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好きなことを好きと発信し続けていると、会えないはずの人にも会えてしまうことがあるという話

仕事柄、できるだけミーハーにならないように心がけているのですが、今回だけはテンションが上がってしまうのを許して頂ければ幸いです。

2月11日のセガさんのイベントで、セガ社長の杉野さんと、BMSG社長の日高さんのセッションをモデレートさせて頂くという非常に貴重な機会を頂きました。

まぁ、一言で言えば、セガの担当の方がこのセッションのモデレーターに私をプッシュしてくれたわけですが。

なんで、そんな信じられない出来事が起きたのか、ここに経緯をメモしておきたいと思います。
(感慨にふけっていて、1人語りで長いので注意。)

2021年12月:半周遅れでTHE FIRSTを見る

まず、恥ずかしながら、私がSKY-HIこと日高さんについてちゃんと認識したのは、つい1年前の出来事です。
正直、私はあまり音楽業界も詳しくないですし、オーディション番組の「THE FIRST」についても、やってるなーぐらいの認識はありつつも、全く見ていませんでした。
NiziUの男性版ぐらいに思っていたのが正直なところです。

それをBESTYの甲斐さんに「SKY-HIさんには徳力さんは興味持つはずだからTHE FIRSTは見た方が良い」と進められたのが一昨年の年末。
はい、もうとっくにデビュー終わってます。
BE:FIRST、めちゃヒットしてます。
アンテナ低くてすいません(汗)

でも、まぁ半周遅れでTHE FIRST見て、すごい感動したんですよね。
その後、丁度DIAMOND SIGNALに日高さんのインタビュー記事が掲載されて、その感想メモを書いたのが、記事での初の言及だったと思います。


2022年1月:YahooにSNS活用の記事を書く

ただ、正直、まだ当時は音楽業界を変えようとしている日高さんには賛同しつつも、BE:FIRSTは普通のボーイズグループの1つぐらいの認識でした。

でも、甲斐さんに、BMSGはSNSのシェアのポリシーが凄いんですよと、BE:FIRSTのガイドラインと日高さんのツイートを教えてもらって衝撃を受けます。

で、丁度「Shining One」が公開されて、すぐに2500万再生とか越えていたのでYahooに記事を書くわけです。


2022年2月:BE:FIRST動画だけYouTubeで跳ねる

さらに並行して、BE:FIRSTのファンであるBESTYの凄さを痛感したのが、YouTubeでした。
当時、私はYouTubeの1人語りの動画に挑戦し始めたばかりで、チャンネル登録者数も200人行くか行かないか程度。

再生数はどの動画も10回行けば御の字みたいな状態だったのですが、BE:FIRSTに言及した動画だけ5000を越えるというビックリ現象を体験します。

BESTYの方々がBE:FIRSTの情報を本気でおしているからこそ、私のYouTubeの動画すら見てもらえるという熱量を痛感した私は、ようやくここでBE:FIRSTが従来のアイドルとファンとは違う関係を構築していることを理解して、SKY-HI&BMSGウォッチャーと化していくわけです。

2022年3月〜5月:Yahooに記事を連投

その後、私はことある毎にBE:FIRSTやSKY-HIさんをネタに記事を書くようになります。
3月には、BESTYの方に教えて頂いたビルボードのツイッターチャートをネタに。

5月にも、BESTYの方のツイートで気づいたYouTubeの切り抜き動画投稿をネタに。


2022年9月 日高さんの講演動画で更にファンに

その後、あまりYahooにBE:FIRSTの記事ばかり連投していると編集部にミーハーだと怒られるかなと思い、自重するようになるんですが。

9月に公開された日経クロストレンドフォーラムの講演動画で、あらためて私は日高ワールドに飲み込まれることになります。

この場では、日高さんは明確に経営者として対談に臨んでるんですよね。
その結果、THE FIRSTの時とはまた違う名言の数々を展開してくれていて、それがまたビジネス側の人間である私にぶっささるわけです。

