藤井聡太二冠が自主退学した件について語る

藤井聡太二冠が高校を自主退学したというニュースが先ほど飛び込んできた。


まぁファンとしては「日程大変だし仕方ないよなぁ」と思うところ。むしろあの多忙の中、3年間も通っていたのはすごいと思う。

あまり知られていないかもしれないが、将棋の日程というのは対局日だけでなく移動日とかもあるし、タイトル戦であれば前日に検分(会場の下見)もあるので結構忙しかったりする。

将棋ラノベ作家の白鳥士郎さんのツイートを見ればその大変さがうかがえる(以下参照)。

これを見ればわかるがとても学校行ってる余裕なんてないと思えてしまう。この時はタイトル戦があったので特に忙しかったのだと思う。しかも今年はコロナの影響で夏休みが全国的に後ろ倒しになっているらしいので、7月に夏休みに入らない学校が多かったらしい。藤井二冠の通っていた名古屋大教育学部付属高はどういう日程だったか知らないが、影響は受けているんじゃないだろうか。

以前から藤井二冠は長期の休みが続いた後に強くなっている印象がある。なので高校の自主退学により、時間を今までよりも一層将棋に向けて強くなることに邁進できることは素直に良いことなんじゃないかと思う。将棋界にとっても本人にとっても将棋ファンにとってもそうなんじゃないだろうか。


ただTwitter見てると一部ではあるが高校くらい卒業しておいた方がいいという意見が目に付く。自分としてはこういう意見は不思議に思ったりする。あと2か月学校に通うのと、今やめるのとの違いが正直よくわからない。

入学前に「高校くらい通っておいたほうが見聞が広がるから通った方がいい」という意見はまだわかる。ただ今の時点で自主退学することに対して卒業した方がいいという意見には疑問を感じる。

あと2カ月学校に通うことにどういう価値があるのだろうか?

卒業に意味を見出している人はTwitterを見渡していると結構いるような感じなので何かしら意味はあるのかもしれない。ただ自分としてはあまり意味はないと思うので、人それぞれ価値観は違うのだなぁと思う。

自分の場合、受験勉強的な意味合い以外で高3の2~3月に学校に通っていた意味はなかったと思っている(卒業式もそんなに意味あるのかなぁと思う)。もしかすると卒業に対して意味を見いだせていない自分は損をしているのかもしれない。

(一応補足すると、卒業は就職活動や進学をするための「学歴」としては意味があると思うが、藤井聡太二冠という将棋界で生きていくことを決めた人間が学校に無理して通うことに意味があるのかという意味である)


まぁなんにせよ、藤井二冠が今後より将棋に深く向き合っていくことになると思うので、ファンとしては非常に楽しみ。今年は竜王戦も二組なので優勝するのは大変だろうけど、本戦トーナメントに進んで竜王獲得を見てみたい。この間の朝日杯の対局も面白かったし、これからもより素晴らしい将棋を見せてくれることを期待している。

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