89. アメリカ建国ラップミュージカル「ハミルトン」

Podcast「常夏」は、MoeとShodaiの2人で、自分たちの趣味である芸術や映画や音楽、Moeのデンマークでの暮らしについて話しているインターネットラジオです。このnoteではミュージカル「ハミルトン」について話した時のレポートを掲載します。

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Disney+で公開されたミュージカルの「ハミルトン」をMoeが観た話をしていますが、参照元やシェアしたい動画がたくさんあるので、記事にまとめてみます。

本編ではおたよりのアンサーもしているので、ぜひPodcastで聞いてみてね!


ハミルトンとは

アメリカの10ドル札の顔。カリブの島で生まれ育った孤児のハミルトンが、その文才とハングリー精神を発揮し、大学へ行き、ジョージ・ワシントンの右腕となり、アメリカ独立戦争を勝ち取り、アメリカ合衆国建国の父の一人となった生涯をヒップホップ音楽で綴ったミュージカル作品。

Moe(以下M): やっぱり舞台で観たいと思ってたけど、しばらくアメリカにもブロードウェイにも行けないしねぇ

Shodai(以下S): アメリカはまだ難しいだろうけどブロードウェイもやってないんだ

M: この前見たニュースで、1月か2月ぐらいまで閉まるって書いてたと思う

ブロードウェイが(少なくとも)1月まで閉まる話
https://www.nytimes.com/2020/06/29/theater/when-broadway-reopening-coronavirus.html

S: 人生が変わってしまう。そこで働く人たちの。

M: 蛇足だけど、ニューヨークでブロードウェイを目指す日本人3人のYouTubeがあって、私は彼らにすごく期待していたんだけど。
そしたらそのうちの2人が10月くらいで日本に無期限帰国することになって。本当に泣きそう。

ブロードウェイを目指す日本人3人+映像作家の4人組
Hello, New York!チャンネル


話は戻って.....

M: キャストはほとんど非白人。曲もHip-hop、ソウル、R&Bとか非白人の音楽で、そこらへんが新しいというか。
いろんな人種の人がステージに並んでるだけでインパクトがあるんだよね。

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M: ハミルトンの作詞作曲プロデュースまで全部やってるのがリン=マニュエル・ミランダという人なんだけど、最近だとメリーポピンズ2のジャック役や、モアナの作曲もしてる。

S: 演じるし書く人だね。

M: この人が主演のハミルトン役もやってる。

リン=マニュエル・ミランダ(左)とハミルトンの共演者同士で結婚したカップル(中央・右)
割とツイートが多い、ネタツイも多い。


ミュージカルとしての印象

M: まず舞台転換がない。1幕と2幕の間も変わらずずっと一緒。

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M: あとはアンサンブル(バックダンサー)の使い方や、銃弾の表現の仕方、巻き戻しの演出もよかった。
それと、キャッツと同じでセリフがなくて全部音楽で進むんだけど、だから曲数が超多くて。Apple Musicに入れてるんだけど、全部で46曲。2時間半。

S: ずっと歌ってんな。

M: でも一回出た曲のリフレインが多くて、聞き覚えのあるメロディーやビートが出てくるから、そこまでtoo muchではない。
でも、非ネイティブとしては、歌の言葉って喋ってる言葉より理解しにくいじゃん。日本語でもそうなんだけど。

そんなあなたに(私に?)曲ごとの概要を追いながらあらすじが分かる記事があるので要チェック!
信頼のブログLOVE performing artsによるハミルトンあらすじ


M: あとは、討論の場面があって、国の財政をどうするかとかがラップバトルなんだよね。ミュージカルだと思って見てるから、すごいびっくりしちゃう笑


(ついでに、ホワイトハウスで同じ歌詞を普通の喋りバージョンを撮ってるのがあるので置いとこう)(ふざけてます)


M: しかもみんな歌って踊れる上にラップもできるって、米津野田常田やんっていう。

米津野田常田の元ネタ
https://www.excite.co.jp/news/article/E_talentbank_154603/


S: 今Wikipediaでハミルトンの功績見てるんだけど、強い想いの文章をこの記事を編集した人が書いてる笑

M: 強火ペンやな


オタク方面の話

M: エマワトソンとリンがインタビューしてる動画があって。
この映像超いいからみんな見て欲しい。特に、ハリポタ沼に浸かってる人は両足ともいっちゃってほしい。
2人ともバイブスが高いの。

M: このインタビュー自体はHeForSheというムーブメントの一環だったから、エライザの功績の話やフェミニズムの話もしてるんだよね。

M: エマワトソンもお気に入りのフレーズに挙げてたんだけど、スカイラー姉妹のアンジェリカが街で声掛けられた男にラップで言い返す場面があって。
「コモンセンス」や「独立宣言」をパッと引用できるところがかっこいいの。
エマもIt's soooooo good!って言ってた笑


M: それから#Ham4Hamっていう企画があって。
人気でチケットが取れないWickedとかハミルトンとかの作品は、チケットを枚数限定で抽選で安くで買えるのをやってたりするのね。

https://spice.eplus.jp/articles/37280

M: 公演の何時間前とかに劇場行ってその抽選を待ってる時間があるんだけど、そこで出演者が出てきて1曲歌うみたいな企画があって。
それが#Ham4Hamっていうやつなんだけど。(以下プレイリスト)

M: 昨日見て最高だったのは、いかつい黒人の男の人がいるんだけど、その人がWickedの一番有名な曲Defying Gravityをミッキーの声で歌います!とか言って。

S: あ〜そういうやつ、オタクが好きなやつね。

M: でもこれが目玉になっちゃって、人が集まりすぎちゃったから、あるときからそれがオンラインになったっぽくて。
路上のやつも一般人があげてるし、ハミルトン公式にもいっぱいあるから、無限に見れますよっていう。

S: いいねそれ。

M: ジョージ3世の世代交代の時に、しょうもない戴冠式みたいなのやっててさ。
客が入ってないステージで、わざとらしいブリティッシュアクセントで「今日の良き日に!新しいキャストを迎えます!」とか言うの。
イギリスでナイトの称号与えるときに長い剣で儀式やったりするじゃん、ああいうのを身内ネタでやってる。

S: いっぱい上がってるんだ。福利厚生。

M: これは福利厚生。(公式の供給はオタ活における福利厚生です、厚ければ厚いほどいい)

(追記: 自分のお気に入りを選んでプレイリストにしました↓)



お気に入りキャラクター(少しネタバレ含む)

・ジョージ3世

サイコパスでメンヘラで陽気でゲイでクイーンなキング


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・アンジェリカ・スカイラー

(左からエライザ、アンジェリカ、ペギー)

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・ラファイエット/ジェファーソン

ラファイエットの高速ラップ。


こちらはジェファーソンの曲。

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動画をチラ見するもよし、ストーリー読んでみるもよし、とりあえず本編見て復習するもよし。

オタクの布教に付き合っていただきありがとうございました。


チャオ〜

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