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8月23日(月)に元P&Gの大倉さん、サイボウズの大槻さんと、社会を動かす企業広報について議論します。

8月23日(月)19時に「社会を動かすメッセージの届け方とは?」というテーマの等身大の企業広報イベントでモデレーターを担当しますのでご紹介。

今回登壇頂くのは、元P&Gの大倉さんと、サイボウズの大槻さんです。


大倉さんは、つい最近P&Gを退職して独立されたばかりなんですが、個人的にはここ数年で最も勇気を頂いたパンテーンの「#HairWeGo」というキャンペーンを手掛けられた方です。

このキャンペーンは、パンテーンが商品のプロモーションではなく、日本の就活や校則に対する問題提起をすることで、日本の女性の自由な髪形を応援していくわけですが、私が最も驚いたのはパンテーンがながらく売上を落としていた中で、このキャンペーンによってV字回復を果たしたという事実。

消費者は、社会的意義がある商品を買う傾向になっているという議論は良くされますが、シャンプーのような商品においてもそれがおこるというのが本当に衝撃的で、勇気をもらえる話でした。
今回のカンヌライオンズ2021で、このキャンペーンはPR部門でシルバーとブロンズをダブル受賞されています。

当日は、こうした一見商品の売り上げに貢献しなさそうなキャンペーンに、どうして舵を切ることができたのか、いろいろとお聞きしてみたいと思います。


もうお一方のゲストの大槻さんは、サイボウズでオウンドメディア「サイボウズ式」を立ち上げ、初代編集長をつとめられていた方です。
今年は取締役にも就任されています。

大槻さんの興味深いのは、オウンドメディアのサイボウズ式をコーポーレートブランディングにも活用されている点。

ムービー「大丈夫」、アニメ「アリキリ」など、サイボウズの働き方改革を様々な手段で発信しながら、サイボウズという会社の認知度を高めていかれた印象があります。

そんなサイボウズのブランディングの特徴が詰まっているのが、昨年展開された「がんばるな、ニッポン」でしょう。

通常の企業であれば、批判を受けるリスクを考えて避けそうな選択を、サイボウズが取れるのはなぜなのか、お聞きしてみたいと思います。


個人的には、両社はいわゆる本田哲也さんが出された「ナラティブカンパニー」で描かれている「ナラティブ」を自社の事業にうまく活かされている象徴的な事例だと感じています。

企業広報という枠組みに収まりきらない取り組みですが、多分新しい視点をいくつも見つけることができるイベントになると思いますので、ご都合がよろしい方は是非ご参加下さい。


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