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まだ中古とかのIntelのMacを買ってもいいのか?

バズりにバズりまくっているM1チップだが、まだまだMac製品は過去の全ての製品を置き換えてるわけじゃない。

Macbookのラインナップはかなり充実したけど、iMacやその他の上位機種はまだまだ揃っていない。

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というか、次のMac PROにいたってはIntel のワークステーション用Ice Lake CPU(Xeon W-3300)を次の製品にも装備する予定。

インテルも12世代の新CPUがうまくいってるみたいで、上位のデスクトップMacたちはどうなるのかわかんないけど、それでもM1チップはかなり快適、Arm系チップの特性からとりわけモバイル機器には最適だということは間違いないと思う。

てなわけでインテルCPUを搭載しているMacはこれからどんどん過去の話になってくる。これから、全部の商品をApple Siliconに置き換えるってわけだから、当然インテルハイッテルなMac製品はどんどんサブくなってくるはず。

そんな昨今、いまだに中古市場で売買されている

インテルハイッテルなMac

を買う必要があるのかってこと。

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その前に、まだインテルCPUのMac miniは販売されてるけど、これは買わなくてもいい。

インテルMac miniの利点は、

1.type-Cが4個ついてる。(M1は2個)

2.メモリの上限が多い。(M1は最大16GB)

3.Bootcampが使える。

など、M1チップでできなくなったことに対する救済処理なのだ。

しかし残念なことに、それ意外の魅力はまったくないといってもいい。

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M1チップは強力。

M1 がでて結構たつので、今更詳しいベンチマーク比較とかも載せる気はないけど、M1と比較対象になるCPUはいつもデスクトップCPUか、前モデルのMacbook16インチとかにはいってたデスクトップベースなハイエンドインテルCPUのMac。

さらにGPUは酷すぎる。

Macbookのようなノートタイプに入っていながら、デスクトップ用GPUに対抗できる。しかもM1 MAXにいたっては結構強いNVIDIAのデスクトプGPUと戦えるほど。ゲームできないけど。しかも、チップ内蔵だからね。

さらにさらに、それらのパフォーマンスを大きく引き上げているのがユニファイドメモリ

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簡単に言うとめちゃくちゃ速い速度で通信ができるって言うメモリなので、CPUもGPUもかなりこのメモリ速度のおかげで速くなっている。

とくにGPU性能の高さの秘訣はこのユニファイドメモリにある。

つまり、もう

M1買っておけば大体の処理には困ることはない

ってことです。

M1チップの「性能の高さ」は単純な処理性能だけではないです。

まず、インテルCPUみたいに熱くなりにくい

チップが熱くなるって言うのは性能と相対的に考えないといけないのですが、たとえばM1 MAXの超高性能なGPUを使いまくると結構熱くはなるが、性能が高すぎるので処理できるタスクがその分多い

一方でいままでインテルCPUの15,16インチMacbook PROが冷却でかなり苦戦してきたことはご存知のとおり。

熱くなりにくいということは、その分消費電力も低くなるということなので、持ち運びをするノートタイプのPCに最高のチップなのだ。(M1 PRO/MAXの入ったMacbookPRO14インチはあのGPU性能の高さから、まだ少しバッテリーには心配が残る。次のiMacに入った方がいいチップなのかなと個人的には考えてます。)

M1系Macはコスパいい

正直、処理性能だけでみてみても今のM1系Macのコスパはかなりいいと思ってる。特にM1 Macbook Air, M1 Mac mini,そして高解像度ディスプレイや品質の高いスピーカーなどのM1 iMac 24インチ

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M1 PRO/MAXが入ったMacbookPROはちょっとお値段は張るけど、チップの製造コスト考えたら結構安いんじゃないかな?

とくに現在グラボがめちゃくちゃ値上がりしてるこの昨今では、M1 PRO/MAX のバカ強いGPU性能はかなり美味しいと思う。

iMacでもまだインテルマシンは残ってるんだけど、インテル第10世代CPUが入ってる。これも新品で買うにはちょっと今更感があるかな。(インテルの10世代は9世代と比べても大きな改良はなく、当時はAMDに負けて値の段調整、値下げしたCPUでしかなかった。11世代までインテルは大きな改良はないのでもう旧式のCPUだと言えてしまう。)

下に載せてるのはM1 iMac24インチと他のインテルiMacとのGeekbench5スコアの比較。(ベースのM1チップの入ってる製品はMacbook、iMacなどどれに入っててもそれほどの性能差はみれない。M1チップ自体の発熱が低いので筐体による冷却性能による差があまりないためiMacでそれほど有利になるわけではない。)

