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移り気なあの子は、雨が大好きです。





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まず、

間違いなく

梅雨(つゆ)


ですね。


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とびきりの梅雨じゃんか~・・・



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あめあめ ふれふれ

かあさんが~ ♫


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蛇の目(じゃのめ)で
おむかえ うれしいなぁ~ ♫

ピッチピッチ・・・


いや・・・

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蛇の目(じゃのめ)

ってなんだ??


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雨の日に楽しくなる童謡の
「あめふり」の歌。

この歌詞の中の
「かあさんのじゃのめ」ですが、

蛇(じゃ)の目=傘(カサ)
のことって、ごぞんじでした?

蛇の目の傘とは、
きれいな装飾が施された
和傘のことで、こんな傘。


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蛇(へび)の目
に似ていることから、
このように呼ばれるように
なったのだそうです。


じゃのめでおむかえ
うれしぃーな~♫ かぁ

子供の時は母さんが
おむかえにきてくれてるのが
すごくうれしかったな~

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でも・・・

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蛇の目じゃなくて
ビニール傘だったよ💦


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ただいま~


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いや~

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とっ子ちゃんが
おむかえに来てくれたから
助かったよ~


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おかえり・・・・

タヌまるくんとフクまるくんは
しらないだろうけど、

ふつーは「アジサイ」でおむかえじゃなくて、
蛇の目(じゃのめ)なんだよ。


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気分が明るくなる春と、
待ちに待った夏の間にある
梅雨の時期は憂鬱(ゆううつ)な
気分になりやすいという方も
多いのではないでしょうか。

すっきりしない天気が続く梅雨どき。
「なんだかやる気がでない」とか
「落ち込みから復活できない」と
いう人が、少なくありません。

原因は「自律神経の乱れ」かと。

梅雨の時期は天気が不安定で
雨が降ったり晴れたりと
気圧が急激に上がったり下がったりを
繰り返します。

気圧がコロコロと変わると自律神経は

「暑いの? 寒いの?」

「どっちなの????」


ってなるので、
混乱して疲れてしまい、
上手く機能しなくなってしまう
といわれています。


ですが、

アジサイは「雨」が
大好きです。


アジサイは雨が降らないと
美しく咲くことのできない

花なのです。

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へ~ そうなの??




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アジサイの開花日が
梅雨入りの時期とも重なるため、
アジサイは雨が似合う花
といわれていますが、

他にもちゃんとした理由
あります。

アジサイは葉っぱは
大きくて数も多いため、
水分が葉から発散する
蒸散(じょうさん)が多い
お花です。

蒸散(じょうさん)とは、
植物の体の表面から
水分が水蒸気となって
空気中に出ていくことを
いいますが、

わたしたちが「汗(あせ)」
をかくのと同じ。


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汗をかくのが好きというわけでは
ないですよ・・


蒸散(じょうさん)をすることで、
お花は温度が上がりすぎて
しまうのをふせいでいるのです。

また、私たち人間は汗をかくと、
のどがかわいたと感じますよね。

植物も同じで、
蒸散して体内の水分がへると、
新しい水分と栄養分をとらなければ
と思うようになります。

水分は根から吸い上げますが、
蒸散をしたあとだとこの
水分の吸収率がアップするよう
になります。


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というわけで、
アジサイはとにかく水がいるので、
雨が大好きなの💙💙


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そして、

アジサイは、雨にぬれた姿が
一番美しいお花🤍🤍


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ちなみに、

アジサイは英語名で
「ハイドランジア」といい、
「水の器」という意味です。

アジサイはいつも体内に水を
たっぷり蓄えていることから
名付けられたそうです。


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梅雨にだる~い気分になることを
「梅雨だる」といいます。

気分も落ち込むこの時期ですが、
アジサイが素敵に咲いてくれるので
よしとしましょう💙💜

アジサイの色彩効果は
ストレスを緩和させる効果があります。


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アジサイの魅力のひとつが、
カラーバリエーションの豊富さです。

青や白、ピンクなど、色彩の種類が豊かで、
色の濃い、淡いも幅広く、好みに合わせて
花を選べるのがうれしいですよね~。

そんなアジサイの色の違いは、
何が理由なのでしょうか?


アジサイといえば、
青や青紫などの「青系」と、
ピンクや赤紫などの「赤系」
それと「白」を思い浮かべる
と思います。


ほとんどの方がご存じかと思いますが、
アジサイってコロコロと
色が変わりますよね。


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ひと株のアジサイなのに、
こっちには赤い花、
そっちには青い花、
あっちの白いアジサイは
そのまま??

ということがあり、
カメレオンみたいに

ある条件によって
色が変わります


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アジサイは、
別名「七変化(しちへんげ)」
とも呼ばれていて、

「移り気(うつりぎ)」

といった花言葉がつけられたりもしております。

※移り気(うつりぎ)とは、
 簡単に言うと、「きまぐれ」。


にしても、同じ株に違う花が咲いたり、
色が変わったりするのはなぜでしょう?

移り気な人は、
気分で気持ちがコロコロ変わったり、
変化を楽しむ傾向がありますが、

アジサイもそんなわがままな
気分屋さんなのでしょうか?

じつは、アジサイは
わがままに花色を変化させてる
わけじゃなくて、

むしろ、

土の状態が良いかどうかを
知らせてくれてるのです。


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アジサイの七変化は、

土の「酸性度(さんせいど)」
が原因なのです。


酸性(さんせい)??

