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第14号:農地取得!(2021年12月10日配信)

💡過去に配信したトクイテンメルマガを再投稿したnoteです。面白いなと思ったり、気がついたことがあればぜひ、SNSなどで感想をお願いします!

こんにちは、トクイテンの森です。東京も寒くなって、おでんが恋しい季節になりました。

農地を手に入れました!

これまで進めてきた愛知県知多市の農地の取得が正式にまとまりまして、登記を済ませました。農地を購入して所有するためにはその農地で農業を行う信用を得て、毎月開催される市の農業委員会の承認を得る必要があります。豊吉の農業大学校や南知多町での農業経験を認めていただいて購入の許可を得ることができました。

今回、農地を購入しようとして初めて許可が必要だということを知りました。元々は、農地に産業廃棄物などを捨てる業者を排除したり、農業の勝手がわからず高濃度の農薬を使用してしまったりして周囲の農家に迷惑をかけるといったトラブルを避けるための制度なのだそうですが、これから農業を始めようという個人や企業にとっては参入障壁になっている制度という側面もあります。ただ、最近は耕作放棄地なども増えてきて行政としても新しい農業の担い手は増えて欲しいことから、一定の研修の後に農地を斡旋する制度を整えている自治体も増えているそうです。

愛知県知多市の農場予定地

農地関係でこれまで知らなかったこととしては、株式会社の農地所有には「農地所有適格法人」として認められる必要があるということでした。その法人の条件の一つは農業従事者など関係者の議決権が半数を超えなければならないということでした。これ以外にもいくつかの条件があり、それらが認められたため我々トクイテンは農地の所有ができることになりました。単純なロボット開発会社では農地所有が認められなかったということで、早いうちに手を打ったのが幸いだったと思います。

次の一手

現在、20a程度のグリーンハウス建設のために複数の見積りを取っていて、比較検討しているところです。来年の春から初夏には栽培が開始できるように進めていきたいと考えています。また、(まだこの農地での栽培が始まっていない段階で気が早いかもしれませんが)次の大規模農地についても探し始める予定です。ロボットを使った農業のスケールメリットを生かすためには大規模化は必須です。栽培準備やロボット開発と並行して、大規模農場の準備も進めてまいります。

ロボット開発を行う東京の拠点探しも佳境を迎えています。可能ならこの1-2週間で決めてしまいたいと考えています。良いところと契約したいですね。

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