クレジットカードによる表現規制が一般漫画やアニメ、ゲームにも影響を及ぼすかも?(任天堂ハードでも)
成人向けの作品とかを販売しているサイトでのVISAやMASTERカードなどの利用停止が相次いでいます。
イラストレーター支援サイトなども巻き込まれる形でそれらのカード利用不可になっているようですが、その原因は「海外からすると日本のアニメや漫画、イラストやゲームの未成年キャラの性的表現は過激すぎる」みたいなのがあるのでしょう。
海外だと未成年の性的表現に厳しく、ゲームでもこれらの規制を考えて日本とは表現を変える事はよくあります。
性行為はもちろん、お風呂のシーン、下着の見えるシーン、水着やコスチュームでも過激なデザインと向こうが考える物についてはNGになってしまうので、日本版とは違った感じで出すという事をしています。
アニメや漫画も国によって日本とは違った風に変えたり。
「海外は海外で規制がきついから仕方ない」で済むのならまだいいのですが、問題は「規制が緩いはずの日本での表現でもよけいな口を出してきた」という事。
性的表現が激しい作品はもちろん、今後は一般漫画やアニメ、ゲームでも昔なら普通に許されていたようなライトなHシーンが、一部の海外のカード会社の「未成年の少しでも性的に感じるシーンはアウト」という余計な圧力で『自主規制』みたいな感じで日本の会社側から表現規制をやり出してしまいかねません。
ゲームにおいてはすでにソニーがそれをやらかしていて大不評を買っていますが、漫画とかアニメとかでも一部会社の作品がおかしな規制をやり出さないかしっかりユーザーは監視していく必要があります。
アニメや漫画は今はデジタルのサブスクや定期購読で楽しんでいる人が多く、その決済手段のクレカ会社から「表現規制をしないと今後カードは利用不可にする」みたいにやられると、アニメの会社や漫画編集部側から自主的な規制が始まってしまいます。
任天堂ハードのユーザーもソフトのダウンロード購入でクレカ決済している人が多いのですが、今回みたいにクレカ会社側から圧力がかかってしまうと任天堂も動かざるをえず、今後switchやその次世代機で出るゲームの表現にソニーみたいな変な規制がかかる事になりかねません。
任天堂も「カード会社がこう言ってきたので仕方ない」みたいになって。
海外ではその国にあわせて表現規制するのは仕方ないにしても、日本国内向けの分については馬鹿げた規制はすべきではないと思います。
エンターテインメントで一番大切なのは『楽しませる事』です。
それをおかしな規制をかけて楽しみを減らすというのは非常に愚かな行為で、楽しみを奪うだけでなく売り上げも減らす事になってしまいます。
海外が何故日本向けのコンテンツにこういう規制をかけてきたかというと、「日本のコンテンツも今は海外から比較的簡単に買えてしまえるから」というのが理由のようです。
youtubeでも日本版のゲームのプレイ動画が観れてしまえるため、ゲームでも日本版を規制したいのでしょう。