フォーゴトン・レルム日英探訪記No.274 山/Mountain
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しばらくは基本土地の解読に勤しんでみます。バンドル版で英語の方の土地はコンプリートできた(らしい)ので、いつまで続くかは日本語版のカードの引き次第です。まだ開封が進んでいないんだよ……
日本語版
基本土地―山
君はヒュンデルストーンでは休息を取るだけのつもり
だったが、闇の奥底から聞こえる囁き声について
鉱夫たちが君に訴えてきた。
英語版
Basic Land―Mountain
You meant to simply rest in Hundelstone,
but the miners have told you stories of
whispers in the dark below.
Hundelstone=ヒュンデルストーンはどうやらD&D側の固有名詞らしい。記事の内容を見るにMountain=山の中にある町なのでしょうか? イラストも何だかYou=君が山の中にある街を眺めている感じがする
meant to~=~のつもりだったとsimply rest=休息を取る(だけ)という意味からここはただの通過点で、がっつり拠点にして何か一つのダンジョンを攻略するといった意図はなかったようである(D&Dの世界観に詳しくないから冒険の仕組みはよくわからないけどね……)
dark below=闇の奥底らしい。普通だとbelow:下の方と訳すイメージだけどそうはなっていない。山のふもとというニュアンスじゃなくて、穴が開いたような場所……となると谷底かもしれない。訳し方によってはbelow:地獄になるらしいけど、まだそう断言できる段階ではないみたいですね。不穏であり得体の知れない感じは伝わりました
whispers=囁き声はとても簡単なところですね。whispers:(風などが)さらさら鳴るという訳し方もあるみたいだけど、囁くと訳しているということは生き物の声で間違いないようだ
miners=鉱夫(達)はまさに山に潜っていたんですね。何を採掘していたのでしょうか。石炭? 鉄? 別のカード(ショッキング・グラスプ)に「鉄の鎧」というワードが出てきていたから鉄かな? さっきの記事にも鉄:Ironと言うワードが出ていたし
stories of~:~の物語というワードから、結構長めの話をしていませんか? 具体的な内容を君が鉱夫から聞き出している可能性は高い
have told=訴えてきたというぐらいだからよっぽどの事態ではあるらしいしそうもなるか
自分で翻訳するとこうなりました
あなたはヒュンデルストーンでただ休むだけの予定だった、
しかし鉱夫達が暗い奥底から聞こえてきた囁き声の事を語ってきた
日本語版だと鉱夫があなたのことを冒険者だと知って何とかしてもらおうとして訴えかけた感じがしたんですよね。わかりやすいクエスト受注の会話。なので日本語版が想定している物語とはあえて違う方向性を想像してみました。あなたが宿屋にある酒場か何かで一息ついていたところ、鉱夫達が「なぁ兄ちゃん聞いてくれよ、こんなことがあったんだよ」と愚痴ってきたというイメージです
stories of~:~の事にしたのもイメージに合わせてかな。鉱夫にとっては物語と言うほど大層なことではなくて仕事上で起こった嫌なハプニングの一つぐらいの認識でいるけど、あなたは興味を持つ内容だった……みたいな? 冒険者の性なんですかね
探訪は続く
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