シャニマスを1か月やってみた感想

今日でシャニマスを始めてからちょうど1か月経つのでこのあたりで一回感想を書いてみようかなぁと思う。


シャニマスを始めたきっかけ

実は1年くらい前に2日くらいやっていたけどすぐに飽きてしまった。
飽きてしまったというよりはシャニマスの深みに触れることないまま当時はプレイするのをやめてしまった。

いままでソシャゲをほとんどやっていなかったのでソシャゲを軽んじていたというのも大きい。「所詮ソシャゲのシナリオでしょ?」という先入観で当時はシャニマスと真剣に向き合えていなかった。

そんなふうに最初はあっさりやめてしまったのだがシャニマスをやめてから約1年後、再びシャニマスに興味を抱く出来事が発生した。

きっかけはとある何気ないツイートでシャニマスの『天塵』というシナリオが田中ロミオのような感じがするという感想のツイートを見たことだった。

田中ロミオといえば自分の最推しライターである。なので『天塵』というシナリオに俄然興味が湧いてきた。(余談だけどシャニマス好きな人は田中ロミオも好きだと思うので『犬と魔法のファンタジー』あたりから読むのオススメ!布教!)


天塵の感想

実際に『天塵』というシナリオに触れてみると確かにロミオ感があると感じた。まぁ具体的に「ロミオ感ってどんな感じよ?」と問われると文体とか雰囲気みたいに曖昧な答えしか言えないけど。

それでも詩的な文章の美しさに繊細な人物描写が素晴らしく一気に作品の虜となった。間とか演出も最高すぎる。

『天塵』の感想については以下の記事に書いたので割愛する。


ノクチルを中心にハマる

『天塵』を読んだ後はノクチルメンバーを中心にWINGやGRADなどをプレイしていった。

特に透のGRADのシナリオが最高だった。読んだ人ならわかると思うけど相当読者に解釈をゆだねているシナリオだと思う。というのも透というキャラクターが独特の言語感覚を持っていて非常にわかりづらい話し方をする。このセリフ回しがとても味があって良い。財布持ってなかったり脳内ジャングルジムだけがアイデンティティの女ではないのである。

透のシナリオはシナリオや時系列や場所の移り変わりが激しく様々な文脈が出てくる。とにかく難解に感じた。だけどじっくり読んでみると透はこういうことを考えているのかな?ということが浮かび上がってくる。

このように直接キャラクターの心理などを示すんじゃなくて暗に心情を示すという方法がとても好み。ラムサール条約のくだりとか泥の中に浸っていたいとかミジンコとか正直文章化できるほど理解はしてないけどこの描写の仕方は美しいと感じる。

ぶっちゃけこのシナリオ相当攻めてると思う。というかノクチル自体が相当攻めてる(もっというとシャニマス全体が攻めてる)。この手のシナリオは意味不明と言われたらおしまいだと思うし、ここまでプレイヤーに解釈ゆだねるのはなかなかしないんじゃないだろうか。

ノクチルはシャニマスのサービス開始から2年後に実装されたユニットらしい。だからこそここまで攻められるのかもしれない。2年間ほど三峰を中心とする難解シナリオで鍛え上げられたシャニマスPたちであればこのくらいは読み取ってくれるだろうという作り手側の読み手に対する信頼があるのかもしれない。


ノクチル以外で良いと思ったシャニマスシナリオ

正直、まだ1か月ということもありそこまでシナリオを読めてないというのがある。というか円香のピトス・エルピスが難解すぎて消化しきれず何回か読んだり考察したりしてるので本当に時間が足りない(記事書こうと思ったけど書けなかった…今度書くかもしれない)。

さらには石を集めるためWINGも周回しないといけないので、時間的にシナリオを読む時間がない。そのため周回中はとにかくシナリオをスキップして後からアルバムでシナリオを読むという形式でプレイしている(繋がってるPコミュとか多かったりするのでこの方がじっくり読めるというのもある)。

そんな中でも三峰シナリオは結構評判なので読んでみたけどとても良い。GRADシナリオの話になるけどこのシナリオでは三峰が持っている自己評価の低さというものと向き合うという話になっている。

三峰GRADの良さは落としどころが非常に現実的なところである。このシナリオでは三峰の中にある自己評価の低さが根本的に解決することはない。解決はしないんだけど自分を信じてくれるファンやプロデューサーのためにできるだけ自分を認める努力をするというところに落ち着く。

そんなに簡単に自分の自己評価の低さと折り合いが付けられないというのが非常にリアルで好き。自分もどちらかというと自己評価低い人間なのでこの前進の仕方は心に刺さるものがある。

本当は三峰pSSRの【雨に祝福】のコミュの感想についても書きたいところだけどコミュについてはこのくらいにしておく。あと「プラスチック・アンブレラの歌詞最高じゃん!」という話もしたかったけどこのくらいにしておく(三峰については後日何か書くかも、ちなみにLPはまだやっていない、あともう1つ言うと摩美々のシナリオも好き)。


今後のこと

シャニマスはサービス開始から3年ということもありコンテンツが膨大である。正直まだ全然プレイしきれてないのでこれから楽しみといったところである。

とりあえずノクチルはWING・感謝祭・GRAD・イベコミュ全て読めたので、次はアンティーカ中心に攻めていこうかなといったところ。アンティーカもWINGは全員読み終わったので次はGRADかサポートのコミュを読んでいこうかと思う。

サポートのコミュはユニットのメンバーが複数人出てきたりするので、読むのを後回しにしがち。というのも出てくるキャラの性格をそれなりに理解したうえでじっくり読みたいからである。

シャニマスのアイドルは第一印象と結構違う面を持ってたりしてるので、ほのぼのしたコミュでも深い人間性が垣間見えたりする。だからこそまずはキャラクターをじっくり把握したいという気持ちになりサポコミュ読むのを後回しにしてしまうというのがある。

まぁとりあえずアンティーカを攻めていこうと思うけど、来月頃にはノクチルのLPも出そうだし、放クラとかストレイライトも気になるし楽しみが尽きないという嬉しい悲鳴(日に日にシャニマスの沼に浸かってる感じがする)。

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