家訓ケーススタディ 「真」
1.家訓と行動指針
今回ワークショップを行った家族の大切にしている価値観である家訓は「真」。
家訓の「真」は子どもの名前にも込めた「世の中の真実に向き合う」という意味。家族はサバサバした関係の中にも、「家族写真」や「焼肉」といったキーワードが出てくるところが興味深かったです。
その行動に秘められた何かがあるのではないかと、もやもやする中で対話が深まりました。
そして、直近3ヶ月の行動指針の3つを対話の中で決めました。
①逃げずに真に対して大切なものを対話しあう
以前自分が働いていた店で、二十歳記念で、子どもと二人で酒を飲みに行く。
②変化の記録を残し、真実に気づく
毎年写真スタジオで家族写真を撮り続けていて、変化の記録を残す。
成長の証、家族を振り返る定点観測を続けている。
③家族4人が向き合う場、ばらばらな価値観で卓を囲む、食へのこだわり
家族のエピソードを聞くと思い浮かぶのが焼肉。なにげなく近くの焼肉に行く。
言葉少なく、適度な距離感で、自由度がある、ゆるい繋がり。
カジュアルに、美味しいものを囲んで笑顔。
2.アフター家訓ワークショップ
家訓ワークショップの2週間後以降、振り返りとしてアフター家訓ワークショップを伺うことがあります。
短いワークショップで作った家訓や行動指針のその後を振り返り、自分や家族との対話や観察を通じて、感じた変化や行動を対話するものです。
そんな中、以下の嬉しい振り返りのコメントをいただきました。
無事に息子とさし飲みをコンプリートし、20歳の記念写真と家族写真を撮りました。なんとかここまで、22年間なんらかの形で家族写真を撮りきりました。予定では家訓の影響をうけ、2021年1月1日の夜は家族焼肉からスタートする予定です。そこでまた2021年の行動方針を探りたいと思います。このメッセージを書いて気がつきましたが、写真ってまさに、真を写すって書くんですね!人生における真を探究し、繋いでいくプロセスはなんらかの形で続けていけそうです。
コメントにある「写真ってまさに、真を写すって書くんですね!」というフレーズに痺れました。当初、なぜ家族写真にこだわるのかが、もやもやでした。
それは家族の大切な価値観である家訓としての「真」を客観的に定点的に写すものとして、家族写真を22年間撮り続け、人生における「真」を探究し、つないでいくプロセスそのものであったと、ワークショップから暫く時間を経て分かりました。
もともと潜在意識にあった家族との大切な価値観を「見える化」し、意味づけし、実際の行動に結びついてくコメントや行動を聞くと、なぜだか嬉しくなります。
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