見出し画像

リアル70年代〜洋楽女子話⑩モータウングループ

音楽とは腐れ縁だったかもなぁ、と。
母の私の音楽好きが災いしたのか、子供2人がポップスの作曲家と、クラッシック演奏家を目指すようになったのか?…とちょっと後悔?もなくはく無いけど。

70年代半ばから音楽が生きることを助けてくれたけど、黒歴史(?)もある…。
今の音楽も、過去のルーツやら、音楽に何かは影響されてるから、「今」を理解するのに、少しでも参考になれば嬉しいかも?

ブラック一人旅

学校に洋楽好き女子が、少なかったことはたびたび書いたけど、ブラックミュージックに関しては、ほぼ一人旅状態で。
洋楽雑誌にも、あんまり載ってなかったなぁ。
アースはギリギリ、後にディスコ仲間になる友達なんかは「『Fantasy』(邦題宇宙のファンタジー)は好き!」とか言ってくれたりした。
が、皆んなとずっと仲良しだけど、他の曲聴いたりしてくれることもなく。
大好きになった、ビリー・ジョエルなんかも勧めてみても、誰も全く興味無し。彼女らはジンギスカンとか、アラベスクなんかは好きだったりしたけど。私を含めて全員、彼らがドイツのグループだったことなんか、これっぽっちも知らなかった。笑
ギター弾き始めた子は、ジェフ・ベック好きになったり、洋楽好きは少しずつ増えたけど、ことブラックミュージックに関しては、全く賛同者は周りにいない、中高時代でしたね〜。悲しいけど。

当時はちょっと勢いが無くなってはいたけど、60年代にブラックミュージックのリスナーを増やしたのは、間違いなくモータウン。
色々大好きなアーティストもたくさんいる。

「ドリームガールズ」の
シュープリームス

私が洋楽を聴くようになったころには、ダイアナ・ロスが抜けてソロになり、ヒット曲がチャートに入ってた。
が、ダイアナ・ロスのソロ曲には、そこまでハマらず。シングルになる曲が、わりとバラードとか、リズミックな曲が少なかったからかなぁ。どちらかと言うと、ドナ・サマー派かも?
が、ダイアナと一緒にシュープリームスの曲を、流してくれる番組もあって、知るように。シュープリームス時代の、ダイアナは好き派かなぁ。
ちなみに、今は原音に近いスプリームス表記になってたりするけど、私は懐かしい時代感を込めて、シュープリームスと呼ばせて貰いますね。

若い世代の人だと、映画の「ドリームガールズ」のモデルになったグループって言うと、ピンと来るのかも?
ダイアナ・ロスの役をビヨンセがやってて、映画は楽しかった。けど、やっぱり女子が集まると色々あったみたいだし。 ガールズバンドも、アイドルグループも、女子が何人か集まると、なかなか大変は、今も変わらないのかも?
もちろん女子校で、私も標的にされたり、皆んな色々あったなぁ。笑

『Where Did Our Love Go』
(邦題愛はどこにいったの)はチャートNo.1でヒットしたし、私もこの曲は好き。 
バラードにしそうなメロディーを、リズミカルにしたあたりが、モータウンかも?
アレンジも曲も、わりと単純な構成な感じだけど、癖になる感はある。頭の手拍子?足拍子?的な部分で、掴まれるかなぁ。

高橋ユキヒロもカバー

後に色々な人に、カバーされる曲も沢山あって。
『Stop! In the Name of Love』も好きな曲。

この曲は、今もよくある、いきなりサビを歌うパターンで、イントロがほぼ無い。が、そこで掴まれちゃう。コーラスも上手く入ってて、グループである必要が感じられるかも?
この時代の曲は、アレンジや音が悪いとかで、古さは感じるけど、曲の良さとは?とか、色々考えさせられるかなぁ。

で、この曲はYMOの後、高橋ユキヒロもソロアルバムでカバーしてて、このバージョンも大好きだったし、ヘビロテしてた。大学時代に。
出だしとサビは、ほぼ原曲のままなんだけど、Aメロからはリズムを変えてる。
スカか?よくわからないけど、曲途中で、違う系統のリズムを持ってくるあたり、さすがドラマーか?ってなる。
ユキヒロさんは、初期は歌ってないけど、私は彼の声は大好き。もちろん色々と他にもカッコいいところはあるけど。笑
サディスティックミカバンド時代から、YMOになっても、教授も好きだけど、ユキヒロ推し。笑

『You Can’t Hurry Love』
(邦題恋はあせらず)は、
一番好きな曲。この後もヒットも続くけど、私はこの曲が一番かなぁ。
タンバリンの感じとか、今聴くとこのアレンジも時代を感じさせるけど、ノリが良くて、楽しい。ダイアナも楽しそうに歌ってる感じだし。
スタイル良いよね〜。マジっ?ってなる。こんなスタイルになりたかった。胸もあって、ウエストもくびれてて、抜群に手足が長くて、細い。全員スーパーモデル並みだもの。笑
で、この曲もアメリカの映像作品、女子が主役の恋愛物に、いまだに登場する。
歌詞がお母さんに言われた恋愛のコツ?みたいな内容だから、そう言う場面とか初デートに気合い入れる場面とかで、採用されてる。最近はブラック女子のドラマとかも配信でよく見かけるから、なおさらかも?楽しい気分になるし、愛されてる曲。

