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1人暮らしのご老人の、安否確認と出張床屋!

こんにちは、浜松市天竜区佐久間町の オールディーズが大好きな理容師 乗本和男です。

月に何度か帰ってくる息子さんから、出張床屋に実家に行ってほしいという依頼がありました。いつもその家には行っていっているので、場所はわかるんです。でも最近は、息子さんが店に連れてくることが多くなっていたんですよね。だから、今回みたいにまた出張床屋に行くとは、少しびっくりしていたんです。

もう息子さんが、こちらの方にちょこちょこ帰ってくるようになってから、お父さんは安心して生活ができるようになっていました。何と言っても今年で96歳になりますからね。それでも少し前までは1人で暮らしていたんです。息子さんが来てくれたら、危ない仕事や大変な仕事は全て任せてやれるので安心していたんです。

そして息子さんに言われたとおり時間になったので、お客さんが待つ家に行きました。いつものように「こんにちは」って大きな声で呼び出すと、奥からおじいちゃんが出て来たんです。背中が曲がっているので、下向き加減で、部屋から歩いてくるんですよね。

そして玄関に椅子を用意して、おじいちゃんにどうぞと、座ってもらうように声をかけて、顔を覗き込むと、なんとおじいちゃんの左の半分が誰かに殴られたうように腫れしまって、目が塞がっているような顔になっていたんです。早速 僕は、どうしたんだと、おじいちゃんに聞いたんですよね。そしたら、どこでぶつけたか分からないってことでした。

認知症のような感じがしない、しっかりしたおじいちゃんなんですけど、どこかでぶつかった使った時に、記憶も一緒に飛んでいってしまったんですかね。でも凄い顔には違いなかったんです。そんな痛々しい顔を見ながら、ちょっと短めのヘアースタイルにしたんです。さっぱりしたから、とても喜んでくれました。

その顔の腫れを見て、もし何かあったらいけないので、息子さんに連絡を入れることと、もし何かが起きたら、直ぐに救急車を呼ぶことを約束してくれました、足元がおぼつかないお年寄りは、いつどこで怪我をするか分りません。誰もいないそんな時に、出張床屋が来るのも大事だなって感じました。

こうやってちょっと息子さんが目を離した時に、事故は起こるんですよね。こればっかりはしょうがない、でも僕が行って、少しでも安心してもらえたら嬉しいです。高齢者は何があっても不思議ではないですからね。やはりたまには、ご老人の安否確認は大事なんですよね。
おじいちゃん、早く良くなってくださいね。

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