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自分で採寸しよう!-自己採寸のメリット・デメリット


  • え!?採寸まで2ヶ月待ち!?

  • 自分で採寸できないかな?

  • もう新築が建つのにしばらくはカーテン無しで生活……?

  • 早くカーテンが欲しい


やっと建てた自分の家、さあ引っ越ししよう!と言うタイミングで「ん?カーテンレールがついてない!?」と言うお客様はよく聞きます。

特に新築戸建ての窓装飾(カーテンレール、ブラインドなど)は、まず設置されていません。

「ハウスメーカーに頼んだら採寸してくれるんじゃないの?」

やってくれません。
というより、ハウスメーカーは測り方を知らないので、できません。
僕も何度かお客様のためにハウスメーカーと電話でやりとりをしていますが、まずちゃんと測れてる試しがない。

僕「お客様は窓枠の上に付けたいようなんですが、外寸お伺いさせてください」
ハウス「巾200cmで、高さ200cmです…あれ?内寸?だったかな?」
僕「内寸だと窓枠の厚みがわからないので外寸をください…^^;」

僕「下地は何cmありますか?」
ハウス「10cmくらいはあるんじゃないスか?」
僕「下地10cmなら既成200cmでもご案内が可能ですが、10cmより小さい場合は別サイズのご案内をしないといけません。ここで間違うと弊社の採寸ミスではないので、サイズ違いのカーテンはお客様買取となってしまいます…確実なサイズですか?」
ハウス「……確認します」

本当にアテになりません。
しかし、採寸は測る場所を知ってさえいればできるものです

この間大学生だった新入社員でも入社2ヶ月で1人で採寸できる程、カンタンです。
その新入社員は、これから僕のnoteで教えることしか教えてません。

自分で採寸する方法がわかれば、カーテン、ブラインド、ロールスクリーン、シェード、プリーツスクリーンの注文が気に入ったお店でできます。

しかも、自分のスケジュールでできるので、仕事をわざわざ休んだりしなくていいし、採寸の途中で子供がグズりだしても外に連れ出したりと、かなり自由!

ぜひ自分で採寸を実施しましょう!

その前に採寸ができるとどんなメリット・デメリットが有るか説明します。

この記事では、以下の商品を「窓装飾」と表記します。
・カーテン(カーテンレール)
・シェード
・ブラインド
・ロールスクローン
・プリーツスクリーン
・バーチカルブラインド
・アコーディオンカーテンなど

自己採寸のメリット

採寸までの待機時間を短縮できる

採寸までは、だいぶ待つことが多いです。

有名なところで言うとN社は時期によって2ヶ月待ちですね。
僕の会社でも2~3週間は待ちます。

しかも窓枠とクロスが貼られた後でしか採寸できません
これは自分で採寸するときも同じです。

建築図面を持ってきてサイズの判断を仰がれるお客様もかなり多いのですが、図面に書いてあるのはサッシの大きさです。
窓枠のサイズとは別物なので、図面を持ってきていただいてもサイズは判断できません。

そのため採寸は必ず実施すべき工程ですが、依頼すると時間がかかります。

自分で採寸ができると、この待機期間を短縮することができます。

自分のスケジュールで動ける

販売店や業者に頼むと、スケジュールを合わせて予定を空けなければなりません。

しかも採寸はプロでも1窓10分の時間がかかります。

新築なら10窓前後あるので1.5時間~2時間、お客様はただただ立ち会うだけです。

妊娠で辛くても、立ち会いが必要です。
仕事が立て込んでても会社と都合を調整しないといけません。
赤ちゃんが泣いても中断はできないし、子供が「帰ろうよ!」と飽きても待つしかありません。

シンドくないですか?
自分で採寸できたら「一旦ここまでにして、ご飯食べに行こう!」とか、「買い物しにいこう!」と、時間が自由になります。

どの店舗でも自由に窓装飾を選べる

店舗に採寸を依頼すると、採寸のデータはお客様に渡されずに店舗で保管されます。

採寸データは申請しても、もらえません。

他の店で気に入った窓装飾を見つけた場合、その店でもう一度採寸を依頼しなければサイズを出すことができません。

「他の店でこのサイズで見積もりもらったので、同じ寸法にしてください」

同じ寸法の商品を取り寄せることは可能です。

しかし、その店で出した寸法が「窓枠よりどの高さでつけるのか」「どういう見解で窓枠から何cmはみ出させるように設計しているのか」は、見積書を提出していただいてもわかりません。

そのため、もう一度採寸を依頼する必要があります。

そういう手間を省けるのが自己採寸です。

自分で測ったデータをお店に持って、買いたい物を決めたら後は店舗が製品の設計をしてくれます。

自己採寸ができたほうが、買い物の幅が広がりますね。

正しい採寸でスムーズに提案してもらえる

せっかく家を買ったので、気持ちよい門出にしたくないですか?
窓をみるたびに「なんか買い物のときストレスあったな…」と思いたくないですよね。

自己採寸ができると、カタログを見たときに自分でわかるので店員の説明を聞くときにストレスが少なくなります。

自分の家のことで「なるほど!!」とわかったら、自分の城感がおおきくなりませんか?

提案されてもわかるから買い物の時間が短縮できます。

自己採寸のデメリット

サイズ間違いでの返品・交換不可

採寸ミスでのサイズ間違いの商品は全てお客様での買取です。

正直に言えば採寸を依頼するとサイズ違いについては全てお店のせいにできます
採寸をするのはお店側なので、おまかせしたほうがサイズ間違いの商品は返品できるし、新しいサイズに注文もし直せます。
※新しいサイズの値段が高ければ、差額の支払いは必要。

そのため「できるだけアフターフォローをしてほしい!」という人は自己採寸は向いていません。

取付不可の状況での返品・交換不可

下地がない

自分で採寸する時点でしっかり確認しましょう。
下地がないと窓装飾は取付けられません。

施工主に聞くか、引き渡しが終わって施工主に聞けないのであれば、自分で調べましょう。

それも僕のnoteで教えます。

どこかに干渉してしまう

「エアコンを取付けたら、幅が無くなってしまい、カーテンレールがつかなくなった」
「クローゼットが窓に近すぎて、ブラインドにクローゼットの扉がガチャガチャ当たる」

この場合も、店舗では保証されません。

店舗で派遣する採寸は、干渉まで計測します。

採寸していない場所を店舗で判断することはできません。

自己採寸で干渉を考慮しない場合は、お客様の採寸ミス扱いになり、製品はお客様買取となってしまいます。

気をつけましょう。

業者に採寸を依頼すべき窓

必ず依頼したほうがよい窓は「天窓」「ごりごり和室作りの建物の窓」です。

天窓

これは僕でもメーカーを同行させるレベルです。
諦めて採寸を待ちましょう。

和室づくりの建物

洋室と同じ作りの和室であれば問題有りません。
自分で採寸ができます。

しかし……

こんな感じの部屋の窓は、依頼しましょう。

梁や柱の出っ張りなど、干渉箇所が多すぎて、測る場所が多く、採寸漏れしやすい形状なので、まず測り切ることは難しいでしょう。

正直、僕が採寸に行くのも嫌なレベルの窓です。

まとめ

自己採寸をすれば、スケジュールは自分の思い通りだし、商品を選ぶ幅も広がります。

ただし、自己採寸で依頼した商品がサイズ違いだったり取り付けできなかったりする場合は、自己負担での再発注になります。

アフターフォローがほしい方は、お店におまかせしましょう!

自分でやってみる!という方は僕のマガジンを参考に採寸してみてくださいね!

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