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中居正広さんと香取慎吾さんの共演で考える、テレビや芸能界における暗黙のタブーの罪

この番組は重かったですよね。

間違いなく歴史的な番組だったし、歴史的な日として振り返ることになる出来事だとは思うんですが。

2人が個人的にも連絡しづらい関係になっていたならまだしも、メールで連絡を取り合っていたのにこうやって番組になるとこの空気になるということに、現在の芸能界の特殊性を強く感じざるを得ませんね。

もちろん人間なので、過去の経緯で話しにくくなってしまうことは誰でもあると思います。
今回、唯一名前が出なかった、木村拓哉さんとの間の関係は多分全く違う気がしますし。

でも、この2人の場合は、連絡を取り合っていたのに、テレビ番組で2人で出るのが従来であれば暗黙のタブーだったという前提があるから、この空気になってしまうわけですよね。

ある意味、業界側では従来の暗黙のタブーの方が常識だったんだとは思うんですが、公正取引委員会が問題提起したように、一般人からすると、6年も共演が許されなかったという暗黙のタブーの存在の方が理解できない気がします。

7年前のSMAP解散発表についてのできごとを、鈴木おさむさんが7年近く経って小説という形でなんとかカミングアウトされたことを思いだしてしまいました。


ジャニー氏の児童虐待問題に対するテレビ局の報道姿勢に問題意識を持って、オリエンタルラジオの中田さんがYouTubeで詳細解説をされたのも非常に印象的な出来事でしたが。

やはり、もう今は昭和ではなく、令和になっているわけで、こういった一般人からは理解しにくい業界ならではのタブーというものは、一つ一つ終わらせていかないといけない気がします。

なんといっても、暗黙のタブーによって犠牲になっているのは、タレントの方々の自由であり、そのタレントのファンの方々なんですよね。

そういう意味で、今回1つのタブーを壊してくれた松本人志さんとフジテレビの番組スタッフには本当に感謝しかありません。

他の番組や他局の方々も、これに続いて、日本の芸能界のおかしなタブーを一つ一つ壊してほしいなと期待する次第です。


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