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関門海峡ひとり旅は、羽田発最終スターフライヤーとJR九州と関門汽船の旅(2022年12月9-10日)

■前置き
私は、昨年壱岐島に行きました。

20時すぎ、帰りのバスを待っているときにフライトの電光掲示板を見ていたところ、21:30北九州空港行きのフライトを最後に電光掲示板の表示が終わっていることに気づきました。
「羽田発の最終便、いつか乗りたいな。」と思った記憶があります。
今回、突然「どこか行きたいな」と思ってパック旅行を調べていたところ、北九州方面が意外と安く、しかも21:30羽田発のフライトでも追加料金がほぼかからないということが分かり、「羽田発の最終便」に乗る旅を企画しました。
ちょうど関門海峡を渡りたかったので、一石二鳥です。

■旅の当日(12/9)
仕事大好きな私なので、当日はしっかりと出勤。ただ終業まで職場にいると羽田に間に合わない可能性が微レ存。(この言葉、使っている人いるのでしょうか。)
なので時間休をとり早退することにしました。
行きは新幹線を利用します。早めに空港に行って夕飯を食べようという考えです。

上野までの切符を購入

羽田空港に行くのに、どうして東京ではなく上野までなのか分かりますか?私には分かりません。でもyahoo路線がそう言ったのです。確かに言ったのです。

そういえば、いつの間にかMAXの表示が無くなりました。
ヘイタクシー!上野まで!

金曜日の夜だからなのか何時ものことなのか、サラリーマン風の方がたくさん並んでいたので、恥ずかしくて微妙な写真しか撮れませんでした。
1人だし平日だしと思って自由席に乗ったのですが、ほぼ満席でした。
どうにか窓際の座席に座ることができましたが、隣にもすぐ人が乗ってきて、何となく窮屈でした。

大宮。この写真を撮るのも恥ずかしかった。
無事東京駅に到着。…東京?

見事に乗り過ごしました。しかし安心してください。想定の範囲内です。
東京駅からでも羽田には行けますし(むしろこちらの方が定番のルートだと思う)、時間には十分余裕がありますし、堂々としましょう。
とりあえず料金の精算をします。

初めて来た精算所

私「すみません、乗り過ごしてしまったので、精算をお願いします。(堂々と)」
JR「あら…承知しました。ここからどこまで乗っていきますか?」
私「えっ!!(羽田に行くには浜松町か品川に行くのがベストだけど、上野から乗り過ごしてるのにそっち方面へ行くって言ったら変に思われるだろうし、でも上野に戻るのは効率悪すぎだし●×▲■)」
※5秒経過
私「…ここで降ります。」
JR「えっ、あ、そうですか。ここで。東京駅で。じゃあ少々お待ちくださいね。(コイツ上野から乗り過ごしてるのに、ここで降りてどうすんだ。)」

初めて見た精算券

本来なら新幹線改札を出てそのまま在来線に乗り換えればいいのですが、この精算券の扱いがよく分からなかったので、在来線の改札も一旦出てすべてリセットすることにしました。
出た改札からすかさず再入場という不審行動を経て、今度こそ在来線に乗ります。

黒い山手線見たかった。
浜松町からモノレールに乗ることにしました。
大事なことなので6回言います。
かなりたくさんの人がいました。

金曜夜だからなのかいつもなのか、サラリーマン風の方から若者まで、たくさんの人が乗っていました。

人が多いと微妙な写真しか撮れない私。
第1ターミナルで下車。人がいなくても微妙な写真しか撮れないことが分かった。
空港はやっぱり楽しい!

久しぶりの羽田空港です。とりあえずチェックインを済ませて、さっそく夕食を食べに行きます。
私は本当に優柔不断&1人で外食ができないクズなので、羽田に向かう間にレストラン検索をして、どこで食べるかをあらかじめ決めておきました。
私が選んだのは、大勝軒。つけ麺のお店です。なんかジャンクなものを食べたい気分なのです。あらかじめお店を決めておけば、後は勇気を振り絞って入店するのみ!

まさか?

