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【終了】第460回得々三文会「冬至占の話」白倉研究所・白倉信司さん【リアル!(+web)】

日時 2021年12月21日(火)   

発表者は、白倉研究所 所長・白倉 信司さん。

【発表内容】
テーマ:「冬至占の話」

■告知文:
陰陽の概念でできている「やまとことば」をルーツとして中国大陸で体系化された後、日本に逆輸入された「易経」に「冬至占」の教えがあります。冬至占とは冬至の日の早朝来年の運勢を易占いで予測することです。
64卦中の24番目「地雷復」の大象伝に次のように書いてあることが冬至占を行う根拠になっています。
復の時は、雷(下卦震・長男)が大地(上卦坤・母)の中に潜んでいる。未だ微弱な陽氣だから大地(母)の中で着実に力を養っているのである。
 昔の王さまは、復(一番下に陽が復って来た)の形に倣って、一陽来復する(陰氣が最大に達して最も日が短くなった次の瞬間、陽氣が下から復ってきて、漸次に日が長くなって行き始める)冬至の日に関所を閉ざして(経済活動や社会の動きを停止して)商人旅人の足を止め(仕事先から自宅に戻り)、自らの巡幸も休み(日頃の活動をお休みして)、陽氣を養い育てる(冬至占を立て来年の運勢を前知して氣力を養い育てる)のである。

■プロフィール:平成九年山梨県庁退職、経営コンサルタントとして独立。
その後、日本の心を探求すべく、日本に古くから伝わる古典(古事記、神道、仏教、易経を筆頭とする四書五経等) を学ぶ。
現在、経営指導と古典(日本の心)啓蒙を中心に日本の心を取り戻す活動を展開中。山梨文化学園講師(古事記、易経)