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mini LED ディスプレイ、カメラの強化、より長いバッテリーの持ち時間、5Gのサポート。

色々iPadも進化をするたびに各パーツがアップグレードされていくわけだが、

新しいiPad PRO 2021 (第3世代)で一番衝撃だったのが、M1チップを搭載したことだったと思う。

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MacbookやiMacに入っているのと同じチップを搭載することにより、

iPad PROにまさしくPRO感を出すことに成功している。

しかし、iMacなどとは使い方が異なる端末であるiPadでも、このM1チップを生かすことはできるのだろうか。

かなにはこれをオーバースペックと考える人もかなりいるようで。

M2などの新しいチップもそろそろ登場するかなというところですが、このM2チップも次のiPad PROに入るんじゃないかって言われてたり。。

そうなってくるとますます買い替えの時にチップの必要性が気になってくるところだと思うので、今回はM1チップとかM2チップとかが本当にiPadに必要なのかっていう話。

A12Z Bionicから一気にM1チップにアップグレード

したiPad PRO 2021 (第3世代)。

でももともとiPadを使っていたひとなら、今までのBionicチップでも十分にiPadの作業はこなせていたのではないでしょうか。

しかしここにきてまさかにiMacと同じM1チップ。

本来であればデスクトップやノートPC用のCPUをタブレットに搭載なんかできるはずはないのですが、そこはM1チップのすごいところ。

あまりにも発熱を抑えることができるため、その性能を殺さない状態で(実は若干iMacたちのM1よりは性能は低めに調整。これは下の動画で説明しています。)タブレットに入れることができました。


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つまり、iMacとかと同じくらいの性能をiPad PROは発揮できるということ。

しかし、なんでまたAppleはM1チップとiPadに持ってきたんだろうか。

なんでも次のiPad PROはロゴマークが横になるって噂もあるけど、AppleははやりこのiPad PROをサーフェスのような端末として使って欲しい。

つまり、ノートPCとして。

「性能が求められる作業とは」

性能が必要なソフトは特に動画の編集とかが一般的だと思うけど、まだ

Final Cut PRO はiPad では使えないので、こうしたソフトがこれから登場することによってどんどんMacbookのように使うことができる。

同じソフトが使えるのであれば、もちろん同じような性能が必要になってくるので、Appleは将来を見越して同じチップを搭載していきている。

そしてマルチコア性能が生かせるもう一つの作業といえば、もちろん

マルチタスク

だけど、残念ながらiPad上でのマルチタスクは現状では使いやすいとはなかなかいえないと思う。

そもそも指でのタッチ操作をき基本とするiPadでは、まだまだジェスチャーを活用してもマウス、キーボードには勝てない。

しかしこれらもOSが改良していくことでますますマルチタスクが使いやすくなっていく可能性もあり、パワーのあるM1チップが入ることによってAppleもどんどん活用してくるはず。

「バッテリー使用時間が進化」

M1チップはバッテリーの持ち時間にも貢献しており、現在では15時間や20時間などという長時間の使用が可能になってきた。

チップの改良は性能の向上だけでなく、このように消費電力の改善にも役立ってくれている。

つまり、新しいチップが入るたびに、バッテリー駆動時間が改良されていっている。

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「iPadとMacの親和性」

現在ではiPad、Macの差が少しづつなくなってきている。

例えばiPhoneのアプリをMacにインストールして動かすことできる。

そしてOSのデザインも、MacでもiPadでも同じように扱えるし、どちらを使っていても特に使いにくさは感じられない。

iPadと考えずに、Macbookだと考えれば、M1チップが入ることに疑問はないと思う。

ただ、ここまで考えてもまだ気になるのは、

M1チップをわざわざiPadに入れる必要があるのか

ってところ。。

たしかし、M1チップがほしくて、フル活用したい人はMacbook Airを買うわけで。。

答えとしては、M1チップがiPadにはいるのはAppleが将来のこのを考えてのことで、現在ではいらないと思う。

いや、本当に笑

そしてもう一つの理由は、

M1チップを採用する端末の種類を増やしたいから

だと思っている。

AppleはM1チップを現在、Macbook Air , 13 PRO, Mac mini, iMac そしてiPad PROに展開している。

同じチップをたくさんの端末に搭載していってるわけだけど、これは

生産位コストを抑える

ことができる。

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たとえば、わざわざいろいろな端末にそれぞれ別のM1亜種チップたちを開発していくとどうにも製造コストが高くなる。

物を安く作るのにはもちろん大量生産が必要になりますから。

とくにiPad PROだけに限定するとそれほどの数が売れるわけではないので、チップの開発費だけで赤字になってしまう。

そこで同じチップをいろんな端末に搭載することで、もちろん全体の売上台数は半端ない数なので、大量に生産したチップを捌くことが可能になる。

つまりは、

Appleのコスト削減作戦

なので、iPad PROにM1が入っていることもこの理由の一端であることを考えると、現在ではM1チップはiPad PROには必要がないということを強く主張したいのです。

もちろん将来M1チップがどうしてもiPadに必要な日がくるかもしれない。

しかし、そんなことはユーザーからしてみればその時に買えばいいわけで、現在のM1チップiPad PROはどうしても一般ユーザーからすると微妙な感じになってしまう。。

これは Apple製品だけの問題ではなくて、基本どのメーカーの製品にも言えることだが、

その理由がはたしてユーザー目線なのか、自社の理由の為なのか

これによって製品を見極めることができるんじゃないかって考えてる。


今回はiPad Pro 11インチ 第2世代 (2020)を購入したのでiPadの動画を作ってみました。また製品レビューしたいと思います。

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