ですよね。


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酸性度(さんせいど)とは、
「酸性」「アルカリ性」かだと
思って下さい。

酸性やアルカリ性というのは、
モノを水に溶かした液体の性質(せいしつ)
の名前です。 

水溶液(すいようえき)
ともいいます。

お酢やレモンの汁のように、
すっぱい味のするものは「酸性」

※ちなみに、 二酸化炭素が水に溶けると 酸性となります。 
 みなさんもよく飲んでいる 「炭酸水」です。


そして、草や木を燃やしたあとにできる
灰(はい)を水に溶かした液体のように、
苦い味のするものは「アルカリ性」


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あまり難しいお話は
避けておきますが、
もう少し詳しく説明して
おきますね。

ガーデニングで上手く
植物を育てるには、
「土作り」がとーても
重要です。

そして、土には
「酸性の土」「アルカリ性の土」
があります。

じつは、

「酸性の土」では植物が上手に
育たないことがあるのです


土の状態が酸性に傾いてしまうと、 根が弱ってしまい、栄養や水分などを上手く吸収できなくなってしまいます。
 特に野菜は酸性の土にとても弱いため、酸性の状態が続いてしまうと枯れてしまうので注意が必要です。


もしも、土が「酸性」に
傾いているようであれば、
アルカリ成分である
「石灰(せっかい)」等を使って
土の酸度を調整しなくてはいけません。

ホームセンターやお花屋さんに、
「苦土石灰(くどせっかい)」といって、
土のアルカリ性を強めるために
使われる肥料などを土に混ぜ合わせて
土の調整をします。


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へ~!(よくわかってない)


ところで、

どうしてアジサイが
土の状態を知らせてくれるのでしょうか?

土の状態とは、酸性に傾いた土か、
それとも、アルカリ性に傾いた土かです。

もう、おわかりですね。


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・・・それは、

アジサイの花色は、
「酸性度」によって七変化するから
です。

アジサイの花色をみれば、
酸性なのか、アルカリ性なのかが
わかるということですね。


土の中には「アルミニウム」が
多く含まれています。

このアルミニウムは
酸性の土だと、水によく溶ける
水溶性(すいようせい)となり、
アジサイの根っこから吸収されます。

すると、アジサイの
「アントシアニン」という色素と
アルミニウムが結合すると、
青系のアジサイになります。

酸性の土 = 青いアジサイ


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一方で、土の中のアルミニウムは、
アルカリ性の土だと、水に溶けない
不溶性(ふようせい)となり、
アジサイの根っこからは吸収されません。

すると、アジサイの
「アントシアニン」という色素と
アルミニウムは結合しないので、
赤系のアジサイになります。

アルカリ性の土 = 赤いアジサイ


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ところで、アジサイは
赤色よりも青色の方が多い
といわれていますよね。

つまり、酸性の土が多い
ということになります。

なぜ「酸性の土」が多いと
思いますか?

雨が降るからです。


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日本の雨は空気中の二酸化炭素が
溶け込んでいるので
「弱酸性」です。

そして

雨が降ることで
土の中のアルカリ分が
流れてしまうのです。

アジサイが咲くのはちょうど
梅雨時ですよね。

なのでなおさら
土の中のアルカリ(石灰)が
流されてしまいます。

それに、もともと日本は
火山大国なので酸性土壌が多い
と言われてます。

とはいえ

青や紫色のアジサイも
素敵ですが、
赤やピンクのアジサイも
咲かせたいですよね。

そんなときは、土の酸性度を下げて
アルカリ性に傾けるといいですね。

土がアルカリ性に傾けば、
アルミニウムが溶けにくくなるので
アントシニアンと結合せずに
赤いアジサイを保ってくれます。


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方法はいろいろありますが、
赤玉土腐葉土を混ぜて作り、
そこに先ほど説明しました
「苦土石灰(くどせせっかい)」
混ぜることでアルカリ性に傾ける
ことができます。


あと、「卵の殻」
使う手もあります。


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まさかとは思いますが、

卵の殻(から)を洗って
乾燥させたものをパウダー状
になるまで砕きます。

それをアジサイに撒(ま)くだけで、
卵の殻(から)に含まれる
炭酸カルシウムの弱アルカリ性の成分により、

アジサイの色を赤く変えるのです。

とはいっても手間がかかるので
何とも言い難いのが正直なところ・・

ですが、卵の殻を捨ててしまうことを
考えると無駄にならなくていいかもですね。

また、卵の殻は、
植物や野菜などを育てる際に
土に混ぜることで肥料の役割も
果たすのです。

ぜひ試してみてはいかがでしょうか。


さて、今回はここまでです。

長い記事になってしまいました💦


ジメッと、どんよりしがちな
気候だからこそ、

色鮮やかなアジサイを見て、
梅雨を楽しんでみませんか💙💜



最後にアジサイの花言葉は
「移り気(うつりぎ)」といいましたが、

じつは

小さな花びらが身を
寄せ合うようにして
一つの花を形作っているため

「一家団欒(だんらん)」

「家族の結びつき」


という花言葉もあります。



あ~

なるほどね。


それで初めから
やたらと登場してたのか・・・

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最後まで読んで下さり本当に
ありがとうございました。

次回またお会いできるのを
楽しみにしております。



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