個人発明家の対応に強い弁理士(特許事務所)とは【リライト版】
本記事では、
「個人発明家の対応に強い弁理士(特許事務所)」
について、考察してみます。
結論としては、
「特許調査に強い弁理士(特許事務所)」です。
以下説明します。
■個人の対応に強い士業とは
一般に、士業は、お客さまとして、法人か個人を扱います。
(士業:弁護士、行政書士など)
「個人に強い」士業事務所の広告で、こんなのを見かけました。
「親切丁寧」「わかりやすい説明」「対応実績が豊富」(★)
士業の扱う業務は、わかりにくいものが多いです。
個人に強いことをアピールするのに(★)のような表現を用います。
では、弁理士(特許事務所)の場合はどうでしょうか?
■個人の対応に強い弁理士(特許事務所)とは?
個人の対応に強い弁理士(特許事務所)は、
✔上記(★)の特徴はもちろん持っています
✔さらに、上記(★)に加えて、もう一つ大きな特徴があります
それは、
「特許調査に強い」
ということです。
そもそも、上記(★)は、どんな士業事務所でもアピールできます。
ある意味、当然の特徴とも言えますし、差別化も難しいでしょう。
弁理士は「特許調査に強い」かどうかで、かなりの差があります。
この点が「個人の対応に強いかどうか」を決める要素になります。
その理由をご説明します。
■法人対応の弁理士と、個人対応の弁理士の違い
発明が生まれてから特許を出すまでの流れは、以下のようになります。
(1)発明が生まれる
(2)特許を出す発明を選択する(特許を出すかどうかを判断する)
(3)特許の書類を作成する
お客さまが法人の場合、(2)は企業の特許部門が行います。
したがって「法人対応の弁理士」の場合、主な仕事は(3)です。
お客さまが個人の場合は、異なります。
(2)を、個人で行うのは難しいでしょう。
特許のプロである特許部門と同じことを行うのは難しいでしょう。
そうすると、お客さまが個人の場合、(2)はどうしましょうか?
弁理士(特許事務所)に依頼するしかありませんね。
これを対応できるのが、「個人対応の弁理士」です。
企業の特許部門の仕事(2)も、まとめて依頼できるのです。
ですので、冒頭の結論どおり、
✔「個人発明家の対応に強い弁理士」は「特許調査に強い弁理士」
ということになります。
ちなみに「個人対応お断り」という弁理士(特許事務所)はいます。
その逆は、「法人対応お断り」という弁理士(特許事務所)?
こちらは聞いたことがありません。
個人対応の弁理士は(2)と(3)をともにできます。
(3)だけの仕事(法人対応の仕事)も当然できるわけです。
この点も、参考にされてみてください。
■法人も個人対応に強い特許事務所に依頼する手もある!
いかがでしたでしょうか。
最後に、個人対応事務所のメリットをもう一つ。
個人対応事務所は上記の(2)と(3)を「同じ」弁理士が行います。
✔「特許の書類のクオリティが上がる」「特許になる率が高まる」
そんな強みもあります。
そう考えると、法人も、個人対応事務所を利用する手もありますね。
企業の特許部門の方はいま、働き方改革でお忙しいでしょう。
仕事を丸投げできるかも知れませんね(笑)
<元記事>
個人発明家の対応に強い弁理士(特許事務所)とは(2019年09月26日執筆)
<関連記事>当ブログのリライトについて
特許の過去記事をリライトします&YouTubeも【1文1行ブログ】
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