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日本の神さまって英語でなんて言う?

こんにちは!

ネイティブの英語を
丸ごと理解する英語力を叶える
英語脳を鍛えるコーチ山口とうこです。

みなさんは、海外の人に日本の神道について
説明したことはありますか?

私がニューヨークに勤務していたころ、
世界中から同僚たちが集まる席では
日本人の宗教観について質問されることがよくありました。

「god」を使うべきか、
唯一神と多神教の違いをどう説明するか、
正確に伝わっているのか、
と悩んだものです。

本日は、そういった場面で役立つ
日本の八百万の神々を表す英単語について解説し、
海外の人とスムーズにコミュニケーションできるコツをお伝えします。

まず、学校で習う「神」は「god」のことが多いと思います。

『god』

一般的に一神教における唯一神を指し、
大文字で「God」と表記されます。
複数形の「gods」は多神教の神々を表す場合にも使われ、
神道の様々な神々にも当てはめることができますが、

話し言葉では大文字か小文字かが区別できず、
誤解を招きやすいです。

また、日本の八百万の神々が持つ多様性を
正確に伝えづらくなる可能性があります。

『deity』

一方deityは、特定の宗教や神話の中で崇拝される神を指し
汎用性が高く、神道の神々にも適用でき、
他の宗教における神々と同じように使えます。

特に多神教の神々には『deity』がよく用いられ、
天照大神は『Sun Deity』として紹介されます。
(天照大神は女神のため、『Sun Goddess』とも言われます)

『spirit』

霊的な存在や生命力を意味する言葉で、
神道における自然の力や現象を擬人化した神々に対して使うことができます。
この言葉は、自然界や人間の行動に影響を与える不可視の力としての神をあらせます。

自然の神々を、『Mountain Spirit』などと表せます。

『kami』

日本特有の神々を表しますが、一般的に浸透しているわけではないので
最初に説明が必要になります。

『divinity』

神々や神聖さを表現する上で適切な言葉で、特に宗教や神話的な文脈で使われることが多い単語です。
神そのものの存在だけでなく、神聖さや崇高さを含む広範な概念を表すため、
神道の神々が持つ崇高な性質を伝えたい場合に効果的です。
また、個々の神々だけでなく、神聖な力や概念を指す場合にも使えます。

いかがでしたか?

日本の神々や宗教観を英語で表現することは
難しいと感じるかもしれませんが、
正しい単語を使うことで、
相手により深く日本の文化を
理解してもらうことができます。

日本の多神教的な考え方を英語で表現する際には、
'god' だけでなく、
'deity' や 'spirit'、さらには 'divinity' などの言葉を
状況に応じて使い分けることが大切です。

○。.○。.○。.○。.
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