小学生サッカー動画撮影の極意①【心構え編】
高学年になるほど動画を撮っている人が増えてきます。もちろん低学年のころからゴールシーンを収めるためにカメラを構えている保護者はいましたが、動画撮影者が増えているのは確かです。
なぜならば「相手と仲間がどういう動きをしていたか」、さらに分解するとそのとき各プレイヤーが
・どんな目的で
・どこに向かって
・どれくらいのスピードで
・どこを見て
走っていたのかを整理して、自分の選択が適切だったかどうかを確認する「振り返り」が有効な世代になってくるからです。良いプレイに対してロジカルな理由を見つけられるようになってくる、と言い換えてもいいです。
小学生でそこまでやる?と侮ってはいけません。パス1つをとっても「ここで受けても次がない」とか「このコースが空いたのはこの選手が引き付けたから」というのを理解するには動画での振り返りが大変有効であり、逆説的に第三者視点の動画からオフザボールの動きの価値に納得した選手はチームに貢献できるようになるのです。
低学年のころはゴールシーンだけが目的だったので「高倍率レンズで決定的瞬間を狙う」スタイルでしたが、だんだんと引いた画が見たいサッカーに変化していきます。そうすると「スマホの画角がちょうどよい感じになってくる」というのも、撮影者が増えた理由の一つかもしれません。iPadで撮ってる人も珍しくなくなってきました。かなりアリな選択だと思います。
親バカでITガジェット好きという2つの特性を兼ね備えたワタクシはどこに行っても「やりすぎですね」と声をかけられる装備で撮影に勤しんでおるわけですが、撮影機材について正直に言います。(これは奥さんには読まれたくない)
もちろんそれによって得られる「スムーズな動き」「編集時のズームに耐える高画質」「意図した設定での撮影」などのメリットはあるのですが、上記の目的である「振り返り」のために必須ではありません。
大事なことなので、もう一回、奥さんに聞こえない声で言います。
振り返りのための動画撮影にはスマホカメラがあれば十分です。
ではなぜ人は撮影機材に投資してしまうのか。その謎を解くために我々はアマゾンのレビューやアフィリエイト記事を読み漁って自分を納得させる言葉を集めて回りました。
一言で言うと、使ってみたいから。
言い換えると、欲しいから、です。以上!
【本当に必要な機材編】に続くかもしれない・・・
そして、これを読んだ人の中にいる「フルサイズミラーレス一眼」や大三元クラスのズームレンズを持っている人のために、この下では高級カメラや高性能レンズが不要な理由を自虐的に解説します。
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