開店時間もラストオーダーの時間も調べた上での店選びだったのに、閉まっていました…。
こうなると、私の優柔不断と1人で入店する勇気の無さが、最大限に発揮されます。
羽田空港を1時間ほどウロウロ歩き回った私の夕食がこちら。

やっぱり石狩に限るよね!

お店に入る勇気は無く、しかしスタバでは物足りないというお腹事情があり、結局北海道のアンテナショップのようなお店でお弁当を購入しました。羽田空港は、意外とテイクアウトのお店が無いんですね。
保安検査に並ぶ人々を眺めながら、ロビーでお弁当を食べました。しかし途中で「ご時世にロビーでマスク外しての飲食はまずいのでは」と気づいてからは、恥ずかしいやら申し訳無いやらで、俯きながら飲み込むように食べていました。

さて、この日私が搭乗するフライトは21:30発です。夕食を楽しもうと早く来た結果19時に空港に着いた私でしたが、食事を済ませた時刻はまだ20時過ぎです。フライトまであと1時間半もある…。
でも空港内のショップやカフェはどんどん閉まっていくため、どこかでお茶でもということもできず、結局搭乗口まで行って飛行機を眺めることにしました。

ステキラウンジ発見!

保安検査を抜けたところにパワーラウンジというラウンジがあり、手持ちのクレジットカードで利用できたため、利用してみました。飲み物が数種類置いてあるだけでしたが、座席はキレイでゆったりだし飛行機ビューだし、ステキなラウンジでした。

しかしラウンジは20:30閉店だったため、そこからは搭乗口付近で待機することにしました。

21:30までまだ時間あるな…
スターフライヤー!黒くてかっこいいい!!!

スターフライヤーの機体はやっぱりオシャレでカッコイイですね!!!しかし翼の先があんなに曲がってたかな?
しばらく搭乗口前ロビーでのんびりしたり居眠りをしていたら、やっと搭乗の時間になりました。

搭乗の瞬間。どきどき。
機内も黒い。
足元はけっこう広い。
イラストがSFJ仕様(若干イルカっぽい)
搭乗がスムーズだったのか、すぐ動き出しました。
スターフライヤーマンにスモーキングをノーされる私。
スターフライヤーマンに見惚れていたら、滑走路にきていました。
無事離陸!夜景がキレイです。

機内からは素晴らしい夜景を見ることができましたが、私のク○タブレットは夜景を撮る能力が無く、上手に撮影できませんでした…。
フライトは約1時間半。ドリンクサービスもあって、快適でした。
そして23時20分ごろ着陸。

夜中でもかっこいいスターフライヤー。
JALもいました。
空港には24時間のコンビニが。お茶を買いました。

初めての北九州空港でしたが、こじんまりとしていてすぐ外へ出ることができました。
では、今日の宿へ向かいます。
えーと、宿はどこかな?

この距離でも分かる存在感。
徒歩5分で到着

東横インってすごいですね。遠くからでもすぐ分かりました。
ということで、この日は空港すぐ近くにある東横インに宿泊しました。
少しでも早くホテルに入って休みたいという思いです。
同じ思いの方がたくさんいたらしく、フロントにはチェックインを待つお客さんが列を作っていました。

各部屋ごとのBOXがあるフロント。こういう構造は久しぶりに見ました。
広いベッドに大きめテレビにデスクもあり、快適。

この日はすぐお風呂に入り就寝しました。

■旅当日(12/10)
この日は朝早い時間に目が覚めてしまいました。部屋は十分快適なんですが、気持ちが興奮してるのかな?
しかしうだうだしていたら、あっという間に9時。チェックアウトは10時なので、慌てて支度をし結局ギリギリでチェックアウトしました。
今日はまず小倉に出て、そこから門司へ向かいます。ということで小倉行きバス乗り場へ。

西鉄バスを見ると、九州に来たなあと実感します。

このバスに乗りました…と言いたいのですが、これは別方面行きのバス。飛行機の着陸時間に合わせて、各方面のバスが一斉に空港に待機していました。
(そして自分が乗った小倉行きバスの写真を撮っていない私。)

