学校で勉強していることって、大人になって使わないじゃん！」と子どもに言われ、答えに困りました。なんて伝えたら良かったのでしょうか？

Q.「学校で勉強していることって、大人になって使わないじゃん！」と子どもに言われ、答えに困りました。なんて伝えたら良かったのでしょうか？

A.（約７００字）

こんにちは匿名先生です。

もし私が生徒に答えるとしたら、以下のように伝えます。

「キミが言うように、使わないものの方が多いです。

それは紛れも無い事実。

しかし、それと勉強の必要性を同じに考えていいのでしょうか？

ちょっと想像してみて。

ちゃんと勉強した人と、まったく勉強しなかった人

どちらが将来の選択肢が広いかな？

日本という国が、学校の勉強を基本軸とした入試制度である以上、
ちゃんと勉強した人であることも紛れも無い事実です。

だったらキミは
選択肢の多い人生を選ぶ？
それとも、あえて選択肢の少ない人生を選ぶ？

あと、少し大きな話になるけど、
学校の勉強が本当に（大人になって）意味の無いものだとしたら、税金をたくさん投入してまで義務教育を維持するかな？

先生は、各教科ごとに以下のように捉えている。

国語：相手の気持ちを汲み取る力・相手に自分の意見を伝える力
数学：解決手段を考える力
社会：日本の行く末を分析する土台
理科：物事の根拠
英語：視野拡大

これらの力は間違いなく大人になっても必要なものになる。

学校の勉強は、それらの基礎を身に付ける場だと考えています。

これで最後にするけど、

上記のようなことを踏まえて上で、勉強しない（全部自分の力だけでやり切る）というのであれば、キミの人生なので無理には止めません。

だけど、その道がとても険しい道であることは伝えておきたかった。」

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