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ラグビーワールドカップ2019の思い出(Match3)

ラグビーワールドカップは二日目にしていきなりクライマックス。
開幕戦は、どちらかというといつものジャパン戦の延長のように感じていたのだけれど、今日は違う。
ラグビーの国際試合はホーム&アウェーの対抗戦形式が基本なので第3国での試合は滅多に行われない。(2009年と2018年のブレディスローカップは滅多にない日本開催だった)でもラグビーワールドカップは違う。予選を勝ち抜いた20か国が開催国に一堂に会して44日間戦う。これぞラグビーワールドカップの醍醐味。
観客も昨日とは打って変わって日本人が少ない。ヨーロッパと南米のラテン対決ということもあり、ラテンの乗りに溢れている。
私は日本人には珍しくアルゼンチンのワールドカップユニフォームを着ていたので、あちらこちらで一緒に撮影しようと声をかけられた。(フランス語やスペイン語だったので多分)うまく会話ができなくて、撮った写真をもらうこともできなかった。

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スタジアム到着後すぐに隣接のスペクテータープラザでオーストラリア対フィジー戦を観戦する。後半20分までフィジーが勝っている展開でフィジーにイエローが出てしまい、その間にオーストラリアに得点されて離されてしまい、最後にダメ押しのトライを食らってノーサイド。札幌開催ということもあり見たかった試合ではあったが、スクリーン越しの観戦でもフランス人、アルゼンチン人と一緒だったので十分盛り上がれた。 慣れない私たちも楽しみ方を知った瞬間だった。

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札幌の試合の後はすぐにフランス対アルゼンチンの試合がキックオフを迎えることになる。ゴール裏カテゴリDの席はフランス人多数。拍子木の音がスタジアムに響くと空気がピンと張り詰める。続いて勇壮な大太鼓に合わせて選手入場。ワクワク。両国の国歌斉唱からカウントダウン「いょー」の掛け声でキックオフ。ボルテージ最高潮!
序盤は一進一退の攻防ながら、応援しているアルゼンチンがPGを決めて先制する。スクラムも強いぞ。でも前半はフランスのバックスが躍動する。立て続けに2本トライし、ついでにPGも決めて、気が付いたら20-3でハーフタイム。

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「おいおいアルゼンチン見せ場を作ってくれよ。」と思っていたら、優勢なFWが後半早々にトライを決め、その後もトライとPGを決めて20-18。追撃態勢だ。残り10分というところで、アルゼンチンがPGを決めて20-21で逆転に成功! しかし、その直後にフランスがDGを決めて23-21で再逆転。取られたら取り返すこれぞシーソーゲーム。
そしてノーサイド直前、アルゼンチンは絶好のPGのチャンスを得る。
しかし、キックはゴールポストを外れて万事休す。死闘を制したのはフランスだった。

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試合の興奮冷めやらぬままに、スタジアムのゲートに向かったら所属チームの先輩方に偶然遭遇。一緒に寿司屋に向かい、ニュージーランド対南アフリカ戦を観戦しながら反省会をする運びとなった。

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二日目にしてティア1(tier)と呼ばれる上位チーム同士の試合が2試合(フランス対アルゼンチン、オールブラックス対スプリングボックス)、そしてワラビーズの登場とつかみはOK。残り42日間44試合。

2019/09/21 16:15KO 
フランス対アルゼンチン
東京スタジアム
観客44,004人






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