スカイボックスここどこ?⑥
VRChatのワールドの背景として使われる「Skybox(スカイボックス)」の場所を特定してみた集、その⑥です。
前回はこちら。
カストロバレー(アメリカ/カリフォルニア州)
建物が多く決め手がありそうで、中々難易度が高かったものです。
植生や住宅地の様子からカリフォルニア州辺りではないかと当たりは付きましたが画像検索では中々一致せず。高速道路沿いをしらみつぶしに探すも似たようでそうでないものばかり…。
かなり長期の問題でしたがフォロワーさんよりここと特定したという話が来てようやく。別件でも回答をくださった方でもあり大変ありがたし。
ケープタウン(南アフリカ)
過去のまとめに登場したヨハネスブルグなど南アフリカ周辺のスカイボックスを作成している方と同じ作者さんのものです。
上記画像検索で観光系の写真と一致、ケープタウンの名所である岩山「ライオンヘッド」が今回も写ってますね。
ウィーン(オーストリア)
オーストリアよりは初の登場。
こちらに関しましては地名を示した上で高解像度スカイボックスの眺望を楽しむ主旨のワールドでしたのですぐにわかりました。
ワールドタイトルはウィーンのドナウ川沿いにある展望台「ドナウ・タワー」より。位置的にもそことほぼ一致してます。
莫干山(中国/浙江省)
一見目立った目印の無い山だらけと難問そうですがこれも名所紹介的なワールドでありタイトルそのままの場所でした。
私はその名を知りませんでしたが中国では冷涼で風光明媚な避暑地として有名らしく、古くより各国の別荘も立つ名勝であるとか。見た目だけでも日本アルプスをほうふつとさせる綺麗な山並みです。
西湖(中国/浙江省)
これも上に同じくワールドタイトルそのままの位置。この手のスカイボックスがユニークなワールドを上げる人は複数のワールドでそれをしてる傾向がありますね。素材入手からの必然でしょうか。
隣接する杭州市の中心部からはほど近いので現代的な街が間近まで迫っておりあまり秘境という感じはしないながら、古くから「西湖十景」と呼ばれるほど伝統的な名勝であり「杭州西湖の文化的景観」として世界遺産にも登録されています。
ミンスク(ベラルーシ)
昨今のニュースで国名は知りつつもやや馴染みのない都市からも。
今では独立してますが旧ソ連の影響も強く伝統的な建物も残るというベラルーシの首都・ミンスクの中心部にほど近い場所です。特定としては手前側の扇形の建物からの画像検索で現地のホテルと判明しての、でした。
厳島(日本/広島県)
久々に日本より。植生や街の遠景から何となく日本っぽいとは思いましたが画像検索にて観光系のサイトでのほぼ同じアングルの写真がヒットし同定に至りました。
宮島とも呼ばれる広島県の名勝厳島の山上よりの風景です。よく見ると麓の海上に厳島神社の大鳥居が写ってますね。
ランドバーグ(南アフリカ)
薄暗く手掛かりになりそうにない民家の影より他は送電鉄塔ぐらいしか映ってない…GeoLocatorみたいなストリートビュー地名当てクイズで出たら「こんなもの分るか!」とぶん投げそうな難問です。
が、ダメ元でGoogle画像検索にかけたら日本の普通の送電鉄塔に交じって『南アフリカの電力事情』なるニュース記事が。比べて見れば形が似てそうなのと、写真の雰囲気から過去の「スカイボックスここどこ」にも何回か出てきた南アフリカ周辺で多数のスカイボックスを作っている方のものではと推測。
探してみれば同じ地点からと思われるスカイボックスを見つけて一件落着…しませんでした。何故ならタイトルが「Spruit Sunrise」とあるだけで説明がなく、”Spruit”も現地では小川や運河という意味で具体的な地名ではない。
これもダメ元で「Spruit south africa」で検索するといくつかの候補の中で「Braamfontein Spruit」のWikipedia記事に現地の写真として多数の送電線と共に写っている写真が。
上の写真には四本の鉄塔と共に送電線も多数あり、これと小川の経路が一致する事はそうそうなかろうとその小川の沿線を調べてみることに。
その結果川の途中にある公園「デルタ・パーク」の東北端辺りである事が判明しました。偶然の連続の割と奇跡でしたね。
ゴールデンゲート・ハイランズ国立公園(南アフリカ)
これも難問パターン。
しかしやや特徴的な岩山の風景を検索するとどうも前問と同様南アフリカ周辺の画像が候補に。その中の一つに似た風景を映す旅行記的記事が見つかり、出ていた地名を検索するとここにたどり着きました。
南アフリカは素材提供が多い感じなのでしょうね。
ブリズベン(オーストラリア)
オーストラリアより久々の登場。南東部の都市ブリズベンよりストーリー・ブリッジの見える夜景の風景が美しいスカイボックスです。
これは画像検索で割とすんなり見つかりました、ワールド作者さんの定例から行くとなんとなくイギリスっぽいかなと思いましたが雰囲気は似れどこちらでしたね。
今回は以上です。
前回までに大体調べつくしたかと思いきやまだ出てくるものですね。
一定量溜まったらまたレポートしようと思います。
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