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【Q&A】特許になるために、見た目やネーミングのインパクトは重要ですか?

(Q)よく見かける発明品は、見た目やネーミングが奇抜なものが多いように感じます。
特許になるためにも、見た目やネーミングのインパクトは重要でしょうか?

(A)特許的には、見た目やネーミングは、ほとんど関係ありません。(特許の審査官的な視点)

<補説>
そもそも、発明と、発明品とは、異なります。

発明(アイデア)は、抽象的なものです。ピンと来るものです。
発明品(アイデア品)は、その抽象的な発明を、具体的な商品にしたものです。

商品の見た目やネーミングのインパクトは、実際に商品として、市場を流通する際には、ある程度重要かも知れません。

しかし、発明が特許になるかどうか?という観点からは、見た目やネーミングは、ほとんど関係がありません。

特許の出願書類にも、見た目やネーミングについて、ことさら強調する必要はないでしょう。

*関連事項として、以下4点ほど。

(1)見た目やネーミングが重要でないというわけではありません。
見た目やネーミングのインパクトによって、あなたの商品として認知されやすくなることはあるでしょう。
そうすれば、模倣されにくく、また、模倣されたときに発見されやすいと言えるかも知れません。

(2)特許の出願書類には、【発明の名称】という欄があります。
この欄に、具体的な商品名を記載しても、意味がありません。
あなたのアイデアを表す、端的な名称にしましょう。

(3)見た目に特徴があるものを創作した場合には、デザインを保護する「意匠」の対象となることがあります。

(4)商品のネーミングは、「商標」として保護できる可能性があります。

少しでもお役に立つ部分があれば幸いです。
最後までお読みくださりありがとうございました。

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東雲特許事務所(しののめ特許事務所)
弁理士 田村誠治(元特許庁審査官)
【東京都港区新橋】【東京都中央区八丁堀】【東京都北区田端】
【稀有な経歴】特許技術者→特許庁審査官→特許事務所運営

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