フィル・コリンズが可愛い

この曲も、80年代にカバーされてて、
ユキヒロさんも意外だったけど、フィル・コリンズが歌うとは!って。

それまでのジェネシスの曲とか、外見も男性なこと含めて、シュープリームスと対極なイメージの彼のバージョンが、MTVで流れてきた時は、一瞬固まって、マジか?ってなって。笑
カバーって、やっぱり意外な人が歌う面白みってあるなぁ。
MVは何より1人で、グループのシュープリームスをやろうとしてるんが、ウケた。
画面は3人に見えたり、2人でハモったりするんだけど。ダンスと言い、もう、ちょっとおじさんチックに見えるフィル・コリンズが可愛くて。一生懸命やってる感じが。
アレンジも原曲の雰囲気を踏まえて、変わらない感じになってるし、曲をシュープリームスを愛してる感も出てて。このMVは何回も観て大好きだった。
そして、ユキヒロさんもフィルコリンズも大好きな歌うドラマー。笑

マーサ&ヴァンデラス

シュープリームスも良いけど、曲のテイストはマーサたちのほうが好きだったなぁ。彼女らの魅力は、やっぱりパワフルなボーカルかなぁ。
『(Love Is Like)A Heat Wave』
(邦題ヒートウェイブ)

この曲はわりとイントロ長くて、イントロで乗せられて、間奏と最後のアウトロがまた良い。マーサとコーラスとの掛け合いがカッコいい。イントロは、定番な感じの手拍子だけど。笑
アレンジで、ホーンを強めに入れるのが、このグループのテイストかも?
ボーカルとコーラスも、どっちも生きてる感じがする。リードボーカル以外が、オマケな感じじゃないのが良いよね〜って。彼女らの魅力が、一番出ている曲かなぁって、個人的には感じるけど。
私はノリノリになる。のびのび歌ってる感じが気持ちいい。自分も踊りながら、歌いたくなる。笑
映像観てると、白人のおじさんっぽい人は、全くノッて無いのが、不思議。「この曲でノラないの?」ってなるけど、当時のブラックミュージックには、ちょっと歳の白人の人はこんな反応の感じだったんだよね。他の映像とか観ても。リリースは、私が生まれた年だからね。
この曲も、ザ・フーとか何組かカバーしてるけど、原曲が好き派かなぁ。私は。

ダンシング・イン・ザ・ストリート

『Dancing in the Street』は曲として、カッコいいし好き。ヒートウェイブよりも。
が、残念なのはミックスなのか、バックの特にドラムとかのボリュームが大きくて、ボーカルとコーラスが聴こえにくい。マーサの声と歌の良さが、前に出てない仕上がりになってるのが、もったいなく感じちゃう。
ホーンのアレンジとか、コードの変わり方とか好きなだけに、もうちょっとバランス、なんとかならなかったのか?感かあって。ダンスのために、リズムを強調したのかも?だけど。

そしてこの曲も、80年代に蘇ります。
それも、ミック・ジャガーとデビット・ボウイと言う、大スターたちで。
この組み合わせ、凄すぎて。
音楽の方向性はかなり違う印象だけど、モデル好きな(勝手な思い込み)セレブって共通点はありそうだけど。笑
チャリティーするなら、これぐらいは…感はある。
その2人がまさかの、モータウンのガールズグループの曲をやるとは?は、意外性は抜群だったなぁ。アレンジとかは、原曲にかなり近い。

ドキュメンタリーのモータウンの映画も観たけど、モータウンはヒット量産工場的な部分もあって、音楽としてのクオリティを、ちょっと下に見られてたところはあって。特に若い子のグループとか。
そんなポジションの曲の良さを、2人は存分に出してくれたし、何よりMVが楽しい。
まず、イントロ前の最初、原曲にない部分で、「東京!」って叫んでくれたら、そりゃ日本人なら嬉しい。今なら一番にくるのは「チャイナ」かも?だけど。笑
ボウイは日本好きだったから、最初に東京入れてくれたのか?ってなったけど。
途中、2人が振り付けみたいなのを、合わせて踊ってるのも、微笑ましい感じ。
このボーカリスト2人でも、バックが強烈だと、それほどボーカルが前に出ないから、アレンジがやっぱりそうなってるのかも。

ガールズグループ


『Please Mr. Postman』のマーヴェレッツとか、グラディスナイト&ピップスとか女性グループも他にもいた、モータウン。
男性もミラクルズ、テンプテーションズとかグループも多かったし、もちろんソロも。他にもゾロゾロ凄い人もいた。
男性グループは、わりと代表曲が何故かムーディーな曲が多い印象で、彼らにはあまりハマらず。何なのかなぁ…って改めて考えるんだけど。
バラード曲は大好きだし、何だろう?
甘すぎたのか?笑
ジャクソンファイブは、モータウン時代の曲は前に書いたように好きだし、テンプテーションズも『Get Ready』なんかは、大好きなんだけど。

男性にグループに関しては、スティービーワンダーや、マーヴィン・ゲイとかアースを聴いてたから、関心が薄かったのはある。笑

が、中高ぐらいはまだ、「女の子は勉強なんかしなくていい」とか、「大学なんかに行ったら、反対に嫁の貰い手がなくなる」なんて、平気で言うようなおじさんたちが、世の中にいっぱいいた時代だった、日本。
私でもちょっと「男に生まれてたらな…」って思ったことがあるし、三姉妹だったから、「男に生まれてたら」って親に言われたこともあった。
だから、女性でものびのびと、自分の才能でやってた人たちを、応援したい気持ちはあったかなぁ。時代は私より前だし、より厳しかっただろうけど。
カウンターテナーの人はいても、女性にしか出せない声はあるから、活かせてる彼女らに、憧れはちょっとあったのかも?
その上、まだまだ基本アフリカ系は差別の状況があったから、より肩入れしたい気持ちもあったかもね…?











この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?