移転/システム開発及び、システム販売を行うノーチラス・テクノロジーとオーシャンブリッジがオフィスを赤坂へ
海外製のソフトウェアやITサービスを発掘・ローカライズ(日本語化)し、日本市場に合った形で国内パートナー企業を通じて販売するオーシャンブリッジがオフィスを移転した。オフィス移転の目的は事業の拡張で渋谷から赤坂への移転の流れになる。
会社概要と業態
オーシャンブリッジ
2001年に設立された企業になり、拠点を長らく渋谷に設けていた。「つかえるITを、世界から──。海外製ソフトウェアを日本市場へ紹介!」を合言葉に海外製品のローカライズ化および販売で事業を伸ばしてきている。
主要製品
高速・多機能ビューア「Brava」
リモートコントロールツール「ISL Online」
データ圧縮ソフト「NXPowerLite」
Web画面共有ツール「Surfly」
ハイブリッド環境ファイルアクセス監査ツール「FileAudit」
製品の販売先としてはゼネコン企業や大手不動産会社など比較的中規模や大企業や官公庁などに向けて導入されている傾向がある。
2017年にオーシャンブリッジの創業者である高山氏がノーチラス・テクノロジー社へ株式の過半数を株式会社ノーチラス・テクノロジーズに譲渡し、ノーチラス・テクノロジーズの子会社となっている。
ノーチラス・テクノロジー
1998年に株式会社イーシー・ワンとして設立。2009年にはMBOによる完全子会社化ののち親会社を吸収合併。プログラミング言語のJavaに特化しシステム開発。業務システムの大容量データを分割処理するミドルウェアを公開。2011年にはウルシステムズ(現ULSグループ)と経営統合、ソフトウェア事業を分割継承し現在の社名に変更。
移転の背景
移転の背景は拡張移転になる、元々は渋谷の寿パークビルにいたが、1フロア拡張としてのこだわりがあったものと推定できる。寿パークビルの約110坪を借りていた、今回の移転先のオフィスは元赤坂にある住友不動産元赤坂ビルである。
同ビルは1フロア約157坪の基準階を有するビルである。複数路線が利用できる点が人気が高く、高層フロアからは赤坂御用地の景色が一望できるという立地上の強みがある。
移転先のビルについて
周辺に高層ビルが少なく比較的低層でありながらも眺望が確保できる珍しいビルである。
同ビルはTSIグループが複数利用しており、またキャロウェイゴルフとTSIグルーヴアンドスポーツの合弁会社のキャロウェイアパレルが入居していた。TSIグループの集約やTSIによるキャロウェイアパレルの株式を譲渡などがありビルの空室部分を埋める移転となる。
ここから先は
¥ 135
主にオフィスに関する不動産知識や趣味で短文小説を書いています。第1作目のツボ売り、それ以外も不動産界隈の話を書いていければ良いなと思っています。 サポート貰えると記事を書いてる励みになります。いいねをしてくれるだけでも読者がいる実感が持ててやる気が出ます