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Netflixの「監視資本主義」を見ると、ネットの広告モデルの根本的な構造課題が良く分かります

ネットフリックスの広告と距離を取る姿勢は揺るがないですねぇ。


哲学的なものではない、と明言されてますし、個人的には、会員数の増加に陰りが見えたら、広告モデルを取り入れるんじゃないかな、と勝手に想像してますが。

関連して、ちょうど、ネットフリックスが最近公開した「監視資本主義(原題 The Social Dilenma)」というドキュメンタリーが、面白いのでご紹介。

このドキュメンタリーでは、GoogleやFacebookの元社員が、広告ビジネスの収益の最大化のための仕組みが、いかにプラットフォームのユーザーを操作していくかを、赤裸々に語ってます。

ある意味、Netflixにおいても、AIが我々ユーザーが視聴し続けるように同じようなシステムを運用しているわけで、いろいろ考えるところもあるのですが。
やはり、FacebookやYouTubeの影響力の大きさと、その影響力に広告費というお金を通じて政治家や企業が関与できるというのは、大きな論点になっている模様。

日本では、Facebookの普及率が低い分、あまり議論になってませんが、この「監視資本主義」や「グレートハック」に描かれてるような現状が事実なのだとすれば、既存ネット大手に批判が集中するのは良く分かります。

日本でも怪しげな健康食品系のネット広告が跋扈している印象がありますが、結局儲かるからこそ、いくら倫理観に訴えても、こういう事業者は減らないんですよね。

やはりこういうエリアは規制をかけていくしかないのかな、と感じてしまう今日この頃ですが。

逆にそうした問題提起をしているNetflixが広告サービスを始めたら、新しいネット広告の形を拓いてくれるんじないかと、ちょっと期待してしまうのは、私だけでしょうか。。。


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