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スコアを参考にするなら、M1を買ってしまうと十分にインテル機と戦えてしまうことがわかる。大きくスコアを離されているのは最上位機種のXeonとのマルチコアスコアのみ。ほとんどのユーザーにとってはいらないって商品。

もしコスパを気にして中古でインテルMacを探しているのなら注意してほしのは、

M1 Mac miniとMacbook Air は特にコスパいい

ということ。

M1 Mac mini はM1を最安で手に入れる手段。

しかし、もちろんモニターがいる。

すでにモニターを持っている人にとっては最高。そして安いFHDでいいって言うんだったら、コスパ最強M1 Macの完成だ

結局中古でインテル機を探しても、結局はM1 Mac miniの方がコスパ良かったりする。

Macbook Airも負けてはいない。

以上位のMacbook PROたちも揃ってきたけど、迷うんだったらM1 Air買っとこって言えるくらいコスパいい。

もし同じ価格でWindows機を買おうとすると、必然とゲーミングノートPCになる。同じくらいの価格で購入しても、先に述べたM1 チップの良さは今のインテルにはない。(インテルもAMDも追いつこうと頑張ってるけど、X86では特にノートPCでは難しい状況。)

Winwosの新品ノートでMacよりもコスパがいいのは、5万円台のエントリーからMacbook Air以下の価格帯になる。スペックは下がるが節約できる。

ただ、M1のiMacは今24インチしか発売していなくって、モニターサイズが大きめのが欲しい人はインテルを買うか、別途モニターを用意するしか今は選択肢はない状態。


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インテルiMacの利点は、メモリを自分で増設できる。

とくにMac使ってるとたしかにメモリが心配になることは多いが、ちょっと気にしすぎな人も多いと感じている。

32GB?64GB?欲しいなんて、Winユーザーからしてみたら不思議な人たちも実際にたくさんいてる。このあたりのメモリの話は別の機会で話したいが、確かにMacユーザーはいつもメモリ容量を欲しているのは事実。

M1系は残念ながら自分でメモリの増量はできない、どころかベースのM1は最大16GBの制限付き。

32GB以上欲しいってなると上位のチップのモデルを買う必要がある。メモリとストレージをプレミア金額で押し売りするのが 、Winユーザーからしてみれば受け入れ難いところ。

しかし、メモリ32GB欲しい人たちは少し立ち止まって欲しい。

ほとんどの人にとって32GBは必要ない。

32GBといえば、メモリをかなり消費するプロの写真編集、そして仮想環境など意図的にメモリ容量を振り分けて使う特別な使い方のみになってくると思う。

何よりもM1のユニファイドメモリではちょっと今までのメモリとは特性が違う。頻繁にアクセスをしない優先度の低いタスクは積極的にSSDにデータを落としていく。今までよりももう少しメモリが少なくても余裕があると思う。この辺りはM1がでたかなり初期の動画で検証してみた。


インテル機の価値が大幅に下がっていく

これからはリセールバリューも下がっていくんじゃないかって思う。

iMacも今年から上位モデルがApple siliconに変わっていくとは思うけど、そうすれば当然同じクラスのインテルモデルは価値が大きく下がっていくだろう。

Macはもちろん当面インテルモデルもサポートしていくとしているが、いくらOSでサポートされているとしてもソフトがM1対応にシフトする。

動画編集、写真編集、あらゆるソフトがM1に最適化された状態で開発されていく中で、ますますインテルモデルのパフォーマンスが下がっていくだろう。

現在使っているソフトや環境がどうしてもインテルCPUでないとダメって人は仕方がないけど、Rozetta2 がかなり優秀なので、互換モードでもほとんど問題なく動くっていうのがM1チップの成功の理由。

時期的に初めてM1チップのMacを手に入れるのでちょっと不安って人もいると思うけど、そこはAppleの安心返品サポート(2週間?くらいならApple製品は返品可能)があるので、試してみてもいいかも。Macユーザーであれば待っててもやがてはApple silicon系Macを使わないといけない日が必ずきますからね。

中古市場でインテルMacを探してるってことはきっと安くMacOSを手に入れたいっていう人だと思うけど、性能差やこれからのApple Siliconへの移行を考えた上で判断してみればいいかなと思います。

全体的にはインテルMacは今買わない方がいいよって記事になってしまいましたが、なによりも高性能でバッテリーが持つ。そして軽いマシンを作れるって言うのがなによりもいい。個人的にはいままでのiMacはちょっと重すぎて机におきたくなかったんですよ。

ここまでいいことだらけの商品で、なおかつ結構コスパもいいってことでやっぱりM1系Macがかなりおすすめ


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