11月は、高校生の未来が決まり、嬉しいけど寂しい季節でもあるんです。
こんにちは、浜松市天竜区佐久間町の オールディーズが大好きな理容師 乗本和男です。
11月の季節は、高校3年生になると進路が決まってくるんです。大学を目指す子は、まだまだ模試や塾など、最後の大詰めに向けて頑張っていかなくてはいけない時です。そして就職をする子は、内定が決まってくる時ですよね。子供たちの未来が決まることは、とても嬉しいんだけど、田舎にとっては、とても寂しく感じる時なんです。
高校を卒業すると、ほとんどの子供たちが地元を離れ旅立ってきます。もちろん僕たちもそうでしたし、自分の子供たちも出て行って帰っては来ません。でもある意味それはしょうがないことなんだと、割り切っていても、なかなか納得できないところもあるんですよね。
地元には働くところもないし、昔みたいに長男や長女が跡を継ぐという、世襲みたいな風習も無くなったことも関係しているでしょう。でも出ていった子供たちに帰省した時に聞いてみると、やっぱり浦川に帰って来たいっていう子が多いんです。住み慣れた田舎の思い出は、心と身体にしみついていますからね。
そんな想いを乗せて、今年も就職が内定し、町を出ていく子が来店してくれました。彼もできたらこの町に住んで、仕事がしたいって言ってましたが、内定先の企業が大きな会社なので、あちらこちらに支店もあり、近くの配置にはならないみたいなんです。でも少しでもそう言った気持ちでいてくれるのが、嬉しいなって感じるんです。
そして高校を卒業して、大学に行き就職したけど、また地元に帰って来てくれた子もいます。これもたまたま就職した会社が地元にあり、そこで働けるようになったからなんです。でも率先して戻って来てくれたのが嬉しいですね。
そして地元に就職したけど、会社があちらこちらにあるために、移動して町を離れることになる場合もあるんです。もう3年くらいになるのかな、いつまでも地元から通ってほしいなって思います。
色々な条件の中で、皆さん地元を好きでいてくれているのが嬉しい。そんな思いの子供たちが、またこの町に戻ることができたら、きっと賑やかくなります。11月は本当に、嬉しいけど寂しくなる季節だなって感じました。
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