そういえば自己紹介まだでした⑤

第五章「緊張と緩和と緊張と緊張」

あの時の僕らは、
まだ。人を笑わせるってどれだけ凄いのかにまだ気づいてなかった。

僕（ところ天すけ）とクリスと竜太（現在ありんくりん）
この３人で当時結成したトリオ「ケースバイケース」

右も左もわからないまま。クリスが仕事を取ってきた。

クリスの良いところでもあり、悪いところでもある
「誰とでも仲良くなる」
基本的にはいいところしかないように見える性格だが、

時には裏目にでる事が多々あった。

基本的にお笑いの営業を取ってくるのはクリス。
持ち前の明るさで、その場にいた人とすぐ仲良くなり、
その仲良くなった人から
『もしよかったら今度イベントやるんだけど司会しない？』と声がかかる。

そしたら、また違う人からも声がかかり、断れないクリス。

すると、結果どうなるかはもうわかりますよね。

ダブルブッキング（仕事の時間帯が被ってしまう。）

どちらかを断るしか方法がないと思ってた・・・

でも、そんな彼が言い放った一言、
「俺が一個いくから、竜太としんきはもうひとつのとこで司会よろしく！」

怖い。怖い。怖い。

まだ、トリオになって１ヶ月も経たないし。
なんなら、営業なんて行った事もない。

でも、こうなったら行くしかない。。
まぁ、イベントの司会くらいなら、どうにかできるでしょう！
そう甘い考えを持って、僕と竜太は打ち合わせに向かった。

そこでイベントの主催者に言われました。

イベントの規模は５００人です。そこで司会お願いします！

いや、多いな！！！
（その時にツッコミを覚えました。）

その時期が10月という事もあり、
ハロウィンのイベントの司会を依頼されました。
場所はミュージックタウン音市場。

芸人なって７年目の今でも
５００人規模のイベントで司会なんてやった事ないのに笑

芸人にすらなれてない僕らが司会。

断る事もできずに、その日はやってきました。

ハロウィンのイベントという事もあり、内容は以下の通り

・コスプレの紹介＆インタビュー
・会場の盛り上げ、注意事項の読み上げ
・イベントはお酒飲み放題、ヴュッフェ方式（激アツ）

遂に、イベントは始まりました！

一番すごいコスプレは自分！
という自己承認欲求のかたまり若者が集ってきます。

こうなったらとことんみんなをいじり倒して笑いを取ってやる！
行くぞ！竜太！

あれ？竜太がいない・・・？

天すけ「竜太さーん！どこー？」
初めてのMCで発した言葉はそれでした。

彼は誰よりも早く。

彼は誰よりも多く。

お酒とヴュッフェを楽しんでました。。。

当時の彼（ありんくりん竜太）にはＭＣ（仕事）という自覚はなく。

エロい女。旨い酒。それをステージで一望できるから来た。という感覚。

普通にキレたのを思い出しました。
酔っ払って、コスプレの事をいじらないといけない場面で、、、

「２次会はどこ行く？俺も行こうはい。」

僕が、司会をちゃんとできるようになろうと思ったのも、
彼（ありんくりん比嘉）がいたからかもしれません。

一方その頃クリスは。。。

面白い話ではなかったので、割愛します。

でも、なんだかんだ楽しかったのは覚えています。
今になって考えると、やっぱり根からお笑いが好きだったのかもしれません。

そして、いよいよ「ケースバイケース」になって初めての

賞レースがやってきました。

つづく。

次回、第六章「手応え。そして解散へ。」です。

今回も長い文章を読んでいただき
ありがとうございました！！

ところ天すけ物語。
いずれはドラマ化したいです！絶対！

この記事を読んで楽しんでいただけたら、
お気持ちでいいのでクリエイターサポート
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まだまだ勉強中ではありますが、
是非とも、僕らところどころ
そして、沖縄のお笑い芸人をよろしくお願いします！