見出し画像

ラグビーワールドカップ2019の思い出(Match10)

東京6:56発はやぶさ147号は、ラグビージャージを着た人でごった返していた。明らかに目的地は一緒だ。東北新幹線に揺られること2時間で新花巻駅に到着。新花巻で1時間の待ち合わせの後、地元の保育園児に見送られながらシャトルバスは出発。ここからおよそ1時間30分のバス旅だ。半年前に訪れた釜石鵜住居復興スタジアムは大雪だったが、今回は秋晴れ。絶好のラグビー日和。釜石開催に情熱を傾ける人々の願いが届いたようだ。青空の元には富来旗がはためき、ブルーインパルスが飛んでくる。夢のような時間だ。知人友人先輩後輩一杯会いました。座席はカテゴリD中央、前から2列目!手を伸ばせば選手に届きそうな席。座席まで夢のようだ。

画像1

今大会、ウルグアイの試合観戦はこの1試合のみ。実はどんなチームかもよく知らない。世界ランキング19位。この試合が今大会の初戦。一方のフィジーはパシフィックネーションズカップなどでおなじみのチーム。世界ランキング9位。ワラビーズとの対戦から中3日。とはいえフィジーの勝利は固いと信じていた。

画像2

恒例の拍子木から太鼓のオープニング、両チームの国歌斉唱からカウントダウンしてからのキックオフのルーティンで試合開始。先制したのはフィジー、でもすぐにウルグアイが追いつきゴールで逆転。負けじとフィジーもトライ、そしてウルグアイが追いつきトライを重ねて、PGもきっちり決めて24-12のウルグアイ優勢でハーフタイム。

画像3

後半に入ってフィジーのエンジンがかかってきたのか、2トライをあげるも、キックが全然入らず、一方ウルグアイは2本のPGを確実に決める。時間は無常に過ぎて焦りからかフィジーのミスが目立つ。そして銅鑼の音がなってラストワンプレー。フィジーは意地の1トライを取るも時すでに遅し。30-27でウルグアイがラグビーワールドカップ16年ぶりの勝利を収めた。釜石の地に伝説が刻まれた。

画像4

そういえば、新宿のメガストアーでウルグアイのオフィシャルジャージを見つけて試着した時、店員さんが「10着だけ入荷した超レアものです」と言っていた。しかしあまりの生地の薄さに購入をあきらめたのが今となっては悔やまれる。
そうそう、釜石シーウェイブスに所属していた元ワラビーズのスコット・ファーディーも地元開催を喜んでいた。

画像5

釜石鵜住居復興スタジアムでの夢のような一時を引きずりながら次の試合会場へ向けて移動開始。16:30発のライナーバスに乗り一ノ関には19:00到着、そこから東北新幹線で仙台には21:00に到着。1本早いライナーバスに乗っていれば、スムーズに新幹線に乗れたのだろうけれど、一ノ関で1時ちょっと無駄にしてしまった。もっとも、一泊して空路福岡という計画なのでその間にAPAホテルアプリで空き状況を確認しアパヴィラホテルを予約しすぐにチェックインできた。テレビを付けたら先ほどまでLiveで見ていたフィジー対ウルグアイを地上波で放映しているじゃないですか、もう一度見ちゃった。
明日は福岡に飛ぶので、寝なきゃ。残り38日間38試合。

2019/09/25 14:15KO
フィジー対ウルグアイ
釜石鵜住居復興スタジアム
観客14,025人

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?