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リアル70年代〜洋楽女子の話④黒歴史とストーンズ、ツェッペリン、ディープパープル

なんだかんだで、音楽とは腐れ縁なのかもなぁ、と。
母の私の音楽好きが災いしたのか、子供2人がポップスの作曲家と、クラッシック演奏家を目指すようになったのか?…とちょっと後悔?もなくは無いけど。

63年の早生まれで、70年代半ばから音楽は生きることを助けてくれたけど、私としては黒歴史(?)もある…。
軽く黒歴史の話
(詳しい内容は、#70年代、洋楽好き中2女子の黒歴史?!ベイ・シティ・ローラーズを参照)
と中2時代に聴いた大御所バンド。

突然始まった黒歴史


これまでの話で、意外にまあまあ真っ当な感じ(?)の洋楽歴を辿っていたのに、何故か突然ハマってしまったのが、アイドル。それも外タレの。
私は元来、あまりのめり込まないタイプの性格なのか、西城秀樹の下敷きは持ってたけど、TVにかじりついた記憶もなく、むしろ幼稚園時代に、都はるみが歌うのをかじりついて見ていた子供だったんですけど、最初で最後、アイドル的なものにハマったのが、なんとベイ-シティ-ローラーズで。中2の夏〜翌春頃までの何ヶ月か、彼らの虜になってしまいまして。

ちょうどアメリカのビルボードで、『Saturday Night』が1位を取ったのが76年1月なので、その前辺りから、日本の洋楽雑誌にも、記事や楽譜が載り始めて、沼にハマったんですね。

私の『Saturday Night』
フィーバー


その前に出した『bye-bye Baby』はカバーだけど良かったし、
(Saturday Night』が気に入り、メンバーもカッコいいやん!となり、私はギターのエリックのファンに。タータン旋風に巻き込まれたんですね。笑

76年末の来日公演に大阪まで初遠征し、難波の府立体育館で、人生初のコンサートと言うものを体験。伊丹空港から東京に帰るのも見に行きましたよ。学校時代の友達以外は、旦那も誰も知らない黒歴史です。(現役のファンの皆様、ごめんなさい)

久々に映像を観てみた

久しぶりに、当時の海外のTVでの演奏映像を観てみたんだけど、ニヤニヤしてしまい…。若くて色々とわかってなかった自分が恥ずかしくなったり…。
恐らく私の見た映像では、楽器類は録音した物を流していたと推定され、ボーカルも怪しい。「誰もいないのに、オルガンの音鳴ってるんは、そらおかしいやんな?」と、なり。TVでもほぼ日本では、演奏シーンを観ることがなかったから、知らなかったことが沢山あるのかと。

ハッキリ言って、演奏は上手くないかなぁ。笑
(イーグルスの上手い演奏に慣れてるのにな…)まあ、ファンはそんなの問題にしないのが、アイドルってもんだし。
YouTubeのコメント欄に英語で(推定、イギリス人かアメリカ人)「神様!今62歳だけど、私はここにいるわよ」的なコメントがあったのも笑えたー。同じような人がいる〜って。

ベイ・シティ・ローラーズとは?

実際、『Saturday Night』は割りと良く出来た曲ではあったんでは?とはなります。ビートルズの再来とか言わなきゃ、それほど非難されずに済んだかも?と。そら、比較する対象が凄すぎるから、非難されるって、感じ。
サウンドの作りは、ちゃっちい感じはするけど、レスリーの声の良さ(歌が上手いとは言ってないけど)で乗り切ってる感はある。まあ、実はベースライン、結構好きなんですけど。笑

エンタメグループとして、全体に作りが色々と甘い感じはするけど、後に、日本のまともなバンドや、アイドルにもカバーされたりしてるようだし、先はわからないもんです。チェッカーズの衣装は、彼らにインスパイアされた感もあるし。衣装はかなり良かったかなぁって。スコットランドやし、タータンでしょ!は、アリだし。

そうして、タータン旋風に巻き込まれながらも、中2の76年も他の洋楽も聴く日々は継続。
他の曲聴いても、アレ?ってならないの?ってなるけど、夢って醒めないもんでした。笑

既に大御所バンドだった人たち

私が洋楽を聴き始めたのが、75年夏以降。で、音楽ではよくあることだけど、2年ぐらい前のだと、まだ大丈夫!新しいってなるけど、5年ぐらい経つと、ちょっと古い感が出てきて、手が伸びないってことないですか?

