スカイボックスここどこ?その④
VRChatのワールドの背景として使われる「Skybox(スカイボックス)」の場所を特定してみた集、更に数を増やしてその④まで来ました。
前回はこちら。
ニューカッスル(イギリス)
ワールドのサムネイルの時点でこれはスカイボックス案件だなと訪問。ここはその③で登場のグラスゴーのスカイボックスをBoothで配布されているカミさんの別の作品として見覚えがあったのですぐに判明しました。
特徴的なのは写真でアーチが特徴的なゲーツヘッド・ミレミアム橋ですが、奇妙なことにグラスゴーにもこれによく似た橋と近くのドームがありここで画像検索するとそちらがヒットしてしまうという罠が?
ヘルテン(ドイツ)
どちらかというと自然の平原と郊外の田舎町といった風なスカイボックスで難問パターンですが、写真の特徴的なオブジェ「Horizontobservatorium」がすぐに検索に引っかかりました。
ドイツ西部にある人口六万人ほどの街だそうです。この公園や周囲の街並み含めてのどかな光景ですね。
マイアミ(アメリカ)
いかにも海沿いのリゾート地といった外見。直下にある公園の外見の画像検索ですぐに判明、ベイフロント・パーク辺りの上空のようです。
アメリカにおける沖縄というか常夏のリゾート地ですね。ハリケーンも多そうですけど。
後日同じくマイアミの同スポットからの夜景バージョンも発見できました。多分撮影者は同じなのでしょうね。
(※後日、下記「名古屋」に変更された模様です)
ブルノ(チェコ)
東欧の歴史ある街からの登場。
画像検索ですぐそのものな画像が「Bílá hora(ビーラー・ホラ/現地語で”白い山”の意味)」という名前で出てきて、チェコの首都プラハにある古戦場の丘らしいとの情報でしたが地図を見ると景色が一致せず…?
実はチェコに「Bílá hora」は二つあったという落ちでした。
チェコ第二の都市だそうですが欧風の赤い屋根の家々の景色がのどかで良いですね。
しかしながらワールドのテーマである大阪とは全く関係ない場所でした。
ベンチに座ってる人が学生さんっぽいのでもしかすると大阪そのもの…かと思いきやそういうこともなく。
ヘンゲロー(オランダ)
これもカミさんがBoothで販売しているスカイボックスですね。
③で紹介したグラスゴー共々日本人作者のワールドに最近よく使われている印象です。
あまり大きくないオランダ東部の地方都市ですが現代では高速鉄道の止まる駅を中心に発展しているみたいですね。教会も印象的な欧風の街の夜景といった佇まいです。
ケープタウン(南アフリカ)
③で紹介したアフリカ唯一の登場地から二カ所目のエントリー。
一か所目のフィッシュ・クック海岸とはほど近い景勝地なので撮影者は同じかもしれません。
そのままだと遠景の海岸の街のみと難題でしたが、後ろ側に特徴的な砲台跡があったためその画像から「Scala Battery」という史跡兼展望台ということが判明しました。
更にケープタウン三ヶ所目を発見。
これまでは街の南側郊外の保養地でしたけど、こちらは街に近い北側の公園「グリーン・ポイント・パーク」。
奥側に見える特徴的な形の岩山「ライオンズ・ヘッド」が決め手でこれに使われたスカイボックス素材(HDRI画像)そのものがヒット。
配布元が発見できた稀有な例となりました。
そして予想通りこれまで出てきたケープタウン周辺のスカイボックスも同じ撮影者さんから配布されていた模様です。他にも目にしたことのあるスカイボックスがちらほら?
名古屋(日本)
久々に日本よりエントリー。久屋大通公園を見下ろす名古屋タワーからの夜景のようです。
以前別のワールドでも使われていたのですが非公開ワールドとなっていたため今回このワールドで復活といったところでしょうか。
横浜(日本)
横浜ランドマークタワーでは?と思いつつ目立った日本語が見当たらず半信半疑で調べましたがやはり横浜でした。グランモール公園のオブジェも細かいスポットの決め手ですね。
ホテルのロビー風の海外ワールドなのですけど普通に日本というパターン。確かに横浜はそういうイメージがありますけど。
ソルト・リバー・フィールズ(アメリカ)
と場所の名前を言ってもよほど詳しい人でないと分からなさそう。
アリゾナ州フェニックスの東にある野球場で正式名称「ソルト・リバー・フィールズ・アット・トーキング・スティック」。
特定の球団の本拠地ではありませんが、春季キャンプによく使われる複合施設とのことで日本ハムファイターズも利用したことがあるとのこと。
画像検索では「野球場」という所が先行してしまい中々一致しませんでしたが、内野側の屋根と複数あるサブ球場が特徴という事でここと判明しました。ショッピングモールにも隣接していたり、一帯はフロリダと並んで避寒の別荘地ともされているとか。
ちなみにワールドはビリヤードの試合会場という設定なのですが、実際にプロビリヤード北米大会がアリゾナ州ツーソンで行われているそうでそれにちなんで近郊であるこのスカイボックスが選定されているのかも。
グローセル・モースシュトック(イタリア)
これも名前だけだと分からなさそう。アルプス山脈南東部イタリア側にある標高3,059mの山でその山頂からの景観になります。
360度アルプスの山々に囲まれ麓まで見下ろせる絶景ですね。
最近お世話になっているGoogle画像入力検索ならこうした建物がない自然地形でも行けるのでは…と思いましたが流石に山の稜線だけでは大体と目星をつけたアルプス周辺だけでも候補が多すぎて特定に至らず。
あと自然風景系だと結果が日本国内のものに偏りがちなのですよね。
はたと困ってよく観察すると真下の山頂に「Summit Cross」と呼ばれる欧米などで山頂に立っている十字架のオブジェが。
その形がユニークであったためSummit Crossの画像を逐次調べたところ一致するものがヒット、その候補地点でのストリートビューによる景色も一致したため同定としました。最近のうちでは結構難問でしたね。
シュパイヒンゲン(ドイツ)
これも地名だけでは分からな(以下略)。
ドイツ南西部の人口1万3千人ほどの村でこれと言って名勝や観光地とかでもない場所のようです。
写真の通り野原の遠くに建物が一つちょこんと見えてるだけと一見無理ゲーのような問題でしたが、ダメ元で画像検索をかけると幸運にも一致する建物が。村東部の丘にある教会堂とのことです。
ヨハネスブルグ(南アフリカ)
広場の周りに林と普通の民家のみでしかも夜間。
これだけだと全く特定のしようが無さそうですが上記ケープタウンのスカイボックスと同じ撮影者がアップロードしている中にこれもあって、それの記載からここと判明しました。街のやや郊外のようですね。
このワールド以外でも複数回見かけており、静かな夜の郊外な地上スカイボックスとして多用されてます。由来の地名を聞くとインターネット的には治安が悪そうで恐ろしい雰囲気を醸し出してしまいますが…。
以下新個体発見・判明次第また追記していきます。
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