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先行技術調査のもう一つの重要なメリット

弊所では、特許出願をご依頼頂くときには、先行技術調査(先行特許調査)を行うことを提案しています。つまり、これまでにどのような関連特許が出されているのかを、特許出願前に調査します。

先行技術調査を行うことによって、どのような内容で特許出願を行うか、確認することができます。その見つかった先行特許を参考にして、改良発明をすることができる場合もあります。

また、最悪、ほとんど同じ先行特許が見つかった場合には、いったん特許出願を保留にすることを提案することもあります。

そして、最終的に特許出願を行わない場合もあります。この場合、本来ムダになるはずだった特許出願の費用を、最小限に抑えることができます。

弊所の先行技術調査は、特許庁の審査官と同様の環境で行います。審査官の知見を生かして、発見された先行特許に基づいて、特許性の判断も行います。

●先行技術調査に関する弊所サイドの事情

先行技術調査を行うと、弊所にとっては、ある意味デメリットになることもあります。つまり、本来ご依頼頂ける予定だったもののうち、一定の割合で、特許出願を中止することになります。

しかし、この弊所のデメリットは、あくまで実利的なものです。お客様のメリットを最優先して、先行技術調査を行うことを提案しています。

ただし、緊急の場合などには、先行技術調査は行わずに、出願日の確保を優先します。お客様の事情に合わせて、柔軟に対応します。

●先行技術調査のもう一つのメリット

先行技術調査のもう一つのメリットをご紹介します。先日、お客様とお話しする中で、気付きました。

それは、お客様が、その技術分野の特許公報がどのような内容であり、どのような記載がされるかを、事前に確認できるということです。

お客様からすれば、特許事務所に特許出願を依頼すると、どのような書類が出来上がるのか不安になることもあるでしょう。その技術分野の特許公報を事前に読めれば、どのような書類が出来上がるかの、一つの目安になります。

また、弊所の出願書類の品質が、その特許公報を基準として、比較されることになります。この点でも、より良い出願書類の作成へとつながります。

*いかがでしたでしょうか。

なお、先行技術調査は、費用も掛かりますし、特許事務所によっては先行技術調査を行わないこともあるでしょう。また、低料金で、簡易な調査を行う場合もあるようです。
<参考>
『特許の先行調査あれこれ』
http://blog.livedoor.jp/shinonomepat/archives/2015-06-24.html

費用対効果など、お客様の事情に応じて、使い分けられるとよろしいと思います。

少しでもお役に立つ部分があれば幸いです。
最後までお読みくださりありがとうございました。

●YouTubeで音声でもご覧いただけます

●元ブログ(+αの情報あり)

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東雲特許事務所(しののめ特許事務所)
弁理士 田村誠治(元特許庁審査官)
【東京都港区新橋】【東京都中央区八丁堀】【東京都北区田端】
【稀有な経歴】特許技術者→特許庁審査官→特許事務所運営

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