そんな感じで、75年以前、特に70年代始め頃にブレイクしたバンドには、ちょっと古さも感じたりして、ラジオで流れて聴いてはいたけど、ハマることはあんまりなくて。
解散したり、メンバー変わったり、亡くなったり、ソロになったり、当時は色々あったし。ギタリストの名前も、「あれ?コレどこの人?」ってなったりで。
レッド・ツェッペリン、ブラック・サバス、ディープ・パープル、ユーライア・ヒープ、レインボー、辺りはラジオで流れる曲は聴いてたかなぁ。

ザ・ローリング・ストーンズ

ストーンズは私が産まれたころには、バンド活動を始めてた人たちで、古いと言っても、一周以上回ってた(笑)のと、ブルース好きのミックなんかがいたせいか、音楽に親しみが持てたから聴いてたかなぁ。
もちろん、薬物なんかの騒ぎもあったから、悪名は高かった。基本男性ファンが多かったバンドだから、女子中学生には敬遠されがちで、周りにはファンも1人もいなかった。女子は。笑

元祖お騒がせセレブ?


後の私の同級生だった彼氏の親友は大ファンで、たまにストーンズの話をしたっけ。(音楽の話だけだと、彼氏より友達とのほうが話は弾んだ。笑)
そのファンの彼はその後、ピストルズとかパンクにいったので、あの時代のストーンズは、そこら辺へのブリッジになるバンドだったのかも?
反骨精神とかはパンクとは通じる物はあったような。パンクの人たちからは、金持ちのジジイ扱いされてたけど、音楽の方向性は、ちょっとパンクに近かったのでは?と。(ディープ・パープルよりは。)
もう当時既に大金持ちの、元祖?お騒がせセレブだったけど。笑

リリースは65年の
『 (I Can't Get No) Satisfaction』
(邦題サティスファクション)は今聴いても、ノレるし盛り上がる。リズムも良いし、イントロのリフも最高だし。
が、もう何年?60年近く前の曲。そんなに経ってるんだ〜。笑
『Let's Spend the Night Together』
(邦題夜をぶっ飛ばせ)とか
『Ruby Tuesday』とかも好きだったし、『Honky Tonk Women』とか。
ちょっと毛色が違って時代は先の
『Emotional Rescue』も好きだった。

各時代で好きな曲があって、90年前半ぐらいまでは、シングルの新曲が出たら聴く、良かったらアルバムも聴くが続いたかな。

て、一番聴いたし、好きなのは、『Angie』(邦題悲しみのアンジー)かも。ラジオを聴き始めた時期によく流れてた。
ストーンズの曲はリズミカルな曲のほうが持ち味だし好きなんだけど、この曲は心に沁みる歌声で、名前は娘の名前を使ったらしいけど、切ない感情を溢れさせても大丈夫な気分になる曲かなぁ。
ちょっと弱ってるミックが垣間見れる感じがする。(気のせいかも知れんけど。笑)

正直、中学生の私には、メンバーも既に1人亡くなってたし、もう長いからいつ空中分解してもおかしくないバンドの筆頭に見えてた。薬物だのパーティーだので、裁判になったり、色々あったのは私でも知ってたから。
で、あくまでイメージだけど、何故か特に当時のイギリスのバンドマンたちは、友達の嫁とか彼女を取り合っただのの話が多くて(エリック・クラプトンとか笑)、ミックなんかも、元恋人が誰かとまた付き合って…とか、よく噂になってたので、女関係で破綻するバンドもまあまああるから、一番存続しそうになさそうって、勝手に思ってました。笑
が、今も生きててやってるんは、凄い。奇跡な感じ。
どこもバンドが長続きするようになったなぁ…とはなる。