北九州空港と九州を結ぶ橋を渡る
小倉駅に到着

本日のルートは以下のとおりです。
小倉駅→鉄道で下関駅へ→歩いて関門海峡人道へ→門司側へ渡り歩いて門司港へ→関門フェリーで下関側へ→歩いて下関駅へ行き鉄道で小倉へ
鉄道と船と徒歩を駆使します。歩きが多いですが、海の景色を眺めながらになるはずなので、きっと楽しく散歩できるでしょう。
では早速、小倉駅から下関行きの鉄道に乗ります。

ソニック発見!!!パシャパシャ!
コミュータートレインって何だろう?パシャパシャ!
これが私の乗った下関行き。パシャパシャ!
関門海峡(鉄道トンネル)をくぐり、下関に到着。
レトロな時計がすてき。
なんだこのイカしたたくわん色!
かわいいなあ

実は九州&山口の鉄道駅に初めて行ったもので、見る電車すべてが新鮮でかっこよくて、立ち止まっては写真、立ち止まっては写真を繰り返し、歩みがまったく進みませんでした…。
駅構内にいくらでも滞在できそうでしたが、どうにか脱出して関門海峡を目指します。おそらくバスでも行けると思うのですが、今回は徒歩で行きます。

道中は美しい海の景色が広がります。徒歩で正解。
こんなマンホールも見られます。徒歩で正解。
この名前を名乗るにふさわしい交番
突然観覧車あらわる

この辺りに来ると、飲食店がいくつか現れ始めました。
ちょうど時刻がお昼だし、どこかで昼食をとることにします。
ご当地ものがいいけど、ふぐ(ふく)のお店とかあるかなあ。パスタでもいいよね、ご当地ものとかありそうだし。蕎麦屋も悪くないなあ。
ウロウロウロウロ

優柔不断で飲食店に1人で入れないクズの味方、スターバックス。

今日はたくさん歩くし、糖分を補給するのにはちょうどいいんだから!

スタバを出てすぐ関門フェリー乗り場がありました
左側の船が、関門フェリー。

停泊していた船をちょっと見ていたのですが、なんかすごいグラグラ揺れているような。
私は船に酔いやすい性質で、船に乗るときは酔い止めを飲んでいるのですが、今回は短い乗船だしいいかなと思って、持って来なかったのです。でもこんなに揺れてると、ちょっと微妙かな〜。
ということで、帰路ではフェリーを利用しようと思っていたのですが、今回は諦めることにしました。一度酔ってしまうと、回復するまで辛いので…。

市場と亀山宮

歩みを進めると、ブラタモリで見た覚えのある風景に遭遇。これは確か…

鳥居にはさまった野球ボール発見!
(ブラタモリでこれが紹介されていたのでした。)
関門橋が見えてきました
大きくて立派でキレイな橋
真下はこんな感じ
ひっそりと海を護っている石
これもブラタモリで見た、船用の方向指示板
橋の下でわちゃわちゃしている人たち
入口に着きました
体育館の入口のような雰囲気
エレベーターで下へ降ります
いよいよ関門海峡人道を渡るときがきました!
全長は1キロも無いくらい
途中の壁面にはいろいろな絵が描いてありました
県境。撮影しているご家族が入ってしまいました。すみません…。
門司側に到着
外に出ると、こんな景色が。海がキレイです。

きっと今トンネルを作ったら、海が見えるようにとかオシャレにとかいろいろやるんでしょうが、「これは通路、通るためのもの。」というシンプルさがたまらないです。
私が行ったのは土曜日の午後でしたが、それほど人は多くなく、ゆっくり歩くことができました。

では、今度はここから門司港駅まで向かいます。
当初はフェリーを活用する予定でしたが、前述のとおり揺れに怯えて断念。大した距離ではないのでのんびり歩きます。

途中、線路を発見。土日だけ観光鉄道が運行されているようです。
と思ったら、列車が通りました。かっこいい!
30分くらい歩いたら、門司港エリアに到着。
ここのマンホールは梅の模様
門司港駅!一度見てみたかったのです。レトロでステキ。
中もステキすぎる。
案内板もステキすぎる。
ただボタンを押しただけなのに、こんなステキな写真が撮れたよ…?
行き止まりがいい味を出している。
待機中の列車たち