その後、私は機会があれば日高語録をnoteにメモしては取り上げるということを繰り返すようになります。


2022年12月 ある日突然、その時が。

そして、ある日、セガの友人からメッセが来ます。
「徳力さん、BE:FIRSTや日高さんに詳しいのと、ゲームの文化も理解していただいてるので、対談のファシリテーターをお願いできないかな」と。

正直、最初はあまりに信じられない話なので、何かのドッキリかと思いました。でも、上の内容以外にも凄い細かく書いて頂いてたので、本当っぽかったんですよね。
で、私のチャットの返事の第一声はこれです。

「ま、ま、ま、まじですか。」

カッコ悪いです。

でも、普通信じられないですよね。
日高さんだけでも信じられないのに、バーチャファイターに衝撃を受けてめっちゃ大金をつぎ込んだ私が、セガ社長の杉野さんとも絡めちゃうわけです。

正直、話がうますぎるので、当日まで何かのハプニングで「すいません、あの話無くなりました」と言われるんじゃないかと、しばらく誰にも言えなかったのはここだけの秘密です。


2023年2月 実現しました。

で、最終的にこういうことになるわけです。

正直今でも、あれは夢だったと言われたら、そうかな、と思うぐらい信じられてません。

1年前にTHE FIRSTを甲斐さんに進められていなければ。
その後に書いた記事や動画にBESTYの方々に反響をいただいてなければ。
私がゲーム好きで日高さんウォッチャーなのをセガの友人が知らなければ。

この機会が今日発生することはあり得なかったわけで。
甲斐さんにも、BESTYの皆さんにも、セガの関係者の方々にも感謝しかありません。
本当にありがとうございました。

好きであることを発信しておくということ

まぁ、ここまで長々と書いてきて、振り返ってみると。
単純に、私がYahooやnoteにBE:FIRSTや日高さんの記事を書き続けていて。
私がゲーマーでゲーム大好きなことを知っていたセガの友人が、何度か私の日高さん記事を見てくれていて、今回のオファーをくれた。
という一言で済む話なんですが(汗)

徳力はYahooに記事書いてる記者みたいなもんだから、こういうオファーが来るんでしょ、というのは少し違うんですよとお伝えしたくて長々と書いている次第です。

普通、Yahooのような記事の場所だと、自分の好き嫌いはあまり表明できないんですよね。
あくまでnoteとかツイッターとかFacebookとかに、好きな気持ちが滲み出るような素の文章を書いておく方が大事だと思っています。

好きだっていうことが伝わっていないと、多分今回のようなオファーにはならないんですよね。

実は私はブログとかnoteのおかげで、今回のような信じられない機会を何度もいただいています。

例えばブログでマーケティング本のレビューとかをし続けていた関係で、会う機会を頂いたフィリップ・コトラー教授。

ハンス・ロスリングさんを好きと公言していたおかげで献本頂いたファクトフルネスのご縁で、著者であり娘さんのアンナ・ロスリングさんにもお会いすることができました。

分かりやすい例として海外の著名人の例を上げていますが、ブログやnoteに記事を書いていたり、書評を書いていたおかげで、自分には会えないだろうと思い込んでいた人に会う機会をもらえたり、たまたまお会いしたときに相手が自分のことを認識してくれていたことは本当に数知れず。

広瀬香美さんと対談させていただいたりとかも、その1つです。

私は、もう20年近くそれを続けてきて、パネルディスカッションも数百回とやってきているから、運良くSKY-HIウォッチャー歴1年(ゲーマー歴は長いですが)で、今回のようなオファーをいただけたのは事実ですが。

皆さんも、同じように発信をし続ければ、きっとそれがこういう機会にいつかつながりますよ、というのをお伝えしたい次第です。

2月13日(月)13時のツイッタースペースで質問にはお答えします。

なお、当日何を議論したのかというのは、別途記事にも書きたいなと思いますので、ここには詳細は書きませんが。

とりあえず月曜日13時のツイッタースペースで、質問には喜んでお答えしますので、ご質問がある方はツイート等で是非どうぞ。


追伸:
冒頭に名前だけでてきた甲斐さんが、当日の詳細なレポートを書いてくれました。
実は、この場で甲斐さんを日高さんにご紹介することもできて、恩返しできたかなというのが、個人的には満足できたポイントでした。

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