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ネット炎上は、悪意ではなく正義感によって始まることの方がはるかに多い

これは炎上についての良いまとめ記事。

この記事のネタ元になってる「炎上とクチコミの経済学」を書かれた山口さんに先日グロコムのイベントで初めてお会いしたんですが。
本のタイトルにも入ってるように、山口さんって経済学がご専門なんですよね。

炎上研究というと、どちらかというと社会学とか心理学なのかなと思ってましたが、どおりで山口さんの研究は冷静なデータ分析が軸になってるわけだと妙に納得してしまいました。
個人的にもこの記事で強調されてるように、炎上を意識する際に注意すべきは特に「正義感」と「メディアによる拡散」がポイントだと感じてます。

炎上した企業に限って、山口さん達の研究を元に、炎上をさせる人は0.5%しかいないから、自分が炎上してるのは悪意のあるネットユーザーによる陰謀だ、というディフェンスを展開しがちな印象がありますが。
あくまで炎上の起点になるのは「正義感」であって、悪意で発火できるケースって少ないんですよね。

しかも最近は正義感が起点の炎上だからこそ、メディアもたいして炎上してなくても報道する価値があるということで取り上げやすく、取り上げられることが視聴者の正義感に火をつけてさらに延焼しやすい印象があります。
企業のマーケティングや広報に携わる人は、少なくともこの記事は読んでおくことをお勧めします。


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