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留置場という魔境

ふじわらとよし
です。

皆さんは留置場という場所を知っているだろうか

日本全国にある警察署の中にある場所。

逮捕されると基本的に
まずはその留置場に閉じ込められる。

6畳ほどの部屋
汚めの白い壁
汚めでシミ多めの床(硬い)
トイレ

何もない部屋
何もする事がない部屋

スマホもない
テレビもない
冷蔵庫もない
食べ物もない

何もない

この場所に約5ヶ月いました。

気が狂いそうとかではなく
少し気が狂っていました。

そんな状態の人間に取調べをする。

まともな返事など出来るわけがない。

それに逮捕されたとはいえ
全員が全員
本当に悪さをしたとは限らない。

冤罪の人もいる。
誤認逮捕というのもある。

もっと言うと
逮捕されただけでは犯罪者にはならない。

犯罪者や前科がつくというのは
裁判で有罪になってからだ。

判決が出ていない人の事を
未決(みけつ)と呼ぶ。

未決とは言い換えれば
暫定無罪とも言える。

それなのに留置場に入ると
番号で呼ばれ外部との接触は
簡単には出来なくなる。
お金がない人は
ドンドン痩せる。

僕は5ヶ月で10キロ痩せた。

夜は9時に寝かせられて
朝は6時に起きる
何もない部屋で

まっっっっったく時間がたたない。

唯一
時間を進ます方法がある

それは
官本(かんぼん)だ。

要するに警察署から本を借りて読む
永遠に読む
活字を読む
恋愛小説だって読む
読むしかない

いや、反省しろよ!
て思います⁉︎

そんなんね
しまくってますよ
けどね
24時間ずっとは無理なんです。

それに現状を直視する時間が
長ければ長いほど
落ちていく。
まあ、落ちればいいんやけど。

ちなみに取調べ室に弁護士がいない
というのは
中世のヨーロッパなみに
古く厳しいのです。

今、令和です。

風呂は週に3回
たくさんの人間に見られながら

トイレも人に見られながらです

完全に1人になる事は
ありません。
これは
拘置所も刑務所も同じです。

こんな場所
人間が行く所ではないです。

悪さをするなら
法律を破るなら
こんな場所に行く事になります。

するなら
その覚悟を持ちましょう

ないなら
悪さはやめましょう。

悪さにメリットはない。

さて
寝ます

読んでいただき
ありがとうございます。

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