコンセプト、これに気付くのに二つのきっかけがありました。
それは
「ここで暮らしてきた」という事実、と
「ある入学式での式辞」でした。
その事についてお話ししたいと思います。