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【奏・奏・綺・羅】をさっそく読んだ話 ―2022年6月30日の日記―

昨日はシャニマスコミュを読んだのでその感想を書いていこうと思う。

読んだコミュは昨日実装されたばかりの【奏・奏・綺・羅】。
イラストでバッグだけ見えてた後部座席の子は小糸かと思ってたけどにちかだった。ほとんどの人が濃いと予想だったからそれに流されてしまった面もあるかもしれない。

まず言いたいのは各コミュのサブタイトル。両方とも『ハ長調K.265』とついている。これはケッヘル番号265番ということでモーツァルトの曲に振られる番号だったと思う(素人なので間違ってたらゴメンナサイ……)。

この曲は実は結構思い入れがあったりする。思い入れと言ってもとあるアニメで出てきたというだけだが、そのアニメが『四月は君の嘘』だ。主人公が1人で臨むコンクールの前にヒロインの女の子(かをり)が主人公のコンクール番号が265番ということに気づいて「ケッヘル番号265番!星は君の頭上に輝くよ!」という印象的なセリフがあって自分はどうしてもそれを思い出してしまった。

『ハ長調K.265』はきらきら星変奏曲とも呼ばれている曲である。きらきら星は音楽の教科書とかにも載っていると思うので誰もが知っていると思う。ただこちらは変奏曲ということで途中からハードモードになるという感じでメロディが複雑になっていく。そのメロディは非常に心地よい感じがするので自分としては好みだ。

ではなぜこのコミュでこの曲がサブタイトルになっているのか?それは正直自分にはわからないけどこれ関係あるんじゃないのかな?というのは見つけた。それはきらきら星のオリジナル版の童謡の歌詞である。きらきら星のwikiを見ればフランス語の原文とその訳も載っているが、これを見ると結構恋愛要素強めな歌詞だということがわかる。

この歌詞だと恋愛のことを語っているけど、シャニマスと関連があるのであれば「みんな好きな人なしにいきられるのかな?」という曲の中のセリフが恋人関係的な意味ではなく友人関係的な意味でこのコミュと関連しているのではないかと思う。

つまりコミュの中でにちかが言っている「おともだちごっこ」という用語と関連していて、「おともだちごっこなしで人はいきられるのかな?」というような意味にもとれるんじゃないかという考えだ。若干こじつけ感もあるかもしれないが関係あってもおかしくはない気はする。

あと霧子の「繰り返して……繰り返して…… ゆっくり……音楽に……なるんだね……」というセリフが結構印象的だった。おそらくなにげない1音1音の連なりが集まって音楽になるように、1日1日の努力によって何かが形作られるということを表現しているのだと思うけど、この遠回しな表現方法がシャニマスっぽくてとても好き。

そして霧子は樹里に対して「音楽みたい……樹里がちゃん……走ると……」と評価しているが、逆ににちかに対してはどういう評価・判断を下すのか気になる。にちかが出しているのは不協和音かもしれないけど、不協和音が含まれていても綺麗に聞こえる音楽はあるわけでそういった存在として認識しているんだろうか?

そういう風にここまで考えて思ったけど霧子を絶対的な評価者として見すぎたかもしれない。霧子のにちかに対する認識なんて事務所のあまり会話してない子と言うことくらいしかないのかも。霧子だけは無意識のうちに絶対評価を下す神的な存在者として見てしまいがち。アカシックレコードにアクセスもできないし領域展開も卍解もできないことをもっと心にとめといたほうがいいかも。

あと気になったのは本題とはあまり関係ないかもしれないけど、バスに乗ってきた霧子に対してにちかが「隣座ってほしくないな……」と心の中で思うシーンは凄いと思う。創作物でここまでリアルに仲が微妙な人間と一緒に過ごすのが嫌だというシーンを描写をする作品はないと思う。

ただ仲が微妙だからにちかが隣に座ってほしくないと思ったかどうかには諸説ある気がする。にちかはバイトもしてたりするので社交的である程度は話せたりする。なのでどちらかというと「おともだちごっこ」云々でにちかがシャニPに怒っている現場を見られてしまった人と一緒に過ごすのがなんとなく気まずいという感じなのかも。こっちの方がしっくりくる気がする。どちらにせよリアルすぎる描写だと思った。

もっと気軽に短くまとめようと思ったけど思ったより長くなってしまったのでこのくらいにしておく。本当は今日読んだ3つのコミュすべての感想を書くつもりだったけどシャニマスの感想はアツくなってしまい長文になってしまいがち。残りは明日か明後日にでも書こうかな……(2022年上半期に読んで良かった本とかも語りたいからそのあとになるかも)

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