「モチベーションを金で出す」という話(続けるためのテクニック)
ダイエット、禁煙、健康のための運動、画力アップのための作画練習など、「継続しないと全く意味がない」という事は世の中に色々あります。
しかし実際は多くの人が途中でやめたり、たびたびさぼってしまいます。
今回は「きちんと継続するために自分にお金を出してみる」というテクニックを紹介したいと思います。
<必要なのは小さい手帳一冊。今日からすぐに開始可能>
たとえば趣味で漫画やイラストを描いていて、「自分の絵をもっと上手くしたい」と思っている人。
やはり絵を毎日のように描いて画力を上げていくしかないと思います。
でも「今日はいいか」とついさぼってしまい、なかなか上手くならない。
時間がある休日も短い時間でも絵を描かないという事も。
そういう場合「一時間絵を描くごとに300円から500円くらいお金が入る事にする」という感じにして、きちんとやった時は手帳にその日稼いだ架空のお金を記載していってみてください。
ダイエットの場合も、「今日は余計な物を食べなかったりきちんと運動した」という場合はいくらかのお金(500円から1000円くらい)を稼いだ事にして手帳に記載します。
禁煙の場合も、「今日はきちんと禁煙できた」という場合はお金を稼いだ事にして手帳に記載。
運動の場合や、資格や言語学習の場合も同様に。
<貯めたお金で何を買う?>
これからは手帳に記載されたお金で娯楽品を買うように変えてみましょう。
今までは特に何も考えず娯楽品(ゲームや本や雑誌、音楽、お菓子、ジュースやコーヒーその他)を買ってしまっていたでしょうが、これからは「手帳内で稼いだ金額内でしか基本的に娯楽品を買えない」という事にします。
娯楽品を買うとその金額分を手帳の合計金額から減額します。
娯楽品を買うためには手帳上の架空のお金を稼ぎ続ける必要が出てきて、そのためにやるべき事をやり続けないといけないという事になります。
さぼる事がだいぶ減るでしょう。
<お金が貯まり過ぎたらリセットするか大きく減らす>
人にもよりますが、だいたいこの手帳記載のお金は日が経つごとに使い切れずどんどん合計金額が増えていってしまいます。
合計金額が増えすぎると「今日はさぼっても大丈夫」みたいな気持ちが次第に強くなってしまうため、額が大きくなった時は減らす処理を必ずしてください。
大きい買い物をして減らすのも良いですが、何も買わず手帳上の数字だけ減らすという事もやったり。
手帳上の合計金額が減ると、また貯めていくためにやるべき事を毎日やり続けないといけなくなります。
お金が貯まりすぎる場合は一回あたりの稼ぎの額を減らすというのもやってみましょう。
<脳の疲れを取る瞑想や視力低下予防でもやってみる>
現代人は脳を使いすぎて脳疲労が進んでいる人が多いです。
そういう時はできるだけ考え事をしない瞑想を毎日した方が良いのですが、「脳疲労を取る瞑想を20分やったら数百円稼いだ事にする」という事で手帳に記載すると継続しやすくなるでしょう。
近視がかなり進行している人もいますが、近視の進行予防のためには一定距離の遠くを見続ける時間を毎日30分以上設けるのが大事です。
この場合も「30分遠くを見続けたら数百円稼いだ事にする」みたいにやったり。
<モチベーションを生み出す金の力>
「やりたくない」とか「今日はさぼろう」という気持ちも、金がからんでくるとだいぶ変わってきます。
また、「やったら確実に娯楽用のお金が入る」というのは、やりきった瞬間にお金を稼いだ喜びが毎回生まれる事になります。
「今日もこれだけ稼いだぞ」という嬉しい気持ちは何かを継続するために必要な事です。
楽しく感じる事は人は継続したくなるからです。
やるべき事をきちんと継続しないと当たり前のように望んだ結果は得られません。
ダイエット、禁煙、健康のための運動、画力アップのための作画練習など、色々な事を続けられなくて困っている人は、実際に今回書いた事を実践して金の力でモチベーションを高めてみてください。
在宅で仕事をしている人も、つい仕事をさぼりがちになる人はこういう風に金の力でモチベーションを出す事もやってみましょう。