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移転/郵便受け・宅配ボックス企業のナスタが本社を青山に

郵便受け・宅配ボックス運営の老舗企業とも言えるナスタ社が東京⻘⼭に新オフィスを移転させた。移転先のオフィスビルはTS青山ビルになり、表参道青山エリアの中でも立地条件が良いデザイン性の高いビルへの移転となる

会社概要と業態

ナスタ社の社歴は長く、昭和5年 8月 初代社長石井尚一が「建築金物」にいち早く着目し研究開発に成功することからスタートする。

ドアハンガーの開発や郵便受けの商品を開発してきた経緯があり

集合郵便受箱「ボンメール」シリーズは昭和50年代の発売当初から、広く利用されてシェアをのばし続けてきたその後、平成には宅配ボックスの需要が高まり宅配ボックス「デリバリーボックス」などの商品を開発して販売していくことになる。

盆メール

平成26年にはコーポ-レートアイデンティティの変更にに基づいて社名を「株式会社ナスタ」に変わり現在に至る。

同社の強みは、郵便ボックスのシェアの高さである。日本の集合住宅の郵便ボックスシェアの約7割を同社が占めている状況である。

グループ経営体制をとっており親会社として、株式会社 LIVNEX。その他にも以下のようなグループ企業を運営している。

グループ会社
株式会社 LIVNEX HOUSE(リブネックスハウス)
株式会社 CoLife(コーライフ)
株式会社 otta(オッタ)
株式会社 ヘルシーホーム
株式会社 そとや工房

同社代表の笹川 順平氏は慶応義塾大学経済学部 卒業後に 三菱商事株式会社 から2005年 マッキンゼー・アンド・カンパニー入社といった経歴になり、その後同社に入社後に代表に就任している。創業家ではない異色の経歴である。

笹川氏のルーツは元々家業はモーターボート運営などを行う日本財団にある。

※リリース記事によると、笹川 順平氏が同社の社長になり積極的に会社買収を行っている2016年にハウスメーカーを買収、岡山のナンバー1ビルダーを買って、京都で(2017年)4月ガーデニングの会社を買収しました。三井不動産と一緒に、アフターサービスの会社、IoTの会社運営

https://industry-co-creation.com/management/37045 より

オフィス移転背景

ナスタ社は東京営業所と本社オフィスが2つに分かれており、これまでの東京都港区の新橋(日比谷ビルディング2階)から南⻘⼭へ移転するという事になる。

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主にオフィスに関する不動産知識や趣味で短文小説を書いています。第1作目のツボ売り、それ以外も不動産界隈の話を書いていければ良いなと思っています。 サポート貰えると記事を書いてる励みになります。いいねをしてくれるだけでも読者がいる実感が持ててやる気が出ます