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noteで1年働いてみたら、自分が「普通」の人だというのを痛感することになった話

時が経つのは早いもので、仕事の軸足を昨年の7月からnoteにうつしてから、もう1年が経ちました。
正確に言うと、もう8月に入ってしまったので、400日が経過。

1年後に振り返り記事を書こうと思ってたのを、タイミングを逃してしまって、今慌てて書いてます。

いやー、この1年は、いろんなことがありすぎて本当にあっという間だったんですが。
この1年で何を感じたかを一言でまとめると、タイトルに書いたとおり、自分って「普通」だなと思い知った1年でした。


今回、『「普通」の人のためのSNSの教科書』という本を出すと書いたときに、結構多かったリアクションがこういうパターンでした。

まぁ、確かに、私の人生自体は紆余曲折ありますから、普通じゃないとは思うんですよね。
変人です。

ただ、明らかに私が自分は「普通」だなと痛感しているのが、「物書き」としての能力です。

なんだかんだとブログも15年以上書いてますし、原稿料をいただいてコラムを書かせて頂いたりもしているので、こういう書き方をするのはお仕事をいただいているメディアの方々に申し訳ない面もあるのですが。
やはり、文章力という意味では、自分は「普通」だなというのが、この1年で一番痛感したことです。


特に、個人的に3連発の衝撃だったのが、自分で企画したnoteのつづけ方。

一人目が最所さん

二人目が岸田さん

三人目が岡田さん


もうね、本当に三人とも圧倒的でした。
三人とも、文章に対する理想の形とかができあがってて、めちゃめちゃ丁寧に文章を書かれてるんですよね。

もちろん、アプローチは三者三様なんですけど。
とにかく三人とも圧倒的に凄いんです。
どのイベントでも、1時間感心しっぱなしでした。


もともと、一緒にnoteプロデューサーに就任した最所さんとイベントやってみて、ブロガーとして凡人なのは再確認してたんですけど。

岸田さんは岸田さんで、noteのつづけ方にお声がけしたときに、すでに6時間ぐらい講師がやれそうな面白い文章をかくための勉強会の講師資料を持っていて。
ホント、文章を書くために生まれてきた人だなぁと、つくづく思ったのを良く覚えてますし。


岸田さんもそうだったんですけど、岡田さんの1つの記事に対するエネルギーの注ぎ方なんか、ホントすごいです。
下書きにずっと寝かしておいて、少しずつ書き直したり、書き足したりし続けてて、公開してからも、気になったときにちょっとずつ書き直すそうなんですよ。

この話ね、どっかで聞いたことあるなと思ってたんですけど。

あれですあれ。
レオナルドダビンチのモナリザです、モナリザ。

一つ一つの記事を、自分の「作品」として愛してるからこそできる作業だと思うんですよね。

本当の意味での「クリエイター」というのは、こういう人たちなんだろうなと、つくづく思った次第です。

こんな記事をえらそうに書いておいてなんなんですけど(汗)

やはり、自分は狭い意味での「クリエイター」タイプではないなと痛感するわけです。


私の記事はやっぱり、「おしゃべり」の延長なので、記事書いたら早く公開したくて仕方がないタイプなんですよね。
早く誰かに聞いてもらってリアクション欲しいんです。
「おしゃべり」なので。

誤字とか脱字とか、いつも記事書いてから皆さんに指摘いただいてるんですけど(汗)
会話だから、噛むのは当然、という感覚なんですよね。

でも、文章を「作品」として完成させるためには、やはり「編集」の視点が本当に大事なんですよね。

それは、「もしドラ」の大ヒットでお馴染みのnote代表の加藤さんを筆頭に、noteのディレクターのメンバーが、クリエイターの方々のサポートをしているのを横目で見ていても本当に感じる1年でした。

そういう意味で、今回の私の本のタイトルが『「普通」の人のSNSの教科書』になっているのは、この1年のnoteでの経験がベースになっています。

書籍のタイトルも実はそうとういろいろ紆余曲折があったんですが、普通の人というキーワードが出てきたときに驚くほど違和感がなかったんですよね。

アジャイルメディア・ネットワークで企業向けに営業活動をしている真っ最中に同じ本を出そうとしていたら、明らかに自分は「特殊」な側の人間だったので、自分を「普通」の人、という定義はしなかったと思うんですが。

noteに入って1年間で、そこの意識は明らかに変わりました。


そういう意味で、自分の役割としては、自分と同じような「普通」の人が、SNSとかnoteとかを使いはじめたり、つづけたりするハードルを下げることなんだろうな、と改めて自分の立ち位置を再確認している今日この頃。

プロのクリエイターにはプロのクリエイターの、普通の人には普通の人のSNSやnoteの使い方があると思うので、個人的には大勢の普通の人がはじめるきっかけをサポートできるプロになっていきたいなと思う次第です。

皆さま、引き続きよろしくお願い致します。


ここまで記事を読んでいただき、ありがとうございます。 このブログはブレストのための公開メモみたいなものですが、何かの参考になりましたら、是非ツイッター等でシェアしていただければ幸いです。