レッド・ツェッペリン

レッド・ツェッペリンも
『Immigrant Song』(邦題移民の歌)を最初に中1で聴いた時、正直ビックリしました。何せお子様だったので。「この人たち、大丈夫か?」って意味で。笑
ファンには申し訳ないんだけど、カルチャー・ショックみたいなもんで、「どうかしたのか?」って。
いきなり、♪アーアーアって歌い出したから、ビックリした。

子供のころに、変わった人がいたら、親から「見たら、アカン!」って言われたけど、そんな人たちなんか?ってなって。中学生になりたての女子には、驚きでしかなかった。笑
でも、ベース好きの私は、このバンドのドコドコ鳴るベースも好き。

そのうち、洋楽雑誌で彼らの動向も色々知るようになり、乱痴気騒ぎだの薬物や、事故、暴力なんかの噂も絶えなくて、ちょっとひいたと言うか…。 
60年代から活動していた人たちが、70年前後に、相次いで亡くなった。JAZZも含めてミュージシャン、ロッカーたちが、若くして事故などで亡くなった時代だったから、怖かったと言うか。
ジャニス・ジョプリン、ジミ・ヘンドリックス、ジム・モリソンなんかは有名だけど、ストーンズもメンバーを亡くしたし、事故でも薬物や飲酒の影響が強そうな死因も多くて、若いなりにショックを受けた。
だから、好きになったアーティストが亡くなるのを見たくなくて、こうした傾向が強そうなバンドなんかは避けてたところがあって。(理由はまた)

で、『Stairway to Heaven』(邦題天国への階段)、この曲は美しいです。
が、8分ぐらいあって長いからラジオで度々リクエストされるのは、困ったけど。笑

ディープ・パープル

このバンドは、エレキギターを始めた男子は必ず弾く?!有名曲を持ってるのは強みだよなぁ…って思います。未だにそんな子いそう。笑
このイントロ部分が弾けたら、ちょっとギター弾ける感じになって、俺は満足!みたいな。リッチーにはなれないけど。笑

同じく、時期はズレてたけど、ラジオでもよくオン・エアされてた。これも、次のも6分あって、長かった。
もちろんあの曲
『Smoke on the Water」です。

そして、今スマホで聴いてるけど、当時のラジオや、ウチのオンボロステレオで聴くより、格段に音が良い。笑
笑うぐらい違ってて。ちゃんと、ハッキリいろんな楽器の音が聴こえる。
テクノロジーに感謝な感じ。笑

ドラムの音も好きだなぁ。『Burn』(邦題紫の炎)とかは早いし、体力使いそう。笑(コピーした人なら、わかるかなぁ?)
勝手な意見だけど、「バンドはやっぱり、ベースとドラムだ!」です。笑

『Highway Star』も、中高生に限らずよくコピーされてるけど、息子も中高生時代にやった
『Burn』(邦題紫の炎)、燃やしちゃう、この曲が、一番好きかなぁ。

このバンド、ギターが目立つけど、キーボード奏者が活躍出来るバンドなんですよね。こだわりがあるみたいだし。編成にも。
息子もハモンドオルガンじゃないけど、シンセ弾きたさに、やってたかなぁ。
オルガンソロパートもちゃんとあって、ムズイ感じだけど、カッコいいから。
かなり後になっても、音楽雑誌にこの曲のキーボードの譜面が掲載されてたりして、弾く参考にしてた。

レインボー


レインボーは正直、ディープ・パープルから抜けたリッチーのソロバンドなんかなぁ?感で、あまり聴かなかったかなぁ。オンタイムでアルバムが出てたけど。
ディープ・パープルにはそれなりに、学校の女子のファン(学年に4、5人だけど、クイーンファンなんかと重複してた。笑)はいた。
彼女らは、リッチー好きだったし、ハードロック好きだったから、レインボーも推してた。(って言うか、私が押し売りされてた。笑)

色々振り返ると、バンドやるのって、本当に大変そう…ってなる。結局は人間関係だもんね、どこで何をしようと。笑

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