スカイボックスここどこ?その⑤
VRChatのワールドの背景として使われる「Skybox(スカイボックス)」の場所を特定してみた集、その⑤です。
前回はこちら。
広州(中国)
記事冒頭写真も参照です。灯り煌びやかな高層ビル群、はいはいまた香港ね…と思ったら違う所でした。目立つのはやはり写真の高さ600mのテレビ塔「広州塔」でしょう。それを中心とした街の夜景も綺麗ですね。
都市圏人口としては2100万人を誇る上海に続く中国第二の大都市だそうです。恐るべき中国の経済発展…でも香港とここの他は上海ぐらいしか出てないのですよね。まだ他の都市も素材的には隠れているかも…?
シアトル(アメリカ)
まぁここはワールドのタイトルそのものということで出オチみたいなものですが。ワールド的にもこのスカイボックスの中に簡素な街のジオラマと塔「Space Needle」のモデルがあるだけ。雰囲気を楽しみましょう。
追記:後日テトリスが追加されてました。現地との関連は謎です……
リスボン(ポルトガル)
これもワールドタイトルそのままですね。市の代表的な観光地で宮殿跡であるコメルシオ広場という場所です。
上記のシアトルと同じ作者さんのワールドでこちらはポルトガルに関するちょっとした名物や記述も。ポルトガル集会の会場のようなもの?
ポルト(ポルトガル)
これも同じくChuck Altspaceさんの世界紀行シリーズ、「port」なので船の港…でなくポルトガル第二の都市ポルトのスカイボックスを行く飛行船がモチーフのワールド。恒例に都市名がタイトルに入っているので分かりやすいですね。
クラシックな建物が多い事から分かるように同国でも古く歴史のある街であり、ポルトガルの国名の由来でもあり名産ポートワインの名前の由来であったり存在感のある街です。
バルセロナ(スペイン)
またまたChuck Altspaceさんの作品。バルセロナとしては2回目の登場、今回は航空写真らしくかなり上空から街の全景が見渡せるスカイボックスです。
ワールド本体はカフェのある街角が置いてあり、大枠のスカイボックス以外に各地名所の360度写真も飾られている観光的風味のあるものになってます。
ハンブルグ(ドイツ)
地上の街並みタイプのスカイボックス。
特定としては写真の広場にある噴水から一致する候補が出ました。市の代表的な公園・観光地として知られる「Hansaplatz(ハンザ広場)」という場所だそうです。
19世紀に作られた高さ14mの噴水を中心とした広場は時代時代で整備され市民の憩いの場となっています。近年ではお洒落なカフェやレストランなどが立ち並ぶ名所となっているそうでワールドの雰囲気との相性もいいですね。
ベルリン(ドイツ)
何ヶ所か登場していたドイツから首都ベルリンも登場。
こちらも地上の街並み型のスカイボックスです。
特定としては特徴的な対岸の建物の検索からでした。美術館か何かのような現代的で独創的な建物ですがその正体はなんと連邦政府庁舎。
ヨーロッパと言えば伝統的な街並みを連想しますが、中々に意外です。
聞くところによると東西ドイツ統一後に改めて政府機関の建物を新設したり移転したそうなので全体的に新しい建物が多いみたいですね。
しかしこの辺のお堅い建物がこうお洒落だと「税金が…」とか言われそうではあります。
東京(日本)
東京としては4カ所目で久々の登場です。
一見して日本っぽいものの東京の目印である東京タワーは見当たらず、しかし遠くにスカイツリーらしきものは見えて…?
というやや謎な次第でしたが真下付近にはお寺(増上寺)があったり「芝学園」の文字も。よく見ると対面のビルに赤く輝く東京タワーが写っているのですよね。つまりこのスカイボックスが東京タワーからの眺めであったと。
お部屋としてこの夜景を360度見渡せるのはかなり贅沢ですね。視点が高いこともあり海側はレインボーブリッジまで見渡すことが出来ます。
シャーロット(アメリカ)
アメリカはノースカロライナ州にある大都市ですが日本ではそこまでなじみがない感じですね。
画像検索による同定の決め手となったバンク・オブアメリカ本社ビルをはじめとした高層ビルなどが立ち並ぶ金融都市だそうで夜景は見事です。
ロンドン(イギリス)
こちらも久々にロンドンとしては四ヶ所目の登場。ここ以外でもオフィス系のワールドはユニークなスカイボックスが使われやすい傾向がありますね。
リアル系で行くならリアルな都市をといった感じでしょうか。
川沿いの大都市・二階建てバスや観覧車などの特徴からまずイギリスのロンドンであろうと推定。これまで特徴的であったビル「ザ・シャード」が建設前の年代の写真であるものか見当たりませんが画像検索でもロンドンであるとの結果でしたからそこで位置を詰めていきました。
しかし地形が微妙に一致せず……?とよく見てみるとこれ、写真が左右反転してるのですよね(時計の文字盤で判明)。ぱっと見では全然違和感がないのでちょっと戸惑いました。
ドゥルラ・アルム(イタリア)
フォトグラメトリで撮影された山小屋(名称:ドゥルラ・アルム)一帯と現地のスカイボックスからなる景観ワールドです。
自然山岳という事で難航も予想されましたが、山小屋の建物の画像検索でそれそのものが出て周囲の地形も一致と比較的楽に同定できました。
その④で取り上げた「グローセル・モーシュトック」山頂とも比較的近いので撮影者も共通しているのかもしれません。
キーウ(ウクライナ)
東欧からもまた一か所登場。川沿いの同都市中心地、寺院などが多くあるエリアのようです。
ワールドとしては韓国のISEGYE IDOL所属元の事務所なのですが、なので特に韓国のスカイボックスという訳ではなく…?
現在までには以上です。また追記していきます。
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