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結構売れそうな高圧洗浄機ゲームのアイデア(フリーのゲームアイデア)

これから書くのはフリーのゲームアイデアで「誰でも勝手にこのゲームアイデアを使っても良い」というやつ。
私自身はゲーム制作をやっているが、今は自分達で作るゲームは制作ラインがうまっていて、またそのラインが空いた後も別のゲーム制作ですぐラインが埋まってしまう。
だからこのゲームは自分達では作る予定が無いのでフリーアイデアとして公開する事にした。

フリーアイデアとして公開するので後でアイデア料を請求するなんて恥ずかしい事はするつもりもない。
『ご自由にどうぞ』というやつ。

ただしすでに似たゲームが増えた後はその後に出しても制作コストの回収が難しくなるので、「PCやCS機でこういうゲームが既にいくつも出ていないか?」はしっかり確認してから開発をスタートすべき。


<気持ちいい高圧洗浄機ゲーム>

水を勢い良く吹き出す高圧洗浄機で汚れを落としていくゲームが今は色々出ていて、一番有名なのはpower wash simulatorというのがある。

steamで最初に出て後にコンシューマ機でもリリースされたこのゲームはリアルな高圧洗浄体験ができ、人気が結構あるゲームと言える。
今の売れ行きは知らないが以前のニュースだと700万本以上売れてたはず。

ただ、クリアに一、二時間かかるステージもわりとあり、「高圧洗浄機で汚れを落としていくのは楽しいけど、ステージクリアするのに大量のオブジェクトを綺麗にするのが大変で、心理的な疲労感も強い」と思った人はわりと多いんではないだろうか。
ステージクリアの達成感もあるが、それ以上に大量のオブジェクトを綺麗にしきるのになんか疲れてしまう。
快感と不快感が同居するなんとも言えないゲーム体験だ。

こういうゲームプレイ体験ではなく、「一つのオブジェクトだけを綺麗にしたらステージクリア」みたいな方がもっと手軽に汚れ落としの気持ち良さが味わえてプレイヤーはすっきりできると思う。
一ステージ5分もかからず一つのオブジェクトを綺麗にしきるみたいな。

ただ、「簡単なオブジェクトを次々と綺麗にしていくだけ」というゲームプレイもそれだけだと途中で飽きてきてしまう可能性が高い。

<ハウジング要素をプラスするともっと楽しくなる>

「簡単なオブジェクトを綺麗にしたらステージクリア」という感じで、次々と色々なオブジェクトを綺麗にしてくゲームにした上で、

綺麗にしたオブジェクトは入手した事にし、ハウジングの素材として家の中に自由な場所に何個でも配置できるようになる
オブジェクトを綺麗にする度にお金が入っていき、それを貯めて新しい建物を色々入手できるようにする(ハウジング用ハウスの種類が増えていく)

という風にするとこのゲームのプレイモチベーションが長時間続く事になる。

『ハウジング』というのはMMO RPGとかをやっている人なら知っているだろうけど、要するに『内装遊び』というやつ。
好きな場所に家具とか照明とかその他色々な物を置いていき部屋を完成させるという遊び。

ハウジングをメインにしたゲームとしてはhouse flipperというシリーズがあり、一作目はセール分も入れるが100万本以上売れている。
MMO RPGとかでもこのハウジングにはまっている人はわりと多い。


このゲームでも色々なオブジェクトが泥汚れの状態で登場し、

・色々なデザインのテーブル
・色々なデザインの椅子
・その他の色々な家具
・色々な照明
・テーブルの上に置く色々な小物
・ベッド
・家電
・ぬいるぐみやおもちゃ
・カーペットや壁に飾る額縁
・色々なデザインの暖炉やランプなどの光源オブジェクト
・観葉植物

その他挙げ出すときりがないが何百種類のオブジェクトを綺麗にしていき、綺麗にするほどハウジングアイテムをどんどん入手していくという感じにする。
これなら洗い終わる度に「ハウジングアイテムがまた一つ増えた!」という喜びが脳を気持ち良くさせる。

お金を貯めて買えるハウジング用のハウスも色々なロケーションとか建物を用意し、またDLCでも追加のオブジェクトやハウジングハウスを出してみるのも良いだろう。

ps3のplaystation homeのプライベートルームみたいな感じで色々なハウジングルームを用意する。

ハウスフリッパーみたいにFPS視点で自由に室内を移動しつつオブジェクトを配置していくという風にする。


<売れ行きを増やすために注意すべき点>

実際にこのゲームを出す場合は価格は通常価格が1900円くらい、セール時は1200円かもう少し安いくらいがちょうど良い売れやすい価格だと思う。

大量の3Dオブジェクトはunityやunreal engineのアセットストアである程度買った方が自分達でモデリングして作っていくよりもコストや制作期間を抑えられるのではないだろうか。
逆に自分達でモデリングして作った3D素材も、unity やunreal engineのアセットストアで3D素材として売ると、制作コストも多少回収できる事に。

