#034 アレゴリイとフヘイブル
坪内逍遥の『小説神髄』をここまで読んで、一体何に対してモヤモヤしているのかを整理するためにも、これまでの内容をざっくりとまとめてみました!w
まず、逍遥は、人の感覚の点から、各美術を分類します。
次に、詩歌から小説へと至る過程を説明します。
詩歌で祖先の武勇伝を語ることから、神代史がはじまり、時を経て、その話の内容を「盛る」ようになり、記録が文字へと移るにつれ、史伝と奇異譚に分かれていきます。
#011で紹介したように、魯迅は「詩歌は労働から生まれ、小説は休息から生ま