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結局コナンにいきつく②

>>「結局コナンにいきつく①」からの続き

ちなみに、私的ハズレ回もある。TVアニメは体感で7割くらいが私的ハズレ回だが、劇場版では1割くらいだろうか。『紺碧の棺』『から紅の恋歌』『業火の向日葵』などがそれだ。理由は下記があげられる。

・犯行の動機に共感できない
・浮上した謎に興味が湧かない
・事件の難易度が低い
・恋愛要素が多すぎて冷める

といったところ。ひとつめの理由を強調しておきたい。
犯行を起こす側にも大義名分がないと、現実味がないし何より感情移入しにくいということ。だからサイコパスとか愉快犯がゲーム感覚で殺人を犯す系の展開だと興ざめしてしまう節がある。
それよりも、愛する人を守るためだとか、過去に起こったことや置かれている環境からせざるを得なかっただとか、そういうのが欲しい。
強烈に感銘を受け、何年経っても記憶から消えない作品
『残響のテロル』
『相棒 -劇場版- 絶体絶命! 42.195km 東京ビッグシティマラソン』
『ガリレオ-真夏の方程式』
などを列挙すると、アタリ作品のセオリーみたいなものが見えてくる。

話が逸れたが、こういった経緯から名探偵コナン(の重要エピソード回)を見あさる暮らしが再び始まった。Netflixより少々月額が高いHuluで、好きな時に好きなだけコナンを見倒すつもりだ。

最後に、私が劇場版名探偵コナンで最も好きな作品とその魅力を端的に紹介しておきたい。

『水平線上の陰謀(ストラテジー)』2005年

水平線ストラサムネ

・犯人の動機にうなずける、犯人もちゃんと頭がいい。
・小五郎がお笑い要因だけで終わらずちゃんと仕事する、作中でコナンも感心するシーンがある。
・サブテーマとも思える”相手を思いやる気持ち”が命を救う。フラグ回収と同時に号泣。
・からのエンディングでZARDが流れさらに涙こみ上げる。スケールがでかい感じとか夏の爽やかな感じが作品とマッチしててたまらない。
(エンドロールで流れる実写画像は安定して少し古くさくでダサい)

水平線ストラ


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