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<知っておくべき>家庭における火事対策 第十七回 仏壇火災をどう無くすか?

家庭での火事を予防するためのシリーズ第十七回。
今回は「仏壇火災をどう無くすか?」の解説です。

昔からの伝統という事で仏壇に火の点いたロウソクや線香を供えるという事を未だにしている家庭もあります。
通常はロウソクや線香が倒れて火事を起こすという事はあまりありませんが、それでも何らかの手違いで倒してしまって火事に発展させる事もあります。
政治家の田中真紀子さんも線香の不始末で住宅を全焼させてしまった事が先日ありました。

またロウソクや線香が点いている時にそれなりに大きい地震が起きると、倒れたロウソクや線香が出火元となって住宅を焼いてしまう事もあります。
住居が密集したところで一軒の家から仏壇火災が発生すると、周辺の住宅を一気に焼失させる大火災にもなりかねません。

年々消防法は改正されてきて、より火災被害を減らすようにしていっていますが、仏壇でのロウソクや線香についても使用を制限する(少なくとも住宅密集地域では本物のロウソクや線香の仏壇への備えを不可にして違反時には重い罰則を与える)などして、電池式の安全な偽のロウソクや線香風のライトを供える方式に変えていくしかないのではと思います。

  

家庭における火事対策シリーズの第一回目はこちら
一回目から順番に読んでいきましょう。

<知っておくべき>家庭における火事対策 第一回 序章


次回:「台所や厨房での火事を予防する」