見出し画像

動画の長さはどれくらいがいい?ー数秒から24時間超も?

この記事を書こうと思ったのはtiktoiが3分-10分への拡大を発表したためです。

YouTubeやTikTokなどの動画共有サービスが娯楽として多くのユーザーに親しまれている今、その動画の長さの需要と供給は様々。

例えば、数秒のYouTubeShortから、時間単位の生配信のアーカイブなどまで含めて考えれば時間の幅はかなり大きいものですよね。
各動画共有サービスでは、元々のメインサービスに追加で、動画の長さを変えてサービスを拡張し、ユーザーを広げる試みも見られます。

今回は、動画の長さと需要について、求められている動画はどのようなものなのか、「時間」に注目して考えていきます。

動画といえば

スクリーンショット 2022-03-09 8.34.51

動画サービスといえばYouTubeニコニコ動画TikTokなどが代表的ですね。
どれか1つは使ったことがあるのではないでしょうか。
Web記事を読んでいると埋め込みなどでも多く利用されています。

今回はYouTube・ニコニコ動画・TikTokのサービス内容を見てみましょう。

YouTube

スクリーンショット 2022-03-09 8.35.24

YouTubeはGoogleが運営する世界規模の動画共有サービス。
動画の長さに制限はなく、中には24時間を超えるものまで投稿されています。
メインの動画投稿の他、YouTubeShortでは、特に1分以内程度の短い動画が縦の画角で投稿できます。
また、生配信サービスも提供しており、放送後はそれをアーカイブとしてチャンネルに残しておけます。

ニコニコ動画

スクリーンショット 2022-03-09 8.57.20

ニコニコ動画は日本国内をメインユーザーとする動画共有サービスです。
こちらもYouTube同様、特に動画の時間に制限や規定はありません。
基本的にはニコニコ動画では投稿された動画は全て同様に扱われます。
ニコニコ生放送では、生配信サービスも提供しています。

TikTok

スクリーンショット 2022-03-09 8.58.02

TikTokは比較的新しい動画共有サービスですが、特にZ世代を中心とした若年層に絶大な人気を誇っています。
15秒程度~60秒の動画を投稿できるサービスがメインでしたが、2021年に動画の長さの制限を3分までに大幅アップデートしました。
やはりTikTokも生配信サービスを提供しており、こちらも手軽な生配信として利用ユーザーが増えています。

動画の長さの需要とは?

スクリーンショット 2022-03-09 8.58.25

YouTubeでは、人気にあがる動画はほとんどYouTuberの企画動画です。その尺はというと、だいたい10分弱~15分程度。

ニコニコ動画では「○○してみた」のような動画が人気が高く、音楽関連では5分前後、紙芝居やアニメーションでは10分前後といったところです。

そしてTikTokでは、制限もあるため上限がついていますが、人気は15秒程度から30秒程度のもの。さくっと見られる長さのものですね。

動画共有サービスによって、メインで共有されている動画の長さはそれぞれ異なります。

求める動画によってユーザーは利用するサービスを選ぶ傾向がありそうです。

では、ユーザーはどのように動画・動画共有サービスを選ぶのでしょうか。シーン別に考えてみましょう。

視聴シーンを考える

スクリーンショット 2022-03-09 8.58.55

動画共有サービスで動画を見るシーンとはどのようなものがあるでしょうか。
スキマ時間を利用して視聴する暇つぶし・動画自体を目的とする娯楽・動画の内容を学びとする勉強・別の作業のお供を目的とする作業用BGMの4つで考えてみます。

暇つぶしとしては数秒~1分程度

スクリーンショット 2022-03-09 8.59.34

暇つぶしなど、スキマ時間を利用して動画を見る場合には数秒~1分程度のものが人気です。
TikTokYouTubeShortが代表ですね。
今はサービスを終了したもので、6秒動画のvineも当時爆発的な人気を獲得していました。

現在人気のTikTok・YouTubeShortでは30秒程度~1分程度が人気というか、メジャーなようです。
サクサク見られること、暇が終われば適当に切り上げられることが理由ではないかと考えられます。

娯楽としては10分~20分程度

スクリーンショット 2022-03-09 9.00.08

まずは、動画そのものを目的とする娯楽としての需要。
こればかりは視聴者個人の好みと言ってしまえばそれまでですが、例えば暇な時間にぱっと開いて見るとなると10分~20分程度の間が人気なようです。
多くの活動者がこのくらいの動画を多く出しているのが良い例でしょう。

また、メディア配信をメインとする企業・バーグハンバーグバーグの運営するオモコロチャンネルの動画も、人気のものは10~20分程度のものが多くを占めています。

最近増えている、2ちゃんねるまとめ系の動画もこのくらいの時間が多いですが、1.25倍速くらいで見る人が多いため実質的には10分程度と言えるかもしれません。

適度な時間の動画で飽きずに見られること、移動時間などを利用して楽しめる長さがポイントなのかと思います。

勉強としては30分~40分程度

スクリーンショット 2022-03-09 9.01.00

動画を利用して勉強をする、何かを学ぶという利用方法もメジャーなシーンです。
こちらは30~40分程度を目安にした動画が多いようです。

例えば教科書の1項目ずつを取り上げるような解説動画ではそこまで引き延ばしたものは少ないですが、学年ごとなどのくくりのものは30分程度のものです。

あるいは中田敦彦のYouTube大学のような大人向けのチャンネルでは、40分~50分の間くらいの時間の動画が多いですね。
これはチャンネル名に大学とつくだけに「授業の1コマ」というスタンスからなのでしょうか。

ちょうど集中して聞ける、長すぎず短すぎない動画の長さといった感じですね。

作業用BGMとしては時間単位

スクリーンショット 2022-03-09 9.02.14

3つ目は作業用BGMとしての需要です。
例えば長編・長時間の実況動画などは作業用BGMとしての需要が高く、クリエイティブな作業のお供に流す人も多いです。

勉強などにはあまり向かないですが、ものづくりの際のBGMとしては程よいものとして認識されています。

音楽やサウンドメーカーのチャンネルなどでも、「作業用」とついている非常に長い時間の動画が投稿されていますよ。

また、作業用に合う長時間の動画としては、生配信のアーカイブも利用されます。
生配信は大抵1時間以上行うため、それをそのままアーカイブに動画として残しているチャンネルは多いです。

時間単位の動画は、暇つぶしや動画に集中するのには向かないこともありますが、作業のお供としては非常に人気です。

長時間の動画はYouTubeとニコニコ動画に多いですね。

動画の長さはどれくらいがいい?

スクリーンショット 2022-03-09 9.02.48


最近は一般人の投稿も非常に多い動画共有サービス。
共有される動画の中でも様々な長さのものがあり、それぞれに需要があることがわかりました。

あなたは普段どのように動画共有サービスを利用していますか?
普段触れない長さの動画に、暇つぶし・娯楽・勉強・作業用BGMなど、シーンに合わせて触れてみるものいいかもしれませんね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?