門司港駅があまりに素晴らしすぎて、電車を1本ずらし写真をたくさん撮ってしまいました。これは観光客が訪れるわけだ。

当初はここから小倉へ行き、お土産など買って空港へ行こうと思っていたのですが、この時点で時間は14:20。空港行きバスの出発は16:20。けっこう時間があります。
これは…もしかしてアレができるのではないか。アレが。

アレをするために、小倉を過ぎて折尾駅に到着。
(折尾駅には噂に聞いていたお弁当売りの方がいて、感動でした。)
ステキな色彩の電車を見たり
黄色い線を越えようとするセキレイちゃんを見ながら
コレを用意してアレを待ちます。
あああソニック!お前に乗りたくてガマンできなかったんだよ!!
あああかっこいい!!
ゴミ入れまでかっこいい!!!
座席フカフカ、前面スケスケ。
シートの模様がそれぞれ違ったり、床面が木目調だったりして全部オシャレ。
チケットホルダーもオシャレに見えてくる。

SNSでしか見たことのなかったソニックに、とうとう乗ることができました。すっっっごい豪華でオシャレでカッコよくて、もう一度、今度は長時間乗りたい!
今回は、たった2駅(約12分)の乗車でした。

ソニックに乗って小倉駅に到着したのが15:35ごろ。バスが16:20なので少し時間があります。ちょっとお腹が空いてきたし、空港にはあまり飲食店が無かったようなので、できればここで食事をとっておきたい。しかし1人でお店に入ることが難しい私。

立ち食いならお店に入らなくていいじゃない。
券売機のトップに君臨していた、かしわうどんをオーダー。

このかしわうどんが大当たりで、甘じょっぱい生姜味のお肉と甘めのスープが相性抜群でした。うどんは外側が柔らかく中がモチモチでコシがあり、関東では味わえない食感。
我ながらいい選択をしたな〜。これを食べるために昼はスタバで済ませたと思えばいいんだな。(何だかんだ、昼食をスタバで済ませたことにモヤモヤしていた私。)
さて、お腹もふくれたので、軽く小倉観光をしてから空港へ向かいましょう。

小倉名物、駅につっこむモノレール。(レールのみ)
観光ばっちし。
空港行きバス乗り場は、私を入れて15名くらい並んでいました。
高速バスを待つ間に西鉄バスを見学。
高速バスは定刻で空港に到着

チェックインを済ませ、お土産を物色。なんと、かしわうどんが売っていたので即購入。小倉の名物らしいです。
私が乗るフライトは15分ほど遅れて搭乗開始となりました。

飛行機の窓から、カーゴの荷積みを見学。おもしろかった。
帰りもスターフライヤーマン
飲み物のカップは何かのアニメとコラボをしていたらしい?
この広域でも表示される、小松の存在感。
無事着陸

羽田空港に戻ってきました。
羽田から東京駅へは、モノレールにしようか京急にしようか悩んでいたのですが、ふと「モノレール&山手線で500円のお得切符」というポスターが目につき、このチケットを買ってみることにしました。

行きもこれ買いたかったな。

モノレールで浜松町まで、そこから山手線で東京駅に行きました。
ここから自宅までは、新幹線で帰ります。
早速券売機で切符を購入…と思ったのですが、ど田舎ヤロウの私は「このモノレール割引チケットで無事に新幹線に乗り継げるのだろうか」と不安になり、有人のみどりの窓口で新幹線の切符を購入することにしました。

私「あの、このチケットでここまで来て、新幹線で本庄早稲田へ行きたいんですが。」
みどり「はい。乗車券も一緒でいいですか?少々お待ちくださいね。」
その結果発見された切符がこちら。

乗車券は東京駅からじゃなくていいの?

みどり「お客様の切符は山手線内有効なので、乗車券は田端からにしてあります。」
私「神」
やっぱりJRみどりは最高なのです。

その後、いつものe8系に駅まで送ってもらいました。

いつもの

■かかったお金(ざっくり)
飛行機とホテル:28,000円
羽田への交通費:10,000円
九州での交通費:4,000円
食事:3,000円

■今回の旅の結論
・関門海峡をめぐる旅はちょうどいい散歩コース。頑張れば日帰りで行けそう。
・かしわうどんは絶対また食べる
・ひとり旅はよい。

次はどこに行こうかな。(おわり)

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