このゲームを作る場合に一番注意すべき点としては「同じ建物でも、家具配置のセーブデータは何個でも作れるようにする」という事。

もし一つの建物につき一種類の家具配置データしかセーブできないとなると、人間というのは一度家具を配置した後はそのデータをなかなか消したくなくなるという気持ちになってしまう。

でも建物ごとにいくらでも家具配置データがセーブできるようになると、同じ建物でも「今日はまた別の家具配置を楽しむぞ」という感じになり、これはハウジングゲームをより楽しくさせるだけでなく、「動画でハウジングの様子がよくアップされるようになる」という大きな販促効果が生まれる事になる。

マインクラフトのワールドビルドの動画がいくつもyoutubeとかにアップされているのは、マイクラはワールドのセーブデータがいくつも作れるからというのが大きい。
このハウジングゲームも、もし売れ行きを増やしたいなら「建物ごとに家具配置データはいくらでもセーブできるようにする」は絶対に実装しておくように。
youtubeでアップされるプレイ動画がかなり増える事になりゲームの知名度や販促効果がアップする。


このゲームはゲームプログラミング的には

・3Dペインティングの仕組みを使った泥落としのゲームプレイ要素
・オブジェクトを配置していくゲームプレイ要素

と、結構構造的にはシンプルな作りと言える。

泥落とし体験はよりリアルな感じになるようしっかり作りこんだ方が良いと思うけど。
switchのパチモン高圧洗浄機ゲームやスマホアプリで出ているのはかなりしょぼい。

上記のようにシンプルなので、慣れている人ならそんな時間がかからずプログラミングパートは制作できてしまうと思う。

ある程度の数の3Dオブジェクトをデータとして用意した後は、とりあえずsteamなどでアーリーアクセスでPC版を先にとっととリリースし、売れ行きを見ながらアップデートごとにオブジェクト数やハウジングハウスを追加していったらどうだろうか?
そしてある程度アップデートを重ねた後はコンシューマ機でも展開する。

将来的にはこの手のゲームは「wash & housing」というサブゲームジャンル名で呼ばれて色々なタイプのゲームが登場する事になるんではないだろうか。

現実世界のオブジェクトや建物のゲームが登場したり、ファンタジー世界を舞台にしたオブジェクトや建物のゲームも作られたり、SF世界の・・・・みたいな。

ジラフとアンニカみたいな雰囲気のキャラクター要素を入れて主人公が「町の住人から依頼されて色々なアイテムの汚れ落としの仕事をしている」みたいな設定でストーリーを織り交ぜつつwash & housingが楽しめるというゲームも出てきたり。

今のところコンシューマ機ではPSやXBOXではpower wash simulator一作品しか高圧洗浄機ゲームは出ていないし、switchではそれにプラスしてwash simulatorという出来がかなり悪いパチもんが一つ出ているだけ。

・気持ちいい高圧洗浄体験が楽しめるゲーム
・ハウジング要素があってpower wash simulatorには無いゲーム体験ができる
・値段が通常価格1900円で、セール時は1200円かもう少し安く

という三つの要素はユーザーの財布の紐をかなり緩ませる事ができると思う。

このゲームをswitch次世代機、PS5、XBOX、PCのマルチで出せばワールドワイドではうまくいけば10万本以上や20万本とかもっと上(50万本以上)を狙えるかもしれない。
似たゲームがどんどん出てくると売れ行きも落ちていくだろうけど。


グラフィックが綺麗な方が断然売れるのでureal engine5でlumenとかの間接光表現を使った方が良いし、一つ一つのオブジェクトもきちんとディテールがあった方が良いと思う。

このゲームのBGMは

・雨の音
・虫の鳴き声
・ジャズ何種類か
・やさしい感じの音楽
・無音

から選べるとcozy 動画とか好きそうな人にも受けて売れ行きを増やせる。

屋外の明るさも時間帯を選べるようにして、

・朝
・昼
・夕方
・晩

を好きなように切り替え可能にしたら良いだろう。
暖炉やろうそくで炎がゆらめくようにしたら、「晩」の設定にして心地よい空間も作れる。

あと建物の中にはトイレやバスルームとかキッチンルームは作ると無駄にコストがかかるので、「何も置いていない部屋が一つあるいは複数あるだけ」みたいな感じで良いと思う。

制作コスト抑えるなら「ハウジングハウス」ではなく「ハウジングルーム」を何種類か用意するみたいにしたり。
家をモデリングするより閉じた部屋(窓の外の景色はあるが)をモデリングするだけの方が作りやすいだろう。