「ちえ」(42)「金曜日の夜」
金曜日の夜にバスケから帰って来ると、「ちえ」がアパートにいました。
「トクちゃん、おかえり」
「どうした?なんかあった?」
「別に、なんにもないよ⋯」
「ふ~ん」
「ねえ、今日と明日は泊まってっても良い?」
「別に良いけどさ」
「トクちゃん、ご飯食べた?」
「まだ。「ちえ」は?」
「私も、まだ食べてないよ」
「じゃあ、ラーメン食べに行こう」と言って車に乗りました。
「なあ、ホントのこと言えよ。俺には隠し事しないんじゃなかったのか?」
「うん⋯」
「顔になんかあったって書いてあるぞ」
「今日はね、ホントは職場の飲み会だったんだ⋯。でも、行きたくなかったから用事があるって言って欠席しちゃったんだ⋯」
「ウソついちゃったから家に居ずらくて、トクちゃんちに来たんだ⋯。ここの方が落ち着くから⋯」
「なんで行きたくなかったんだ?」
「う~ん」
「あの男のせいか?」
「うん⋯。顔合わせたくなかったから⋯」
「あの男、まだ、あきらめないのか?」
「ちゃんと断ったのか?」
「うん⋯。「分かった」とは言ってくれたんだけどね⋯」
「じゃあ良いじゃん」
「でもね⋯。なんとなく視線を感じるんだ⋯」
「見張られてるのか?また、ストーカーになったんじゃないんだろうな?」
「見張られてるってワケじゃないと思うんだけど⋯」
「ホントに、ちゃんと断ったんだろうな?」
「うん⋯」
「もしかして、少しは気があるのか?」
「そんな事ないよ!私の好きなのは、トクちゃんだけだから」
「ふ~ん、なら良いけど」
「正直に言うとね⋯。家に電話かかってきたら嫌だなって思ったの、あの人、住所も電話番号も知ってるから⋯」
「飲んだ勢いで電話してくるってことか⋯」
「うん⋯」
「なあ、「ちえ」俺の前じゃ笑ってくれよ」
「「ちえ」の暗い顔は見たくないんだよ」
「うん⋯、ごめんね」
「よし、ラーメン食べたら、久しぶりにラブホ行ってやるよ」
「ホント!やったあ!トクちゃん、ありがとう」
「今度は、どんなとこかなあ、当たりだと良いね」
「やっと笑ったな(笑)」
「それにしても「ちえ」ってラブホ好きだよなあ(笑)」
「もう!そんなこと言わないでよ」
「トクちゃんは、どんなとこ行きたいの?」
「俺は別にどこでも良いから」
「え~、それじゃつまんないじゃん」
「そうだ、ラブホ行く前に本屋行こう」
「え~、なんで本屋さん行くの?」
「「ス〇ラ」の新しいのが出てんだよ。それ買ってから行こう」
「「ス〇ラ」見ながらHしよ」ということで、本屋さん経由でラブホに行きました。
少し遠出をして、良さそうなラブホを探しました。
「あれなんかどうかな?見かけはゴージャスじゃん」
「そうだね、あそこにしょうか」ということで「ちえ」の希望したラブホに行きました。
「トクちゃん、やっぱり当たりだったね、部屋も広いしベッドも大きいしね。ミラーボールもあるんだあ」
「ちえ」と一緒にベッドに座って「ス〇ラ」を見始めました。
グラビアのヌード写真を見ていると、私のアソコが反応してきました。
それを「ちえ」に見つかり。
「トクちゃん!女の人のヌード写真見て、こんなにしたらダメだよ」と言ってアソコをパシっと叩かれました。
「痛えなあ。折れたらどうするんだよ」
「勃起してる時に、折れると一生使い物にならないんだぞ。「ちえ」はそれでも良いのか?」
「へえー、そうなんだ、それは、ちょっと困るかな」
「俺は、準備万端だけど「ちえ」はどうだ?」と言ってアソコを触ると⋯。
「う~ん、まだ準備中って感じだな」
「今日は「ちえ」のリクエスト聞いてやるから「ス〇ラ」見てて、俺はシャワー浴びてくるから」
バスルームに行き、「「ちえ」そっちの電気暗くしてお風呂の前の鏡見てみ」
「あー、トクちゃんが見えるよ」
「やっぱりマジックミラーだったな、俺のシャワー浴びてるとこ覗くなよ」
「あ、それから「ちえ」がシャワー浴びてるとこ見ていいか?」
「ヤダよ、恥ずかしいじゃん」
「恥ずかしいって、どうせHする時は裸になるじゃん」
「そうだけど⋯」
「まあ、良いや、やめとこ」
二人ともシャワーを浴び終わってから服を着た状態で
「じゃあ、せいので同時に服脱ぐぞ」
「せーの、上着脱ぐ、「ちえ」はブラも取って」
「はい、せーの、ズボン脱ぐ」
二人ともパンツ一枚になりました。
「よし、せーのでパンツ脱ぐぞ、せーの」
二人で裸になって向き合いました。
「胸もアソコも隠しちゃダメだぞ」
「よし、「ちえ」こっち来い」
「トクちゃ~ん、恥ずかしかったよう⋯。キスして」
チュ
つづく
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