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コロナ禍のSNS需要ー家から世界に繋がる方法

日本のコロナ期間

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2020年の1月から、2022年現在まで、波はありつつも日本でも猛威をふるっている新型コロナウイルス。
無症状から重症まで広い症例があり、重症者は死に至るケースも多く確認されていることで、国内外問わず警戒され、様々な対策が取られ続けているのが現状です。(参考:NIID国立感染症研究所

そして2022年1月現在、大6波が起こり、またも国や各自治体からは在宅要請、「ステイホーム」が呼びかけられています。
約2年以上にわたり、コロナ禍以前と比べ大きく変わった私たちの生活。
その中で、最も注目され、活用されているのがインターネットです。
仕事などにおいてのテレワークの導入、最新情報や速報を得る手段、そして家にいながら他者との関わりを継続し、新たに獲得する手段として、その需要は高まり続けています。

コロナ禍のSNS需要


今回は、コロナ禍におけるSNSの需要について考えていきます。
まずはコロナ渦中になる以前と渦中でのSNS需要について、数字の変化と共にまとめていきましょう。

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Twitterユーザー数の増加


コロナ禍で世界で最もユーザー数を伸ばしたSNSはTwitterでした。
そんなTwitterのユーザー数の変化は下記の通り。
2018年〜2020年までの2年間でのユーザー数増加は0.46億人
2020年〜2021年までの1年間でのユーザー数増加は0.45億人
直前2年間での増加数を1年で獲得したことになります。つまり、コロナ渦以前から比べると倍速でTwitterのユーザー数が増えているということになりますね。

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また、アクティブユーザーに絞って見ても、2020年までゆるやかに上昇していた数字が、2020年頭に急増していることがわかります。
2019年〜2020年の1年間に行われた4回の調査では最高0.07億、平均して0.06億の増加が見られます。
一方、2020年に入っての調査では1回目と2回目で0.2億の増加。
その後はまたゆるやかな上昇に戻っていますが、新型コロナウイルスへの警戒が最も大きくなった時期に、Twitterのアクティブユーザー数が急増したようです。

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(情報元・グラフ共にechoesより)

Twitterのユーザー数が最も伸びた理由としては、ニューストレンドの更新が早い事や、検索ツールの使いやすさ、また、他ユーザーとの関わりやすさがあげられます。
様々なSNSがある中、情報過多とも言えるほどの情報の海であり、ユーザー数の多さから多くの交流が期待できるため、コロナ禍では重宝されているようです。

ステイホーム≠情報遮断


コロナ禍、ステイホームを合言葉に、人々は生活の多くの時間を自宅で過ごすようになりました。
Twitterを中心に、様々なSNSを無料で利用できるこの時代に強いられた家籠り生活。

インターネット普及率が80%を超えた(総務省より)現代では、ステイホームは情報遮断を意味しません。
家にいながら外の情報を入手し続けることができるため、インターネットを利用してより多くの情報を入手・精査できるのは、ステイホームを実行する中でも一つの支えなのではないでしょうか。

家から世界に繋がる方法


インターネットを利用すれば家から世界へコンタクトできるのは、今インターネットを通してこれを読んでいるあなたにはわかりきったことですね。
それでは、家の中と世界を繋げるツールとしての方法として、SNSはどの程度の力を持つのか考えてみましょう。

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情報を得る

やはりSNS、インターネットの利点と言えば多くの情報を得られることですね。家の中にいながら、外の情報をいち早くキャッチできるのは大きな魅力です。
今や生活はインターネットに依存し、各家庭にWi-Fiルーターが置かれているのが当たり前なほど。
コロナ禍ではそれがより一層際立つようになりました。
ステイホーム、家にいる時間にも外がどのような状況なのか、街のカメラを通して動画配信サイトでリアルタイムに見られますし、定時に更新されるニュースに加え、大きな出来事があれば速報としてニュースサイトやSNSで即座に発信されます。

きちんとチェックするかは人それぞれとは言え、そもそも情報を得られる環境がここまで整っているのはかなり助かるものです。
また、Twitterでは特にトレンドタブを見るだけで最新のニュースが更新されていくため、検索などをかけずともなんとなーく情報を仕入れられます。
これは先に書いたTwitterの利用者数の増加にも繋がるポイントですね。

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不安要素、コロナ禍で言えば感染者数や医療の状況、国や世界の考える対策などについて「わからないまま」というのは非常にストレスになり得ます。
自分に関わる危険・家に押し込められる理由・いつまでこの生活なのか。
それらについて、インターネットで最新の情報を集め、予測を立てたり、希望を見出したりできることはコロナ禍での大きな支えです。

人と繋がる

次に、インターネットを利用して人と繋がれること。
情報を得ることももちろん外との繋がりと言えますが、リアルタイムで情報を送受信するインターネットは人間同士を繋げてくれるツールでもあります。
特に、現代ではSNSを通して人と気軽に繋がりを持てますから、家ごもりの時間にも人と関わり続けられますね。
リアルの繋がりから、ネット上のみの関わりまで広くコミュニティを築けるSNSの存在は、コロナ禍で多くの人を支えているようです。

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インターネットで情報を得るだけならSNSを通さずともできますが、ことコロナ禍では「共感」という点でメンタルを支え合うことが多いように感じます。
コロナに対しての不安、怒り、生活への不満などの吐き出し口と、それに共感する人がいること、または共感できる投稿を見かけることで、家ごもりで孤独になりそうなところに他者を感じられた経験がある人は多いのではないでしょうか。情報の入手に加え、他者の存在を感じたり、繋がりを獲得・継続したりすることも合わせて、このコロナ禍ではインターネットは人々に寄り添ってくれているようです。

飽和する情報を選びとる


多くのユーザーがいて多くの考えが飛び交うインターネットは情報が飽和しています。
その中で正しい情報をきちんと選びとるのも大切なこと。ネットリテラシーというやつです。
特にコロナのような大きな話題ではフェイクニュースやソースの定かでない情報が拡散されてしまうこともありますし、それを仲の良いユーザーが妄信してしまうこともあります。
正しい情報を得ることや、情報を元に思考することをやめることは良いこととは言えませんから、情報を得る際にはきちんと自分の中で整理するようにしましょう。
さらに、人との交流を通して思考を閉じ込めないようにするのも良いですね。

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まとめ


今回はコロナ禍でのインターネットの存在とSNSの利用について書いてきました。
家にいながら世界と繋がれるインターネット・SNSですが、飽和する情報を選びとる能力も必要です。
需要が高まり、依存しがちなものだからこそ、その使い方や情報の整理、自分の思考のバランスを考えて上手く家ごもり生活を送っていきたいですね。



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